まだノベライズ買ってない(そのうち買う)からもしかしたらそちらにはきちんと収録されているのかもしれない(ノベライズ担当の原作者令丈ヒロ子は内容を大幅に変えてしまったと脚本の吉田玲子に謝ったらしいので入ってないかもしれない)が、みんなピンふりピンふり言う割に名言をネットに残していない。名言好きっていう属性は事前告知チラシにもピンふりのプロフィールとして載っているが映画「若おかみは小学生!」でピンふりは4つしか偉人の名言を喋っていない。
「私はこの社会に いやこの宇宙に衝撃を与えたいの」by スティーブ・ジョブズ
「夢見ることができれば、それは実現できる」by ウォルト・ディズニー
この中で世の中(≒ネット)にある言葉そのままなのは一番最後のディズニーのものだけである。ヘロトドスのものは若干言い回しが違う。トルストイはこの名言そのものがあまり広まっていない(≒検索しても見つからない)。スティーブ・ジョブズの名言も前半はジョブス自身が言ってるわけではなさそうだ。ただそれだけに、ピンふり本人は自分の言葉を言いながら偉人の名言を思い出しているのではないかとも思われる。ちなみに4つの名言のうちヘロトドスを除く3つまでがおっこに対して使われた言葉であり、もてなしに行くおっこを送った際に励ましに使ったディズニーのものを除く2つは学校の教室で話している言葉である。「わたしは普通ってものに埋もれたくない」と言って「時と場所にふさわしい衣装」なるものを否定した割にはTPOには敏感とも言える。なお「普通」という言葉に関しては関峰子もまた「普通なんて曖昧なものさしでお客様を計ってはいけない」と否定している。花の湯温泉でおかみとして働くには「普通」に反するこだわりは必須のものなのだろう。