松浦晋二郎ブログ

民事訴訟は私人間の権利義務を私的自治の範囲内で自由に処分する場であり学問上の真理を確定するための場ではないので民事訴訟と学問上の真理確定とは無関係である。従って自己の著書論文に多数の学問的間違いを書いている学者が、自己の著書論文の学問的間違いを指摘した相手のことを恨み、名誉毀損を理由に民事訴訟で当該相手を訴えて恫喝し無理やり相手に「謝罪文」を書かせてみても学問上の真理を自己に有利に書き換えることは不可能/東大文学部卒業。同志社ロー修了/行政書士試験合格/連絡先ivishfk31@gmail.com

千田有紀氏の2018年10月15日付ツイートに対して厳重に抗議します。

千田有紀氏はツイッターアカウント「千田有紀」トップページに、2018年10月15日付ツイートで私の実名を記載の上「博士論文や著作の事実無根の名誉棄〔ママ〕損をされたので、東京地裁に提訴しました。」云々、と書いていますが2018年1月以降、現在(2018年10月16日)に至るまで、私が千田氏から民事訴訟を提起された事実はありませんし、私が千田氏に「謝罪文」を書いた事実も「和解金」を支払った事実もありません。

私に対する名誉毀損ツイートです。

千田氏に対して厳重に抗議します。

 

2017年4月末に私は千田氏から民事訴訟を提起されましたが、当該訴訟は千田氏の訴え取下げにより2017年5月に終了しています。この訴訟はとっくの昔に終わった過去の訴訟であるので2018年10月15日にもなっていまさら新たに千田氏のツイッターアカウントの「トップページ」で「固定ツイート」でツイートするべき内容ではありません。しかも千田氏の上記2018年10月15日付ツイートは千田氏が私を何年何月何日に訴えたのか、などの法的事実関係(年月日)についての記載がないので閲覧者には2017年4月末に提起され同年5月に終了した訴訟について記載されているツイートであるとは、文面だけからは、判読、特定することが全くできません。

 

千田氏の上記2018年10月15日付ツイートは千田氏が私を何年何月何日に訴えたのか、などの法的事実関係の年月日についての記載がなく、あたかも2018年に入ってから千田氏が私に名誉毀損訴訟を提起したかのような重大な誤解を閲覧者に対して与える書き方になっています。このツイート自体が私の社会的評価を低下させる内容であり、私に対する名誉毀損です。大学教授ともあろうものがなぜこのような重大な誤解を招く書き方をするのでしょうか?他人との間の法的事実関係について記載する際は相手方の人権に配慮し年月日を正確に記載するのが当然です。千田氏は法的事実関係について一人でも多くの閲覧者に重大な誤解を与えるために故意に年月日を省略してツイートしているとしか考えられません。

 

千田氏は日頃からツイッターは議論に適さないので自分はツイッターでは議論はしないと繰り返し述べています。その意味は要するにツイッターでは140字の字数制限があり正確な議論ができないという趣旨でしょう。そうであるなら、千田氏は他人との間の法的事実関係についてもツイッターで意図的に年月日を省略した、不正確な、閲覧者に重大な誤解を与えるツイートをするべきではありません。千田氏は、ツイッターは議論に適さない、と言いながら、自分と他人との間の法的事実関係については意図的に年月日を省略して、あたかも訴訟提起したのは2018年に入ってからであるかのような重大な誤解を閲覧者に対して与えるツイートをするところに千田氏の悪意があります。要するに「自分が実際に訴訟提起したのは2017年4月末で、訴訟は同年5月に訴え取下げによって終了したけれども、すべて2018年の出来事であるかのように閲覧者が誤解するツイートをしておいてやったので松浦は今後、閲覧者に大いに誤解してもらって大いに苦しむがよい」ということのようです。千田氏がこの手口を使えば2019年も、2020年も、2021年も、未来永劫、私は、毎年、毎年、千田氏に訴えられて謝罪文を書いた人になってしまいます。聞くところによると千田氏には顧問弁護士がいるそうですが、当該顧問弁護士は、千田氏に対して一体、どのような法的アドバイスを行っているのでしょうか?

 

そもそも上記2018年10月15日付ツイートに添付されている私の「謝罪文」は2017年4月の訴訟の中で、私が自分の旧ブログ「総合研究所」に2週間だけ継続して掲示すれば千田氏が訴えを取下げる旨、千田氏と私との間で「訴え取下げの合意」を締結した際のものです。文面は千田氏側が用意したものです。当該「訴え取下げの合意」の中では、(1)即座に私が千田氏側に30万円を支払い、(2)旧ブログ「総合研究所」に2週間だけ継続して「謝罪文」を掲示すれば千田氏が訴えを取下げ、かつ、私の氏名も公表しない、という合意がなされました。私は当該合意内容に基づき上記義務を完全に履行しました。従って現在、千田氏が自己のツイッターアカウント「千田有紀」トップページ上に私の許可なく私に無断で私の「謝罪文」を私の実名を記載して掲示し続けているのは上記「訴え取下げの合意」違反です。この合意違反行為を千田氏は2017年11月3日から現在までずっと行い続けています。もう1年近くになります。この点だけでも私が千田氏を訴えれば勝訴できるレベルの事件です。この点は過去記事でもすでに触れたとおりです。今回の2018年10月15日付上記ツイートは千田氏が2017年11月3日付ツイートを削除して2018年10月15日付の新たなツイートに変更したにすぎません。つまり千田氏の上記合意違反行為は2017年11月3日以降、現在までずっと続いているのです。千田氏は2018年10月15日付上記ツイートを直ちに削除すべきです。このような卑劣な行為を行っている大学教授は日本中探しても千田氏だけです。どうやら千田氏の意図は、一度でも自分の著書、論文、ツイート、新聞記事を批判した人間は千年先まで許さない、社会的に抹殺して、根絶やしにしてやる、ということのようですが千田氏の言う「女の論理」とはこんなものだったのかと思うと、同じ卒業大学の後輩としてとても残念です。

 

しかも2017年1月以降私が千田氏から受けた多くの名誉毀損について一度も千田氏は私に対して謝罪していません。この点もすでに過去記事で書いたとおりです。

千田氏に対して厳重に抗議します。

 

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