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【芸能・社会】

岡田准一「白い巨塔」の財前役 テレ朝60周年記念5夜連続ドラマ

2018年10月18日 紙面から

財前五郎役を演じるV6の岡田准一

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 アイドルグループ「V6」の岡田准一(37)が、テレビ朝日の開局60周年を記念した5夜連続の大型スペシャルドラマ「白い巨塔」(来年放送)に主演することが決まった。同局の5夜連続ドラマは開局45周年の2004年に放送された「弟」以来15年ぶり。また、岡田のテレビドラマ出演はTBS系「図書館戦争 BOOK OF MEMORIES」以来3年ぶりとなる。原作はシリーズ累計600万部を突破した山崎豊子さんの不朽の名作。財前五郎役で岡田が医者役に初挑戦する。

 「白い巨塔」は1966年に故田宮二郎さんの主演で映画化され、78年のフジテレビ系連続ドラマ版でも財前役を演じた。同局では03年にも唐沢寿明(55)の主演で2クールにわたって放送され大ヒット。07年には韓国・MBCでもリメーク版の連ドラが放送されるなど、多くの人に愛され続けている。

 財前は大阪・浪速大学医学部第一外科の准教授。腹腔(ふくくう)鏡のスペシャリスト。自身の才能に絶対的自信を持ち、現職の東教授の退官に伴う教授選になりふり構わずまい進していくが、その野心と傲慢(ごうまん)な態度に反感を持つ者も多く、同期のライバル・里見とはことごとく対立する。

 今作では物語の設定を原作の昭和30年代から2019年に置き換え、現代の医療界を舞台に、大学病院で繰り広げられるし烈な権力争いと腐敗、そして命の尊厳をテーマとして描く。阿部寛主演の映画「のみとり侍」などを手掛けた巨匠・鶴橋康夫監督がメガホンを取る。

 原作にもある財前の「たくましい体躯(たいく)」「精悍(せいかん)な顔つき」という表現がまさにぴったりな岡田は「『やるからには財前五郎を味わい尽くそう』という気持ちで、監督を信じてついていきたいです」と並々ならぬ決意をにじませた。

 里見や東教授、財前の妻や愛人ら主要キャストは後日発表される。「撮影は始まったばかりですが、現場はとても楽しいです。難しいシーンばかりで気が抜けないのですが、他の出演者の方々もどんな芝居をするのか模索されたり、楽しみながら撮影に臨んでいらっしゃるのを感じています」と岡田は語る。

 その上で「『白い巨塔』という作品を制作することも、僕が財前五郎という人物を演じることも、“今やること”に何らかの意味や意義があると思います。それを探し、見つけながら監督はじめ、みんなでエネルギーをぶつけて『白い巨塔』と戦っていますので、ぜひ出来上がりを期待してお待ち下さい!」とコメントを寄せた。

 

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