秋は駅からハイキングの開催日がめちゃくちゃ重なる週末が多くあります。10月は特にそう。ただ、そこからどこをピックアップするか、そんな楽しみもあるのかもしれません(みなさんも駅からハイキングのサイトチェックしてみませんか?⇒リンク)。


 沢山ある選択肢、都心部にも生きたいところが多数あったのですが、最近あまり歩けていなかった大田区をチョイス。大田区といえば、町工場や商店街というイメージを持っているのですが、果たして歩いてみるとどうなのか、わくわくしながら、品川駅から京浜東北線へ乗りました。

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(駅からハイキングパンフレットより引用、コース概要)

駅からハイキング開催期間(2018年10月10日(水)~10月16日(火))
所要時間:約3時間(施設での見学時間等を含む)
歩行距離:約9.5km
訪れた日:10月13日(土)

では、今日も宜しくお願いします!
 
 

1.蒲田駅スタート、駅周辺と車両基地



 蒲田駅へ到着したのは9時40分ごろ。私たちにとっては比較的早いほうの到着になりました。というのも朝ごはんを近くのパン屋さんで食べる目的があったんですけどね(リンク)。少しルートから外れてしまうこともあり早めの到着となりました。


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(駅構内のいろんな場所にポスターが貼られていて参加者としてはうれしい演出でした。)

 駅ハイの受け付けは中央改札横。毎回どこかなぁーと予習不足に悩むので本当は確認するとよいんですけど、だいたいの場合、案内図があるので安心してとりあえず駅に向かったりしています。

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 今回も案内矢印に導かれて受付を発見。改札横で非常にわかりやすい位置にありました。周りには早くも参加者がちらほら。そこまで多くはありませんでした。受付時間がうまくばらけているかんじでしょうか。
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 西口方面へ向かい、表へでると蒲田駅が一望できます。しかも駅前広場もきれいになっていますね。去年この辺はずーっと工事だったので改めてみるといい広場だなと感じられます。

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 各商店街へと広がる駅前の広場。東急もJRもきれいな駅ビルなんですよね(テレビでの取り上げられ方が微妙に街の面白いほうに走っているものを多く見てしまうので、毎回ギャップに思います)。


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 さて、そんなこんなで高架横の蒲田東急駅前通り会(バーボンロード)を通り抜けます。駅前だけあってにぎわっているかと思ったらこちらは夜にぎやかになりそうな飲み屋街でした。ただ、一部の方は朝のみをされていました♪夜勤の方でしょうか、お疲れのいっぱいはおいしそうでした。それとお店から垣間見られる楽しそうな笑顔が印象的でした。

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東急駅前通り会、区画によって呼称が違うので待ち合わせのしやすいかも)

 場合によっては一本右のサンライズ蒲田というアーケードを通るのもありかもしれません(ほんの少しだけ遠回りですが、日中はにぎやかです(*´ω`))。


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(蒲田は色んな電車のターミナル駅となっていて便利な土地です(*´ω`))


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(通りの左右をとればよかったなぁと反省、次回の写真の参考にします><)

 東急の線路をまたぎ、しばらく進むと環八。この道路を越えると住宅街という感じでしょうか。そして、しばらく道沿いに進むと見えてくるのが第一の観光ポイント①大田運輸区(車両基地外観)です。


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これまで多くの京浜東北線を一同にみたのははじめてかも。本当荘厳です。

ちなみに大森、大井町、大崎はなんとなく見たような気がしますが、こういう風にテーマを与えられないと、ふーんと見過ごしてしまう残念な人です><ただ、今日はテーマを与えられているのでこういう景色も十分観光スポットとなりますよね。

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塀が網フェンスとなっているので、網の間から写真を撮りました(この光景は我ながら、滑稽です><)まぁ、それはお許しを。もちろん、網から手を出したりはしません。周りを見ると道路越しに撮る人、レンズを網間から出している人、いろんな人がいました。この人間観察も面白いのかもですね。

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(より車両の近いところだと、迫力が増しますね~。ただ、私のスマホだと近づきすぎるとズームが苦手、そろそろ買い替えどきですね~)

写真を撮ってこのときは満足したのですが、戻って記事をまとめようとすると遠方からのものもとっておけばよかったなと思ってしまいました。まぁ、それは次回のお楽しみにしたいと思います。とにもかくにも一個目の観光ポイント、①大田運輸区(車両基地外観)でした。



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なみに区民センター横には六郷用水に関する説明が書かれた碑がありました(特にこの辺で用水路が大きくうねっていたため、蛸の手と呼ばれていたそう。)。

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 そしてぐるっとこの車両基地を回って再び線路沿い(今度はJR)を歩いていくと見えてくるのが、次の観光ポイント②西六郷公園(タイヤ公園)です(この公園、朝ごはんを食べたトーチドットベーカリーか(リンク)ら真っ直ぐ進んだところにあったのにはびっくり。これは記事を書いているとき、google mapを眺めていた結果、わかったことです><ちなみに、私たちは朝ご飯を食べてから律義に駅まで戻って再スタートしていますw)。


 ちなみに駅ハイの配布マップの西六郷公園(タイヤ公園)に関する説明は限定的です。また、周囲にはなぜこのような公園になっているのかが不明でした。

 こういうときは調べるに限りますね~。日本の特別地域 特別編集37 これでいいのか 東京都 大田区 第2弾 [Kindle版] によると、この公園が開園した1969年当時、それまで大田区の荻中公園にあった、タイヤで遊ぶコーナーが人気であったことから、この公園ではあらゆる遊具をタイヤで製作することになったそう。現在は約3000のタイヤによって怪獣やピラミッドに模されているとのことでした。

 個人的には工業街、大田区との関係があるのかとひそかに楽しみにしながら調べたのに、あまり関係なくがっかり(まぁ、そんなもんですよね~w)。

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(中央のモニュメント、オフィシャルには大きな怪獣、もしくは恐竜となっているのですが、通称ゴジラと呼ばれているそうw色といい、よくわかりますよね。)


 でも、そういえば確かに昔訪れたことのある近くの公園の一つには大きなタイヤが置かれているところがあったような。。。ただ、これといって思い出せることもなく、今近くの公園を訪れてもあまり見かけなくなりましたね。公園にも流行り廃りがあるんでしょうか、なんて思ってしまいました。

次の章ではこの公園をぬけたところからスタートですε≡≡ヘ( ´Д`)ノ


■参考になるかもしれないリンク集
蒲田バーボンロード(蒲田西口商店街サイト):リンク 
サンライズ・サンロードの地図(商店街のショップ一覧):リンク
西六郷公園(大田区サイト):
リンク

2. 住宅街と商店街を抜け、多摩川へ抜ける



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(真っ直ぐ敷かれたレール、ここを京浜東北線や東海道線が通ります)

 さて、西六郷公園(タイヤ公園)を抜けると線路を越える大きな陸橋を越えることとなります。一部の人はシャッターチャンスをうかがっていましたが、私たちはまた次回の回に託そうと思い、先に向かいます。


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(焼き鳥屋さんやお惣菜屋さんで軽食なんかもよいですね)

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お買い得品がたくさんあった八百屋さんの周りは人だかりがすごかったです。

 少し住宅街を通ると見えてくるのが雑色商店街です。名前のとおり、雑色駅が近くにあることがわかりますね

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 「雑色」という名称は、鎌倉から室町時代、宮中の雑役の役目をしていた役人たちのことを指し、この雑色衆がこの一帯に多く住んでいたため、この辺の村落を雑色村というふうに呼ぶようになったといわれています。ちなみに豊島区雑司が谷も、元は「雑色が谷」だったともいわれています。

 明治末期になると雑色村は、六郷村(現在の仲六郷)に編入されたため、この地名は駅名と連なる商店街に残るのみとなっているようです。こういうエピソード、日本全国に残っていますが、なかなか面白いですよね。

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 さて、そんな雑色駅、改装されてきれいな駅周りになっています。以前はもう少しごちゃごちゃした感じがしたのですが、インフラもどんどん改修が進んでいく時期なんでしょう。駅周りはにぎわっていますが、すぐ第一京浜にあたって、そこで少し、空間的に断絶されている感じがします。まぁ、大きな道路があるところはしょうがないですね。


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 ある意味見所ともいえる、オーケーストアサガン店が雑色にはあります。オーケーストアは関東を中心に展開しているスーパーで、コスパのとても高い商品ラインアップを得意としています。ちなみにオーケーストアで提示をすると割引サービスが受けられるオーケークラブの会員数は2018年3月時点で444百万人にのぼるとのことです(オーケー沿革)。

 スーパーの周囲に、そこまで大きな建物がないので存在感がすごいんですwちなみに、以前オーケーストアの本社はここにありましたが、現在では横浜へ移転しています。

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 第一京浜を超えると、少し落ち着いた商店街。名前は水門通り商店街。次の目的地がこちらだと安心できますねw
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(パンが所狭しと並んでいるパン屋、時間帯によっては混んでいるそう)

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(入口があきっぱでにぎやかな声が漏れていた喫茶店ドリーム)

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(喫茶店も焙煎所も多くて、コーヒーが街並みに溶け込んでいました。)

 この商店街も、前の商店街も思うこと、八百屋やお肉屋さんも確実に営業していて、また喫茶店やパン屋さんが多いんですよね。日常使いのお店がたくさんあるということはそれだけ、通われている方も多いんでしょうね。また、喫茶店には多くの人が立ち寄っていて談笑の声が漏れ聞こえてきました。

 本当なら、一店くらい立ち寄りたかったのですが、朝ごはんでおなかがいっぱいだったのと、曇り空から今にも雨粒がふってきそうだったので断念しました。
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ちなみに水門通り商店街のはしのほうにある穂寿庵本店できりもち(300円)とおかき(100円)を購入。穂寿庵はデパートや高級スーパーにも卸している有名メーカーだったりします。その穂寿庵の工場が隣にあって、ここでは一部お買い得品を販売しているようでした(*´ω`)

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(近くに工場があって、その実店舗というかんじですね(*´ω`))


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(おかきはさくさく、お餅は伸びとこし、両方が感じられるおいしいものでした。そのほかにもお買い得な商品が多かったですよ。ラベルはありませんが、しっかりした品質です(*´ω`))


■参考になるかもしれないリンク集
雑色商店街(オリジナルサイト):リンク 
水門通り商店街(facebook page):リンク

穂寿庵(コーポレートサイト):リンク




3.六郷水門と多摩川色々



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 水門通り商店街を過ぎ、公団住宅を左手にして現れるのが、南六郷緑地です。ここには次のポイントにもなっている六郷水門の説明看板もあります(水門の近くは立てるところがなかったんでしょう。)。

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(六郷水門の概要については下のほうに書きます。)


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 また、のんびりをすごしやすい休憩ポイントにもなっています。しばらくたたずんでいると少し涼しい風が頬をなでていって気持ちよかったですよ。


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ちなみに少し手前、南二和児童公園でPokemon Goのミューツーが現れ、しばしルートから離脱。18人で共闘して、無事倒せました~(関係ないのですが、まぁ、書いておこうかなとwでも小さな文字で目立たないようにしてみました。。><)。


しばしの脱線から、再び戻って、南六郷緑地を通り抜けます。ここを抜けるとすぐに多摩川の土手です。



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(水門が開いていますね。HPによると故障して開閉できない期間もあったとか。)


多摩川土手にのぼると姿を見せるのが六郷水門
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土手からみえるのはちょうど裏側になっちゃうんですよね。なので、ほんの少しだけ、川辺のほうへ下ります。

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■六郷水門
住所:東京都大田区南六郷二丁目35番
建設:昭和6年(1931年)
経緯:多摩川の治水奉行小泉大夫吉次(こいずみじだゆうよしつぐ)によって、慶長2年(1597年)から15年にかけて開削された農業用水路が六郷用水です。現在の狛江市泉から取水し、当時の世田谷領(狛江市、世田谷区、大田区の一部)六郷領(大田区)全長30kmにわたって流れていました。この用水路は、田畑に水を供給しつつ、多摩川への再排出する役割を果たしつつ、たい肥や雑貨類の運搬にも利用されていたとのこと。

 昭和に入り、六郷地区の人口が急激に増えると、それに伴って生活排水が増えました。一方で、田畑は減少し、大雨時は多摩川へ排出しきれずに浸水する地域が広がってしまいました。また、六郷用水へ多摩川の水が逆流することも生じてしまっていたことから、排水口を広げ、必要に応じて多摩川と六郷用水を遮断する水門の必要性が高まり、昭和5年(1930年)に当時行われていた大規模な多摩川改修工事(1918-33)の一環として六郷水門の工事が行われました。設計技師は不明ながらも、新技術である金森式鉄筋レンガが使われ、脚光もあびる水門となりました。

 翌年、昭和6年(1931年)に六郷水門が竣工して以来、下水道が普及するまで六郷用水の末流をはじめ、六郷や池上、矢口、羽田の一部の地域の生活用水の排水を処理しました。しかしながら、高度経済成長期に入り、六郷地区の人口がさらに増えると、この水門からの自然排水では対応しきれなくなり、昭和47年(1972年)、新たにポンプの圧力によって強制的に排水できる六郷ポンプ所排水樋管が東京都水道局によって設置されました。また、下水道の整備も進むと六郷水門はその機能を保ちつつも、ほぼ使われることはなくなりました(現在も水門は機能していますが、老朽化が進んでいるようです(国交省・京浜河川事務所リンク))。

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公式サイト:
六郷水門(大田区サイト):リンク 


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 六郷水門を眺めて満足したら、多摩川土手を歩きます。この辺は下流域なので川幅が広いです。ジョギングしている人や自転車を楽しんでいる人もたくさん往来しているので、一応周りは気を付けたほうが良いですよね(*´ω`)

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 多摩川ではよく見られるたわわなすすきも手前に見えます。


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 そして、しばらく進むと緑地
もあり、のびのびしています。この日も野球少年らが精一杯練習をしていました。で、こういうリトルリーグ(?)には入ったことなかったので、面白かったのが土手際にまで、ちゃんと(ボールボーイ的な)人を配置しているんですね。確かにボールが飛んできたら一大事。でも、少年たち、少し暇そうでした(笑)。

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 そんなことを思いながら1kmほど、多摩川土手をのんびり歩いて、産業道路が通る大師橋手前を左折します。その直前に見た光景。柿の木から実をとっているおじさん(*´ω`)。最近、まったく見ない光景だったので思わずパシャリ。この竿、一年間ずっと持っているんですかね、結構場所とりそうだなと思いながらとおりすぎましたー。

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 その曲がり角あたりに駅ハイの特典がもらえる佃煮やさん大谷政吉商店(リンク)がありました。個人的には買おっかなとも思ったのですが、少し雨が降り出したのと、表に”特典ありません”という看板が堂々と出されていたのに、腰がひけちゃいました(小心者なのです)w。なんか覗きにくくなっちゃったんですよね~><(もっと商売っ気をだしてくれれば、かった・・・かもです(雰囲気に弱い鴨なのです))。


 ということで、今回はここまで。というのも次回は羽田神社からスタートしたいと思います。本当は羽田神社で終わりたかったのですが、後半の山場でもあったので次回に回したいと思います(*´ω`)



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■4.コース概要(google mapを使って)



(google mapへのリンク。このgoogle map内では面白そうなお店もピンでチェックしましたのでご覧になってみてください♪) 

(緑色部分が今回たどったコースです)
【距離】約5km
【所要時間】1時間30分くらい(ゆったり歩くとこんなもんです)
【アップダウン】なし。
【感想】商店街や車両基地と見所が多い前半戦でした。特に雑色商店街から水門通り商店街を経て多摩川へ至る部分、景色が変わっていくさまが良かったです。


■サイト情報
・大田観光協会:https://www.o-2.jp/ 
・大田観光協会facebook:https://www.facebook.com/otakanko/
・品川大田てくてくガイド:http://www.shinatekuota.com/

 観光協会のホームページが充実しています。一方でfacebookは更新頻度が低いかも。ただ、動画や英語の情報もアップしていたりするので、ホームページでは気づけない情報に出会うこともあります。

 また、品川区との合同ホームページでは両区をまたいだ広範な散歩コースを楽しめます。東海道や第一京浜と幹線道路沿いに色んなところが楽しめたりするのでこちらもチェックすると面白いですよ~。

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