新しいものづくりがわかるメディア

RSS


家電のIoT化に挑戦——「obniz」を使ってAIやIoTを始められる「AIロボットキット」「IoTホームキット」NEW

IoTコントロールボード「obniz」を使って、AIを活用したロボットやIoTデバイスを作成できるキットがMakuakeでプロジェクトを開始した。

obnizは、使用したいモーターやセンサーをつなぎWi-Fiに接続することで、インターネット経由でさまざまな言語や環境からハードウェアを簡単に制御できるIoTコントロールボードだ。本体ディスプレイに表示されるQRコードをスマートフォンでスキャンするとプログラムページが開き、JavaScriptでプログラミングできる。

今回のプロジェクトでは、そのobnizを使って、ディープラーニングや機械学習の技術を活用したロボットを作成する「AIロボットキット」と、遠隔から家電を制御する「IoTホームキット」が登場し、出資を募っている。

AIロボットキットは、キットにスマートフォンをセットしてプログラムをスマートフォンで動作させることができる。TensorflowやOpenCVを使った物体の識別や、線に沿った走行も可能だ。また、自ら用意した画像を認識し、ボールや犬などを追いかけるロボットも作成できる。AIスピーカーやTwitterとの連携にも対応している。

IoTホームキットでは、家電の遠隔制御や、さまざまな条件による自動制御ができる。未読メールがある時や、雨予報の時だけキット付属の旗を上げたり、トイレの利用状況をWebページで確認するなど、IoT化を自分自身の手で行うことができる。

同キットのクラウドファンディング期間は2018年12月3日まで。AIロボットキットは、Obnizと2軸モーターロボット、距離センサー、および Web上でのブロックプログラムまたはJavaScriptプログラムをセットした「8000円コース」などを提供。

また、IoTホームキットは、Obnizとサーボモーター、赤外線送受信機、距離センサー、ダンボールボディ、および Web上でのブロックプログラムまたはJavaScriptプログラムをセットにした「9000円コース」などを用意している(いずれも税込)。2018年12月末までに出荷する予定だ。

関連情報

今人気の記事はこちら

  1. Raspberry Pi 3と同性能で10ドルから——シングルボードコンピューター「La Frite」
  2. Raspberry Piを自分好みのノートPCにする組み立てキット「LapPi」
  3. タイ政府が教育にマイコンボードを大量採用 バンコクのGravitech
  4. 透明素材×3Dプリンターで爽やかアクセサリーづくり!
  5. アイデミー、AIプログラミングの教科書「Pythonで動かして学ぶ!あたらしい深層学習の教科書 機械学習の基本から深層学習まで」発刊
  6. それ、ラズパイでつくれるよ——人類史上最も無駄のないノートPC。をつくれるよ
  7. 装置全体を覆ってベルトレス、数回のクリックで造形できる3Dプリンター「Leaf-a」
  8. 新素材により軽量化と高速化を実現——デルタ型FFF方式3Dプリンターキット「ZATSIT」
  9. マイクロチップ・テクノロジー、Google Cloud向けAVR MCU開発ボード「AC164160」を発表
  10. そびえたつ高層ビル群と中国語の屋上看板が生み出す異国の風景——紙とペンだけで圧倒的なスケールを描き出すアーティスト

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る