大画面化・多情報量化著しいスマホ界に燦然と現れたライトウェイト機となるか。
ついに現れました。おNewな「Palm(パーム)」。物理キーボード、入っていません。無念。とはいえ、独特すぎる個性をもった端末でこれはアリかも。
サイズは50.6×96.6×7.4mm・62.5グラムで、カードよりもちょい大きいくらいで3.3インチの小型機。6インチ前後が基準値となってきたスマートフォンと比べると、軽自動車のようなライトウェイト&コンパクト感があります。
OSはAndroid 8.1。プロセッサ(SoC)はQualcomm 435。3GBのRAMに32GBのストレージ。そして驚くことにバッテリーは800mAhと容量が乏しいのに、バッテリーライフはAll-day。どういうこと? ディスプレイが小さいことで低消費電力となっているのは確かですけど。
どうやら答えは、セカンドマシンとして使うことを前提としているからみたい。このPalmにはLTEのモデムが入っていますが、主目的はVerizon(ベライゾン)のSIMを使った他のAndroid(アンドロイド)スマホとペアリングして子機となることを役目付けられているみたい。
ウェブページを見まくる、長い文字列を入力するならば母艦のAndroidスマホを。音楽を聴く、写真を撮る、アクティビティトラッカーとして使うのであればPalmを。ということなんですね。母艦のAndroidスマホはバッグやロッカーに入れたまま、さらなるモバイルコンパニオンとしてPalmを手にした使い方であれば、画面を常時表示させなくていいし、バッテリーもセーブできると。なるほどなあ。カタチを変えたスマートウォッチ的な存在か。懐中スマウォ?
価格も349ドル(約3万9000円)ですし、利用料金も母艦のVerizon料金プラン+10ドル。紛うことなきリーズナブルな1機です。しかし現状はVerizonのみでの販売となるようで、日本には導入されないかもしれません。なにせ、内蔵されているnanoSIMは取り外し不可なようですから。
Source: Palm