2018年10月16日 14:35
半導体メーカーのアクセルは16日、同社の超解像技術GRADIAがTVアニメ「イングレス」の制作工程で採用されたと発表した。超解像技術を全編・全カットに採用することで、実線が滑らかにアップコンバートされているという。TVアニメ「イングレス」は、17日深夜24時55分からフジテレビ系列で放送される。
GRADIAは、独自のアルゴリズムによりジャギーの少ない滑らかなスケーリングを可能にするアクセルの超解像技術。標準的なバイリニア拡大に比べ、特に斜め線においてジャギーのない滑らかなスケーリングの実現を特徴とする。
日本独自のアニメーション表現を3DCGで実現するスマートCGアニメーションにおいて、キャラクター実線のエッジ部のシャープさを保持したまま高品質に拡大することで、制作工程におけるアニメーションの高画質化に貢献したという。
TVアニメ「イングレス」の撮影監督を務める野村達哉氏は「これまで、様々なアップコンバート技術を試してきたが、日本のアニメーションの特徴である"実線"のみがスムーズにアップコンバートされ、しかもリアルタイムでの処理を実現しているGRADIAの超解像技術には驚かされた。TVアニメ・イングレスでは、全編・全カットでGRADIAを採用している」とコメントしている。
TVアニメ「イングレス」は、10月17日よりフジテレビ「+Ultra」にて毎週水曜日24時55分から放送開始する。
あらすじ
制御できないその力を隠しながら警察の特殊捜査官として働く彼は、未知の物質「XM」の研究所爆発事故現場で不可解な記憶を見る。
事故の唯一の生存者、サラの指環に残されていた記憶。それは人が赤い光に飲み込まれ、消失する光景だった。
巨大な陰謀に巻き込まれていくマコト。
人間の精神に影響する物質「XM」を巡る戦いが、始まる——。