さて今回はついに歩数調整をしていきます
今回は一般的なフィールドでの歩数を考えていきます、一般的ではないフィールドが一部存在しますが、これはかなり一部の箇所になりますがまた別の機会に記載します
今回はあくまでフィールド上での話です
チョコボや船、黒チョコボ、飛竜、飛空挺などにのっている場合は別の計算になるため今回はあくまで歩きの場合のみです

前回の最初のテーブルで話をしていきます
1回目で話した通りフィールド上では一歩毎に危険度が1上昇します
前回は255歩で13回のエンカが発生するという話でした
この同じ255歩を歩数調整でどこまで変えることができるのか考えていきましょう

まず、エンカを減らすとはどういうことなのかについて、前々回エンカが発生し戦闘が発生すると危険度が0にリセットされるという話をしました
一番最初のエンカ箇所を見てみます

危険度34つまり34歩でテーブル値22の位置になることでエンカが発生します、この時その3つ先のテーブル値4の位置でエンカしていないことがわかります
これは危険度が0になったことで危険度3つまり3歩の時にテーブル値4の場所にくることになるためエンカが発生していません
つまり偶然にも22の位置でエンカしたことで4の位置でのエンカを避けることができている状態にあるわけです

でもそれじゃ結局エンカしてるじゃないかということで、FF5フィールド上での歩数調整の一番基礎テクニックであるメニュー開閉の出番です
メニュー開閉とはその名の通りセーブしたりジョブ変えたり魔法使ったりするときに使うあのメニューを開いて閉じることです
フィールド上ではこのメニュー開閉をすることで、なんと今貯まっている危険度をリセットつまり0にすることができるのです、エンカで戦闘したのと同じ処理ですね

一つ注意事項としてSFCのFF5にはメニュー開閉に2つの種類があります、その場所でメニューを開く固定開閉と移動しながるメニューを開く移動開閉という2つです、後者はさらなるテクニックのためにまた別の機会に記載します、今回は全て歩いた後に止まってからメニューを開く固定開閉で話を進めます。

ついでにフィールド上での危険度のリセット方法を改めて羅列します
・エンカして戦闘画面に入る
・メニューを開く
・世界地図を見る
・町、ダンジョンに入る
・画面が切り替わるイベントが発生する
以上5つの場合に危険度がリセットされ0になります、つまりフィールド画面以外の画面が表示された場合にリセットが発生するわけですね

それでは再び先ほどの話に戻します、22の位置でエンカして危険度が0になったことで4の位置でのエンカを避けていると言いました、あちらは偶然の産物でしたが、つまりこれをエンカで行わず他の手段で危険度をリセットすることで狙ってエンカを減らしていくわけです

では早速最初のエンカを考えていきましょう
34歩そのまま歩くと22の位置で危険度34のためエンカするため、ここにくるまでに危険度が22以下になるようにするとここでのエンカは発生しなくなります
ここで一つ歩数調整をしている走者の方でも勘違いしている方がいるようなので改めて言っておきます、エンカは現在の危険度＞テーブル値になることで発生します、これを回避する条件を満たせる箇所であればどの場所でメニューを開いても問題ありません、決してエンカする直前にメニューを開かなければいけないということはありません。
上記の22の位置でのエンカを回避したい場合12歩から33歩までの間のどこでメニューを開いても22の位置のエンカを回避することができます

それでは仮に15歩のところ（203の位置）でメニューを開いたとします
当然範囲内のため22の位置のエンカは回避することができます、実際歩いてみると22の位置にたどり着くのに19歩かかります当然危険度は19になります22より小さいですね

ではこのままさらに3歩進んでみましょう
すると4の位置でエンカウントが発生してしまいます、当然ですねその位置に行くのに22歩かかってしまうので4より圧倒的に大きいです

それじゃあ、また4の位置の前にメニュー開けばいいんでしょ？となります
その通りです、4の位置より4歩前までにメニューを開くことで4の位置のエンカウントを消すことができます、ここまでは順調ですね！
ですが、ここはもう少し大きな視野で考えてみましょう
一度１つ前のエンカウントの回避と今回のエンカウントの回避を同時に照らし合わせてみます

赤枠が22の位置のエンカを回避するのに必要な範囲、紫の枠が4の位置のエンカを回避するのに必要な範囲です
気づきましたでしょうか、33歩目にあたる147の位置が二つの位置のエンカを回避するために必要な条件を両方満たしているのです、147の地点でメニューを開いてみたとしましょう
22の位置のときに危険度は1、4の位置のときに危険度は4、両方とも危険度＞テーブル値になっていないことがわかります

こうすることで2回メニューを開いて2回エンカ消すところを1度のメニュー開閉で消すことができるようになります
しかし、人間はミスをすることがあるものです、今回の場合許される範囲はこの33歩目の147の位置１つのみです、わかりやすい地形にこの33歩目があるとは限らないですし、それまでに1歩ズレていつもと違う場所で開かなければ行けない場合があるかもしれません、当然1歩間違えて先に行けば22でエンカしてしまいますし予定より1歩前メニューを開いてしまったら4の方にエンカしてしまいます、そんな場合を考慮すると1回のメニュー開閉は2秒もかからないため2回メニューを開いて1個ずつ消していった方が安全でわかりやすいという考え方も当然あります
フィールドでの歩数調整はこんな感じで安全を取るか早さを取るかどう消すといいのかを考えていきます

さてこのまま続きも考えていきましょう

さて次はどこでメニューを開くといいでしょうか（出発地点はメニューを開いた147の位置）
前にエンカウントは当然テーブル値が小さい数字の方が発生しやすいと言いました
今回のこれで行くと15,13,21,0,5この辺りは注意してみるべき数字でしょう
まずはこのまま進めるとどこでエンカウントするのかいつも通り考えます、15の位置に行く時に危険度が24になるのでエンカウントが発生することがわかります、そのとき次に気にするのが13です、その隣が21ですが13を回避するということは21も回避することになるので今回は無視していいでしょう、その後はしばらくは数字が大きくエンカウントしなさそうですね
今回はこの15と13を同時に考慮するのが良さそうです

少し見辛いですが、231~255の範囲が二つの条件を満たしていることがわかります
今回は前回と違って範囲が広めですねこれなら2歩程度のズレでも対応できるため安心して1度に2エンカ消してしまいましょう
これでフィールドのエンカ調整の基本は終わりです、よしこれでもうフィールドでエンカすることはないぞ！と言いたいところなのですが、さらに次のエンカウントする場所を見てみましょう

次にエンカウントするのが0の位置になるのは流石にもうわかりますよね
それと同時に察してしまった人もいるかもしれません
何度も言ってきましたが危険度＞テーブル値でエンカウントが発生します
そしてフィールドでは1歩ごとに1危険度が上昇します
危険度はリセットして0にすることはできますがまた増えていきます
つまりこのテーブル値が0というものはどうあがいてもそのマスを踏んだ時点で危険度が1以上になってしまいます、当然エンカウントが発生します
この数値0の位置のことは回避不可エンカ、強制エンカなどと呼ばれています
これは本当にフィールドでは回避することができません、諦めましょう
ただしRTAプレイヤーがそんなやすやすとこのエンカを受け入れるわけがありません、それについてはまた別の機会に記載しましょう

最初の言ってた255歩歩いた場合の話がどこか行ってしまいましたのでぱぱっとやってしまいましょう、上記の通り0は回避不可能ですが逆に言えば0以外は避けることが可能です
仕組みさえ理解してしまえばこの続きもできるはずです

さらに詳細にするとこんな感じでしょうか

この通りなんと1エンカまで減らすことができます、枠内の範囲であればどこでメニューを開いても問題ありません、それに関しては表だけではなにもわかりません
実際に歩数調整をするとなると、メニュー開閉に幅がある場合は地形の特徴的なところでメニュー開閉するようにしたり、移動ルートも最短の中にいくつか選択肢があるとした場合はテーブル値が1の前などメニュー開閉がシビアなところを特徴的な地形に持っていく工夫や、テーブル値0以外にわざとエンカウントして調整することもあるかもしれません
それでもフィールドのエンカシステムと調整に関してはこれでほぼ全てです、これでみなさんもフィールドで現在の歩数テーブルさえ把握できたならメニュー開閉でのエンカ消しができるはずです

今回はかなり長くなってしまいましたがここまでにしておきます
次回はダンジョンでの調整の考え方の前に危険度についての話をしておこうと思います
また今回使用したテーブルも前々回同様ゲーム開始時のものです、GBA版をお持ちの方はフィールドでセーブしてリセットして再開すれば上記の歩数調整を再現することができます

おさらい！
・メニュー開閉などフィールド以外の画面にすると危険度がリセットされる
・テーブル値が小さい数字は注意する
・危険度をリセットしたことで増えるエンカがないか確認する
・テーブル値が0の位置はフィールドでは避けることができない