最初の捉えかたで、どんどん話がずれてきました。
ことの始まりは、C-2のヘッドアンプでデンオンが使えない(使いにくい)だったと
記憶しています。
無意味なことに参加するのに疲れました。
使い手が使えるならそれでよし、使えないと思うならそれでよしです。
MCヘッドアンプで、入力感度50μV/入力インピーダンス10Ωと言えば測定条件での表示です。出力は書いてありません。ところがこの後につながるMMの規格が書いてあるので、出力はわかります。このことはシミュレーション結果でもゲインがドンピシャでした。測定条件に合致したことがわかります。
ただこれを入力インピーダンスは10Ωだとしてしまうと通常は40Ωカートリッジに対しては負荷が大きいので(使いにくい)使えません。
でも良く考えてみてください。メーカーが一部のカートリッジしか使えないものを発売する訳ありませんね。40年以上前のオーディオ全盛期です。
シミュレーション結果によるとカートリッジが変わってもゲインは変わらないと出ました。今回のC-2のような回路では、ゲインが都合よく変わってくれません。
電流入力だから使えると言うのもこのC-2やA-1(C-2相当)完全な答えではありません。
C-2は、反転入力であってもOPAMPの反転入力とは違う
もしこれがOPAMP構成の回路だったらすぐに解決しました。
まずオペアンプによる反転入力回路を見てください。
入力インピーダンスはZは下図の通りP点は0VですからゼロΩです。これはオペアンプの回路がやってくれています。イマジナリーショートと呼びます。
入力インピーダンスが低くてもきっちり計算値通りの増幅をします。
今回のヤマハの回路は、このような動作をしません。
普通の回路でないのですから、自己流の基準で測定して結果を出すのには、いささか
問題を感じます。
C-2においてカートリッジでアンプのゲインが変わらないと言うシミュレーション結果からするとゲインが一定であれば、入力端で1/2になるインピーダンスの時出力も半分に変化するはずです。
仮に10Ωのインピーダンスだとすると上記OPAMPの等価回路でない場合で、C-2回路なら40Ωカートリッジなら単純に10Ωインピーダンスによって大幅に発電電圧は喰われてしまいます。
よってどれが正しいとか間違っているのではなく、現状つじつまが合わないのです。
40年以上前に、低雑音化のためにどのようにして雑音を下げるか苦労した回路だということがわかりましたが、それ以上は、一からC-2回路を設計できる技能と知識を持った人しか語れないと思いますがいかがでしょう?
カートリッジの0.2mVと言う電圧源を増幅する回路の測定は、実際は難しいことがわかりますでしょうか?
私は、結果が10Ωであっても何も困りません。
オーディオ全盛期の人は、入力感度50μV/10Ωに対して疑念を持ちませんでした。
そういう規格だと思って普通に使ってました。
古い製品のスペックを後年入手した人が理解できなかっただけに他なりません。
結論が出ないということで解決です。
現時点にて、このヤマハ回路の素性について、改めて整理しておきます
a. 単なる1石トランジスタ(利得稼ぎのためのパラ接続したら全部合わせて 一石 とする。)エミッタ接地増幅回路です。 実機回路はPNPとコンプリペアpp構成ですが、それも信号の正負方向の増幅 範囲を分割しただけで、回路動作は基本一石回路。 b. オペアンプ回路=差動増幅器のように、アンプ側の入力インピーダンスが仮想ゼロΩと無限大インピーダンスの特性にはならない。 c. 入力インピーダンスや利得、等、諸特性については、信号源インピーダ
ンスの影響を強く受ける。それを回路の一部として組み入れて検証考察する必要がある。
d. 管球アンプの帰還回路と同じで、裸利得が低レベルなので、帰還動作で信号源の特性の変化を抑制する機能は低レベルである。
よって、信号源インピーダンスの変化=カートリッジの特性違いで、仕上がり特性も変化する。下記考えましたが中止します。
e. 上記d.のことから、今回の回路が電流増幅動作か電圧増幅動作か、のどちらかに明確に区分することは困難。
動作の実態としては、よくよくみると実は 入力端の電圧を増幅しているだけ 。 以上 このような観点から終了とします。
一部に勝ったとか負けたとか、まだ騒いでの人がいるようですが、良く読めばわかるはずです。
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この記事に
こんにちは(^_-)-☆
そうです。結論が出ないって事でいいですよね。勝者はいなくても良いです。
皆さん、良く勉強できたから、議論した意味もあります。わたしも勉強させて頂き、皆さんに感謝です(=^ェ^=)
2018/10/8(月) 午前 11:36
返信する> しんのすけさん
こんにちは!
聴診器だけでは、誤審する可能性もあるし、CTスキャンを使っても、使う人が誤る可能性もあるということです。
疲れました・・・・
[ AudioProject ]
2018/10/8(月) 午後 0:39
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