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TypekitはAdobe Fontsになりました #AdobeMAX #AdobeFonts

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すでにご存じかと思いますが、Typekitはフォントを意味します。Typekitチームがアドビの仲間入りをして以来7年、私たちはクリエイティブコミュニティと密接に連携しながら、サービスの価値の進化と拡張に努め、現在では提供するフォントのコレクションが15,000を超えるまでとなりました。本日、サービス名称の変更をはじめとするいくつかの発表を行います。Typekitは本日をもってAdobe Fontsに名称変更します。

Adobe Fontsとして新たなスタートを切るにあたり、旧Typekitにあった各種プランは、Creative Cloudのすべてのプランに含まれ、完全なライブラリへのアクセスを提供する、単一のわかりやすいサービスに統合されました。高品質フォントの膨大なコレクション、比類なきWebフォントサービス、Creative Cloudとのシームレスな連携といったTypekitの魅力的な特長すべては、すでにDNAに刻み込まれていますので、今後も変わりありません。変更されたのは、いくつかのこれまであった制限です。

  • フォントの同期制限の撤廃 必要なフォントすべてをアクティベート可能としました。Creative Cloudプランの料金にすべてが含まれていることになります
  • Webフォントにおけるページビュー制限とドメイン制限の撤廃
  • 「Webのみ」のフォント利用制限撤廃 ライブラリに収録されたフォントすべてはWebでもデスクトップでも使うことができます。

自分のサブスクリプションプランにはフォントが含まれていないと思っている方も、ぜひ一度チェックしてみてください。本日から、すべてのCreative Cloudプランにアドビが所蔵する全フォントライブラリが提供されます。単体プランもフォトプランも例外ではありません。言い換えれば、Creative Cloud有償プランすべてにフォントが含まれているということです。無償プランの方にも、Adobe IDをお持ちであれば、フォントの基本コレクションが無償で提供されます。ぜひお試しください。

リニューアルされたAdobe Fonts Webサイト

この7年で、私たちチームにも多くの変化がありました。いくつもの新機能とフォントを追加し、大きな進歩を遂げてきました。そして私たちは、本日が新たな取り組みに踏み出す1日目だと考えています。それはAdobe Fonts Webサイトに明白に示されています。

これまで私たちはサイトに操作機能を自由に追加し続け、それが気づかぬうちにナビゲーションを複雑にしすぎてしまったという反省から、必要なフォントを簡単に使いはじめられるよう、エクスペリエンスをシンプルなものに刷新しました。デスクトップにおいては、ワンステップのアクティベーション手順によってCreative Cloudデスクトップアプリケーションがクラウドにあるフォントを瞬時にロードします。Webフォントについても、その利用に必要な手順を数ステップ簡略化しています。

旧UI(左)は必要以上に複雑でした。新デザイン(右)では、Webサイトにフォントを組み込むために必要な手順がシンプルになっています

大きな変化に驚かれたかもしれません。今回の変更の概要はよくあるご質問(FAQ)をご覧ください。コレクションに新たに追加するフォントについては随時公表していきます。ブログのTypographyセクション(英語)でも随時情報を公開する予定です。Twitterアカウント@AdobeFontsもぜひフォローしてください。

この記事は、2018/10/15(米国時間)にポストされたTypekit is Adobe Fontsを抄訳したものです。

  AUTHOR

Takashi Iwamoto

アドビ システムズ株式会社 / Creative Cloud セグメントマーケティング部 マーケティングマネージャー/ 2004年にアドビ システムズ社に入社。Illustrator、InDesignなどの、DTPデザインツールを担当。一貫して広くデザイン、印刷市場へ最新製品を訴求。担当製品も多く、デザインに深く関わるフォントや、話題の3DツールDimensionも担当している。本人曰くわかりやすい説明を信条としている。