第3世代バタフライ構造を採用したMacBook Pro (2018)のキーボードでも特定のキーが2回入力されるといった問題が報告されているそうです。詳細は以下から。
Appleが2018年07月11日より発売を開始したMacBook Pro (2018)モデルでは、キーボードトップの下に薄いラバーレイヤー(シリコンバリヤ etc,)が追加された第3世代バタフライ構造のキーボードが採用され静音性が向上し、このレイヤーがゴミをキーボード内に侵入するのを防いでくれるため、MacBook /Pro 2015~2017で問題になっていたキーボードの不具合が解消したと思われていましたが、
このキーボード問題を早いうちから取り上げていた元Ars Technicaのシニアエディタで、現在はThe OutlineのエディタをしているCasey Johnstonさんによると、第3世代バタフライ構造が採用されたMacBook Pro (2018)のキーボードでも特定のキーが2回入力されるといった不具合が報告されているそうです。
But checking around online, it appears the new keyboards have the same old issues. They may be delayed, but they happen nonetheless. The MacRumors forum has a long thread about the the “gen 3 butterfly keyboard” where users have been sharing their experiences since Apple updated the design. “How is everyone lse’s keyboard doing? I rplaced th first one because ‘E’ and ‘O’ gave double output. The replacment ither eats “E”, “O”, “I” and “T”, or doubles them,” wrote one poster. “I didn’t correct the typos above on purpose.”
The new and improved MacBook keyboards have the same old problems – The Outline
Double Types
MacBook /Proキーボードで特定のキーを1回押すと、同じキーが2回入力されてしまう問題はMacBook Pro (2018)以前から報告されており、例えば以下の動画ではMacBook Pro (2016)のスペースキーと「B」キーを交互に押していくと、途中から「B」キーが2回入力されてしまう様子が映っています。
この問題はTwitterやMacRumorsのほか、MacBook Pro (2016~2017)よりは数が減ったようですがApple Support Communitiesでも同様の問題を報告しているユーザーが居るので、この問題に遭われている方はエアダスターを利用してキーボードの掃除を行い、
macOSのシステム環境設定でキーのリピート速度とリピート入力の認識時間の調整を行い、それでも治らない場合はAppleのサポートに連絡するしかなようです。
バタフライ構造キーボードのタイムライン
- 2015年03月
従来のシザー構造のキーと比較して4倍の安定性と40%薄く、17%キートップが大きくなった全が新しいバタフライ構造のキーボードを搭載したMacBook Early 2015を発表。 - 2016年01月
バタフライ構造を採用したMacBook Early 2015の特定のキーの反応や感覚が他と違う場合があるとして、エアダスターを利用したキーボードの掃除方法を公開。 - 2016年10月
第2世代バタフライ構造キーボードやTouch Barを搭載したMacBook Pro Late 2016シリーズを発売。 - 2017年02月
MacBook Pro Late 2016ユーザーから特定のキーから他のキーと違う音が聞こえる、またはキーが反応しなくなるといった報告がされる。 - 2017年06月
第2世代バタフライ構造のキーボードを採用したMacBook (Retina 12-inch, 2017)と、マイナーアップデートしたMacBook Pro 2017を発売。 - 2017年06月
MacBook/MacBook Pro 2017モデルでキートップのシンボル(Commandなど)が変更される。 - 2017年07月
MacBook Pro 2016と2017を比較した結果、第2世代バタフライ構造のキーボードがアップデートされていることが確認される(iFixit)。 - 2017年後半
MacBook Proキーボードの交換を求めるキャンペーンなどが行われ始める。 - 2018年05月
AppleInsiderがシザー構造とバタフライ構造のキーボードを採用したMacBook Proの不具合発生率のデータを公開。 - 2018年06月
AppleがMacBook Early 2015およびMacBook Pro 2016モデル以降の一部のキーボードに、文字が入力されない、押したキーのスムーズな跳ね返りや反応がない問題が確認されたとして「MacBook および MacBook Pro キーボード修理プログラム」を開始。 - 2018年07月
第3世代バタフライ構造キーボードを採用したMacBook Pro (2018)を発売。