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PC録音が日課です。 那須山 Since 2016.08.04

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MCヘッドアンプの入力インピーダンスについて、次のような情報がある。
(1) http://audiodesign.co.jp/blog/?p=886(2.MCカートリッジの場合)
しかし、私にはどうにも納得いかない。

Aさんから、下記のような情報を得た。
これなら、私も納得できる。
要約すると、MCヘッドアンプの入力インピーダンスとは、MCヘッドアンプの入力抵抗、ソースからみて終端抵抗である。
Input Sensitivity Impeadanceを入力インピーダンスと解釈するのは、誤解である。このインピーダンスは入力感度測定時のソースのインピーダンスである。
MC昇圧トランスの1次インピーダンスとも違う。
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入力インピーダンスという概念があると混乱します。
トランスを介さない電子回路は、入力抵抗(終端抵抗)と考えると混乱しません。

MCヘッドアンプの場合、カートリッジにより出力インピーダンスが違いますが、受け側のヘッドアンプとのインピーダンス整合は、トランスと違い不要です。

MCヘッドアンプの場合、オーディオ全帯域で、入力につながれるMCカートリッジのインピーダンスが変わっても、一定の増幅度になります。

従いまして、数Ωのオルトフォンからデンオンの50Ω程度に対応させるには、100Ω程度で終端して置けば問題ありません。
このため実際にも100Ω前後で終端されます。

一方、MM型はインピーダンスが高いので、カートリッジによりピークが出たりします。
このため同じ値の抵抗で終端が必要なので入力切替があります。
MM型カートリッジのインピーダンスに合わせる切替です。

YAMAHA C-2のインピーダンス10Ωですが、MCカートリッジとの等価回路で測定しますから、50μV/10Ωで定格出力が得られるという意味です。
INPUT SENSITIVITYと書いてあります。
入力感度は50μV/10Ωの出力インピーダンスの等価入力、とご理解ください。
基本は、トランスでは無いからインピーダンス整合ではないということです。
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YAMAHA C-2 Specification
PHONO3 (MC) ----- 50μV/10Ωの10Ωは、入力インピーダンスでは無い。
あくまで、Input Sensitivity Impeadance(入力感度基準インピーダンス)である。
イメージ 2

YAMAHA C-2 Schmatic
MCヘッドアンプの入力抵抗=100Ω
イメージ 1
終わり。

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