NHK関連ドメイン競売に=サイト閉鎖後も悪用の恐れ-グループ7団体にリンク

NHK関連ドメイン競売に=サイト閉鎖後も悪用の恐れ-グループ7団体にリンク

NHK関連団体ドメイン競売に

NHK関連ドメイン競売に=サイト閉鎖後も悪用の恐れ-グループ7団体にリンク

中古ドメインのオークションサイトに出品されたNHK関連団体の旧公式ウェブサイトのドメイン

 NHK関連団体の旧公式ウェブサイトのドメイン(インターネット上の住所)が、大手IT企業が運営する中古ドメインのオークションサイトに出品されていることが15日、分かった。NHKは同日夜、関係サイトに残っていたリンクの削除を始めたが、第三者がドメインを取得し、悪用される恐れがある。

 売りに出されているのは、NHK関連団体が運営していた公式ポータルサイト「NHKグループネット」のドメイン「nhk-grp.jp」。サイト自体は2月に閉鎖されているが、今月1日に大手IT企業のGMOインターネットが運営するドメインオークションに出品された。

 同社によると、オークションは18日午後7時が入札期限で、15日時点で応札は23件に上り、最高額は3万円となっている。複数ユーザーからの取得希望を受け、同社が入手して出品したという。

 15日午後6時半時点で、少なくともNHK関連7団体のサイトに、出品中のドメインを使ったNHKグループネットの旧サイトへのリンクが残っていた。落札した第三者がこのドメインを使い、正規のNHK関連サイトと判別しづらい偽サイトを構築するなどして、悪用される可能性もある。

 NHK広報局は時事通信の取材に対し、「ドメイン名はサイトの閉鎖にあわせて利用を停止し、取得代行業者に権利を返した」と回答。その後、リンクの削除を始めた。

 情報セキュリティー対策の普及啓発を行う独立行政法人情報処理推進機構は「ドメインを手放すのであれば、管理している範囲内でリンクを削除するのがあるべき対応だ」と指摘している。

 GMOインターネットの担当者は「基本的にドメイン名の文字列には永続的な権利があるものではない。ブランド保護を懸念する場合は長く保持するべきだと思う」と話した。 【時事通信社】

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