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舗装前のコンクリート面をキャンバスに巨大絵を描くイベントが9月27日、建設が進む中九州横断道路「朝地IC(インターチェンジ)~竹田IC(仮称)」の工事現場で行われました。
道路に親しみを持ってもらおうと、工事業者23社で構成された中九州道(大野竹田道路)安全衛生協議会の主催で行われたこのイベントには、地元の竹田小学校(宗岡良子校長・154人)の3、4年生50人が参加。竹田市三宅の笹無田橋(橋長154メートル)の路面に、8メートル四方の2つのキャラクターの絵を描きました。
児童らは「生まれ育った地域に誇りと自信を持とう」と郷土学の学習を深めていて、このイベントを前に「竹田の元気を発信しよう」と意見を出し合い、キャラクターを決定。図画工作担当の教諭らが図案にまとめたものです。1つは竹田市の特産品「カボス」をキャラクターにした「かぼすけ」、もう一つは工芸品「姫だるま」がモチーフの「ひめ玉」です。
児童たちは下絵に沿って、赤や緑、黄色などの水性塗料を刷毛やローラーを使い、コンクリート面に塗りました。1時間半ほどで2つのかわいらしいキャラクターが路面に現れました。
児童が描いた巨大なキャラクターには来月、アスファルト舗装が施され、路面の下に隠れてしまいます。
3年生の池田愛さんは「縁取りの色にこだわり、下絵の線からはみ出さないように丁寧に色を塗った。絵が道路の下に隠れてしまうのは悲しいけど、多くの人がこの道路を通ってくれると思うと嬉しい」、同じく3年生の大崎薫子さんは「道路に絵を描くことは初めて。道路が開通して、この場所を通るときには絵を描いたことを思い出すと思う」と話してくれました。
中九州横断道路「朝地IC~竹田IC(仮称)」は今年度中の開通をめざして、工事が進められます。
↑ コンクリート面に描かれたキャラクターの下絵に色を塗る竹田小の児童たち
↑ 児童らは汗だくになりながら、楽しそうに色を塗っていました
↑ 手前が3年生が描いたキャラクター「かぼすけ」、奥が4年生が制作した「ひめ玉」
↑ 道路に絵を描くという貴重な体験をした児童たち。子どもたちの記憶の中にずっと残ることでしょう。