自分の耳を確かめるために、というのかな、このチャンネルはずっとチェックしている。
結論から言うが、ベルリン・フィルは、カラヤンが死んでからまったく変わっていない。
もちろん悪い意味で。

もう、誰が振ろうが、一緒の音なのだ。適当な。
上手いかどうかすら怪しい。
はぁ?という凡ミスも平気でする。
それでもやっていける、それでも食っていけるという、傲岸不遜の集団になったとしか思えない。

酷いオケになっちまった。


僕がこれだけ嘆くのは、もちろんフルトヴェングラー時代の録音が忘れられないのだが、それだけではない。
カラヤン時代も充分頑張っていた。





敢えて同じ「ブラ1」を貼ろう。
似て非なるものだ。
音に対する集中力が段違いで違う。雑さがない。
少なくとも団員が「ひとつのイメージ」に向かって弾いている。

最近のBPOは、本当雑だ。
好き勝手弾いている。バラバラ。
指揮者も、音楽監督でさえも、それを適当に許している。

まさにお互いの保身のための、お互い媚びる緩い関係。
今のアニメとそっくりだ。


ベルリン・フィルは、今の芸術すべての「凋落」のシンボルとして、今後も平気で自由奔放に弾き散らかすのだろうか?
そうは思いたくない。ペトレンコ、何とかしてくれ!