こんにちは、M(エム)です。なかなか記事としては題材にしにくいかなと思ったのですが、取り上げてみました。
いや、かばうでしょこれはと思った
私、ワイドナショーはわりとよく見てまして、毎回松本人志が何を言うか楽しみにしてます。今回この発言のニュアンスの解釈なんですけどね。全文を読むとやっぱり「死んだ人間にも責任がある」と言いたいのかなと思いました。何があっても命は絶つな、そこは死を選んだ人間も責められるべきと。
しかし、人生経験を十分積んだ社会人であっても自ら死を選ぶことが珍しくない時代に、これぐらいの年齢の子が追い詰められてこのようなことになって、本人の責任を問うのは酷ではないでしょうか。
「自殺の原因はひとつじゃないと思う」とか松本は発言していますが、普通に考えればこのアイドルの仕事のせいなんじゃないですかね。他に全然関係のない原因が絶対に出てこないとは言い切れませんけど。裁判所は「遺書がないので原因は特定できない」とか判断します?
親を責めるのもどうかとは思うものの
感覚でものを言ってますので、報道を見た際の一個人の印象として受け取ってくださいね。最大の原因は事務所じゃないかと感じますよね誰でも。働かせすぎの状況とか、ラインでのマネージャーの文言とか、契約書の罰金条項とか。
そして次に思い浮かぶのは、「親は気づきもしなかったのかな?」ということです。明らかに働きすぎで憔悴していただろうし、いろいろおかしな兆候が出ていないはずはないのですが。親子間のコミュニケーションが良好なところばかりではないので言っても仕方ないですが、いざとなったら法的手段をとったり子供を守ってやれるのは親だけのはずなので、そこは残念だったと思います。
未成年を働かせる親は石橋を叩いて渡れ
学生とアイドル活動を両方やる人というのは、全体の中では珍しいと思います。身近な人にアドバイスを聞くということもなかなかできない。夢や希望だけを抱いて事務所に所属して活動をスタートさせたのだと思いますが、いいところだけしか夢想していませんから、負の部分に関する情報は一切知らないわけです。
これが、さまざまな人から情報を得られる進路だったらどうでしょう?学校の先生や親、あるいは先輩たちから「こういうことがある」とあらかじめ話を聞いて検討することができ、「自分には合わない」と結論を下すこともできるはずです。
よく知らないところに飛び込むのであれば、もしトラブルになったり続けられないと思ったりしたときにどうするか、せめてそれだけは考えてからにしなければならなかったと思います。そしてそれは親の役割。「無理だと思ったら絶対に正直に話して、活動を辞めること」という約束をするぐらいでなくてはと感じました。
契約書も事前によく確認し、場合によっては弁護士などの専門家にチェックしてもらっておく。それぐらいの用心深さがあった方がいいですし、うっかりした契約にしてしまっても、あまりにひどければ裁判に持ち込めば勝てるのではないかと思います。未成年だけで契約って無効じゃないんですかね。親が目を通して署名したのでしょうか。
ちょっとでもヤバいと感じたらやめとけ
というのを私は信条にしていますが、「アイドルになれる!」という気持ちが「これ何か変だぞ」という心の警告を見えなくさせたのかもしれません。最初っから胡散臭い香りがプンプン漂っていたはずなのですが、察知できなかったのですね。
退路は断つな
学校→会社に就職、みたいに大勢の人たちが歩んでいくルートのいいところは、ある程度安全性がわかっていることです。黒系企業もありますが
しかしアイドルになるとか、他の例を挙げると起業するとかプロブロガーになるとかそういった類に進むなら自分の身は自分で守るしかありません。逃げ道もしくは戦う手段は常に考えておく必要があります。おかしな契約条項みたらその場でOKしちゃダメなんです。そもそも
アイドルになるとかやめといた方がいい
とまでは言いませんよ個人の夢ですから。でも十分備えはしておいた方がよさそうです。ググったらアイドルを目指すことに関するリスクを書いた記事が出てくるとかないんですかね。さすがにそこまでは調べませんけど私。
おわりに
いかがだったでしょうか。ともあれ、亡くなったご当地アイドル大本さんのご冥福をお祈りいたします。亡くなったこの方を今さら責めるつもりは毛頭ありませんし、親御さんもそこまでの状態だとは想定していなかったのでしょう。アイドルビジネス恐るべしだなと感じました。
このような悲しい事例を今後出さないために、これから他人と違った道を歩もうとされる方、大きな決断をされる方はあらかじめしっかりとリスクやトラブル処理について考えておいてから進んだ方がいいですよという意味で書きました。何か真面目な記事になりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。