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CloseBox:Apple Watch Series 4を着けて転倒して分かったこと

» 2018年10月15日 11時34分 公開
[松尾公也ITmedia]

 吉祥寺駅近くの横断歩道をロードバイクで渡ろうとしていた筆者は昨日、転倒した。

 SPD-SLというビンディングシューズを履いていて、ペダルと靴がしっかり固定されている。走っているときはパワーが無駄なく伝わっていいのだが、脱着に時間がかかるためすぐに足を地面に着けることができない。いわゆる「立ちゴケ」が起きやすい。昨日は前から来る自転車に直前まで気付かず、避けようとして転んだのだ。

 そのときの映像を記録してある。ヘルメットの頭頂部にGoPro HERO7 Blackを装着して走っているので、こういう事故ももれなく録画されるのだ。ちなみに400GBのmicroSDカードで記録していてモバイルバッテリーもつないでいるので12時間くらいは連続録画できる。このときも歩道を走る自転車が横断歩道で曲がり、こちらに気付かずに突っ込んでくる様子が記録されていた。

 膝を擦りむいたくらいだったのでそのまま帰宅したのだが、その途中で、Apple Watch Series 4を装着していたことを思い出した。「転倒検知」機能が付いてるやつである。

 転倒したことをApple Watchが検知して、しばらく応答がないと緊急連絡先に自動通報してくれる。こういうときのためにあるものだ。打ち所が悪ければ、救急車行きだ。実際、以前にも自転車で転倒して鎖骨骨折で運ばれたことがある。

 しかし今回は動作しなかった。自転車での転倒は検知しないのだろうか? 疑問に思ってApple Watchの設定を見てみると、なんと転倒検知の設定がオフになっているではないか。

 転倒検知の設定は、iPhoneのApple Watchアプリで「緊急SOS」という項目の中にある。これはデフォルトでオフになっているので、それをオンにしておく必要があるのだ。自分ではオンにしたつもりだったのだが、そうなっていなかったようだ。

 もしも転倒検知がオンになっていたら自転車での転倒を知らせてくれたのか?

 それは分からない。もう一度転んだときに分かるはずだが、二度とごめんである。

 これを機に、緊急SOSの連絡先もちゃんと入力しておこうと思った。常時連絡が付く家族などの電話番号を入れておくことにしよう。iPhoneのヘルスケアアプリでメディカルIDのところに、血液型、体重、身長と緊急連絡先を記入するところがあるので、ここに入力しておこう。

 と、準備はしたうえで、それを一切使うことがないように安全な生活を心がけたいものだ。

 Apple Watchが死が迫っているときの記録をする場合もあるようだが、そういう状況に陥らないよう、転倒もしないように。

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