針生検の結果分かる癌の性質 サブタイプなど | HER2タイプ乳癌ステージ3Cと闘うシングルマザーみゆ

HER2タイプ乳癌ステージ3Cと闘うシングルマザーみゆ

HER2タイプ乳癌のこと、治療のことなどを書き残しておこうと思います。ブログ初心者です。温かい目で見守っていただければ、幸いです。アメンバー申請、コメント、メッセージ、リブログについては、「はじめに(私のスタンス)」テーマ内の記事をご一読下さい。


テーマ:
ご訪問ありがとうございます。

細胞診または針生検で採取した細胞で、
乳癌かどうかが診断され告知されます。
それと共に、後に治療法を決めるのに
必要な情報として、癌の性質が検査され
患者に提示、説明されます。

治療法決定に必要な情報は、

この、針生検の結果分かる、癌の性質
    (薬物療法の決定に必要な情報)

MRI、CT、骨シンチの結果分かる
    癌の進行度~ステージ~
    (治療の目的、流れや、手術方法、
     放射線療法の有無などに必要な情報)

です。
そのうちのについて、です。
については、次の記事で書きます。


針生検の結果分かる、癌の性質

病理学的悪性度(グレード分類)
    ※「がんの顔つき」とも言う。

・この分類は主に浸潤性乳がんに用い、
    「核異型度」と「核分裂像」 によって
    「核グレード分類」1~3を判定する。

・「核異型度」とは、正常な細胞との違いの
    程度で、核の形や大きさが均一であれば
    正常な細胞に近く、形や大きさが不揃い
    であるほど異常な細胞とみなされる。

・  「核分裂像」が多く見られるほど、
    がん細胞が盛んに増殖していると
    考えられる。

    ※因みに、過去記事にも書いている通り、
      私の「核グレード」(悪性度)は3、
      内訳:  核異型度3、核分裂像2

・画像で癌細胞を見せてもらえば、
    悪性度が3ともなれば、患者自身でも
    顔つきが悪いのが分かります。


ホルモン受容体の有無

・ER:エストロゲン
    PgR:プロゲストロン
    受容体の有無

   ホルモン療法(内分泌療法)の効果は
   ホルモン受容体の発現状況に依存している
   ため、ホルモン受容体有無の検査結果は
   重要。

   ※因みに、過去記事にも書いている通り、
     私は、ER:ゼロ、PgR:ゼロ
     ホルモン非反応性。

     日本人の乳癌の7~8割は、
     ホルモン陽性。

     自分に無関係のため、本ブログでは
     ホルモン療法については扱いません。


HER2タンパクの発現状況

・抗HER2療法
    (現時点でステージ3までの補助化学療法
     ではハーセプチンのみ)
   の効果はHER2タンパクの発現状況に
   依存しているため、HER2タンパクの
   発現状況は重要。

・IHC法3+(強陽性)の場合、陽性。
     ハーセプチン療法を行う。
     ( IHC法: 0~3)

・IHC法2+の場合、FISH法で
    遺伝子増幅を検査し、2.0以上であれば、
    陽性。
    ハーセプチン療法を行う。

   ※因みに、過去記事にも書いている通り、
     針生検で3+、
     術前化学療法後の検査で2+
     (ハーセプチンが効いた可能性はある)
     

増殖指標  Ki67など

Ki67の評価方法は標準化しておらず
    研究により様々で一定していない。
   
ホルモン陽性、HER2陰性では、
    Ki67の閾値(14%とか20%)で
    サブタイプも別れ、
    治療法検討に増殖能を見るための
    情報になる。

HER2陽性(トリポジ含む)、
   トリネガではKi67によって、
    勧められる治療が変わるわけでなく、
    元々、増殖能の高いサブタイプのため
    抗がん剤治療(+HER2陽性の場合、
    抗HER2薬)が勧められる。

   ※トリポジの場合、その後、
      ホルモン療法となる。


⬛乳癌のサブタイプ

▼ルミナールA
・ホルモン受容体
       ER:陽性  PgR:陽性
・HER2 陰性
・Ki67  低

▼ルミナールB(HER2陰性)
・ホルモン受容体  
       ER:陽性または陰性
       PgR:弱陽性または陰性
・HER2 陰性
・Ki67  高

▼ルミナールB(HER2陽性)
・ホルモン受容体  
       ER:陽性
       PgR:陽性または陰性
・HER2 陽性
・Ki67  低~高

▼HER2型
・ホルモン受容体  
       ER:陰性
       PgR:陰性
・HER2 陽性

▼トリプルネガティブ
・ホルモン受容体  
       ER:陰性
       PgR:陰性
・HER2 陰性

ーーーーー

・HER2タンパク強陽性(3+)であれば
    一般的に悪性度は高く(3+の人が多い)、
   増殖能も高い、
   ハーセプチンの出る前は悪魔の遺伝子と
   呼ばれていたわけなので、
   少なくともハーセプチン治療は、
   強くお勧めします。
   私は、効きは悪かった(pCRしなかった)
   ですが、それでも、しない手はない、
   と思います。

ダウンよろしければ、ポチっとお願いします🙇⤵
にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ
にほんブログ村

みゆさんをフォロー

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります