かつてはおじ様達が昼から堂々とお酒を飲める街の代表だった「赤羽」。有名な「赤羽一番街」を中心にそんなイメージは昔と変わらず・・・けれど今では赤羽は「住みたい街」TOP3に入るほどの人気ぶり!
赤羽駅は、大宮から上野の間で6つの路線が乗り入れるターミナル駅となり利便性がとっても魅力的です。
もともと赤羽は民度が高くオープンな街の雰囲気。そして昨今では資金力がないけれど目いっぱいやる気溢れる若いオーナーが出店しやすい小型の物件が豊富に揃う街として注目されています。
若いオーナーの挑戦的なお店が多いからだから高感度女子にも刺さるのです。人気が出るのは当然なのですね。
そんな土地柄なので赤羽駅周辺のカフェは完成度の高いスタイリッシュなお店ばかり。正直5つに絞るのも結構大変でした。赤羽の厳選おすすめカフェをご紹介します。
アエル コーヒーストップ
JR赤羽駅から「赤羽一番街」を抜けると東京メトロ南北線赤羽岩淵駅。辺りはほとんどが住宅です。
その一角に現れるロードバイクストップ。「アエル コーヒーストップ」さんは自転車を趣味とするサイクリストの皆さん必須のおしゃれカフェです。
元々は自転車屋さんの隣。2018年3月オープン以来インスタでは早朝7:00開店、美味しいホットサンドが食べられる店として結構話題となっています。
白を基調にしたシンプルな店内。入って右手には横並びのベンチ。ライダー3名が既にコーヒーブレイク中です。スタッフさんはとっても明るくてフランク!会話も弾みます。
ロースターはネクストブレイクのオセアニア系ということもあり、カウンターには本格的な白いエスプレッソマシンがドーンと構えています。
お店の奥には手作りのアクセサリーや雑貨のコーナー。カジュアルで、繊細なデザイン物が多く使いやすそう。オーダー後にはじっくりと見てみたいところですね。
この日オーダーしたのはこちら。
自家製のパウンドケーキ・・・そして
ミニボトルで提供される水出し珈琲。
かわいいでしょ?
冷えたグラスの中には丸いロックアイス。スタッフさんが「少しずつ溶かしながら飲んで下さい。」と美味しい飲み方を教えてくれます。これなら水出しならでは柔らかい飲み心地が保たれて最後まで風味を殺さずに頂けますね。
パウンドケーキは絶品!
いつも思うのですが焼き菓子って「しっとり感」と「ベタベタ感」が紙一重の気がします。こちらのパウンドは上品でしっとりとして尚且つ口どけが軽い優れもの。
レーズンとナッツの食感がまた心地良くって素敵です。ホイップクリームはほとんど甘さが無くそれがケーキの自然な甘みを上手く引き出してくれます。何だかいくらでもイケそう!
珈琲も美味しい!
帰りがけにはスタッフさんの「行ってらっしゃい。」の声と明るい笑顔。素敵な一日を予感させてくれるカフェって最高ですね。「また行ってみよう!」と素直に感じる名店でした。
<カフェ情報>
名称:アエル コーヒーストップ
住所:東京都北区岩淵町15-8
電話:050-1360-618
交通手段:東京メトロ南北線赤羽岩淵駅から167m
営業時間:7:00~18:00日曜営業
定休日:水曜日
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1323/A132305/13218727/
グッドニュースカフェ
メディアでも取り上げられることが多い「赤羽一番街」。昼間から飲めるお店が多いことで有名ですが、訪れてみるとそれ以外にも面白いお店を見つける事が出来ます。その一つが「グッドニュースカフェ」さんです。
白を基調にした店頭にはカラフルなチェアが映えるテラス席。少しセットバックしているのでフッと通り過ぎそうになります。
お店のロゴを良く見ると「kafe」の文字と何やら国旗を思わせる黄色い十字・・・実は横に倒れたようなこの十字は「スカンジナビア十字」という文様。文字通り北欧を表す印なのです。
お店の中に入ると北欧雑貨がびっしりと並んでいます。専門店並みの品揃えにびっくり!ちょっとコペンハーゲンの雑貨屋さんを思い出しました。
で・・・なぜ北欧?
それはオーナーの珈琲に対する大切なこだわりに由来します。
北欧はスウェーデンを筆頭にどの国も珈琲大国ばかり。フレンチプレスで作る濃い目の珈琲で暖を取る文化が根付いています。
そんな国々に負けない美味しい珈琲を提供したい!オーナーの強い思いがお店のコンセプトとなっているのです。こだわりカフェでのオーダーは赤羽一と言われる珈琲と、渾身の自家製シフォンケーキ!
こちらは季節限定マロンベースのシフォンケーキ、とても良い香りです。お味は濃い目の珈琲に合わせて少し甘めでボリュームたっぷり。
スイーツ好きにはたまらない一品です。マロンに合わせるソースはこちらも旬のマンゴー風味。あまり経験のない組み合わせでしたが、一緒に食べるとマンゴーの微かな酸味が栗の香りに見事にマッチしています。ベリー系のソースも付いているのでバリエーションも楽しめて二重丸です。
広くゆったりとした店内。
白い壁にはさり気なく描かれた可愛いイラスト。どこかのんびりとしていていつまででも長居したくなります。
帰りがけに「北欧雑貨すごくステキですね。」と素直にお話したら、オーナーさん満面の笑みで頷いてくれました。赤羽でゆっくりと寛ぎたいならおすすめのカフェですよ。
<カフェ情報>
名称:グッドニュースカフェ
住所:東京都北区赤羽1-42-7 セレスト赤羽 1F
電話:
交通手段:JR赤羽駅東口から徒歩5分 東京メトロ南北線赤羽岩淵駅から徒歩5分
赤羽岩淵駅から238m
営業時間:火曜日~土曜日11:00〜18:00 月曜日 12:00〜18:00
定休日:日曜日、祝日 ※Facebookでカレンダーの確認
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1323/A132305/13126627/
Gateaukoko (ガトーココ)
JR赤羽駅南口から東京メトロ南北線志茂駅へ広がるエリアは比較的静かな住宅街。学校などもありどこか山の手のような雰囲気です。そんな住宅街にある小さなカフェが「Gateaukoko (ガトーココ)」さん。焼き菓子が評判のお店です。
席は2人掛カウンターがひとつ、4人掛けテーブルが2つととてもコンパクト。
お店に入ってすぐ左手には小さな可愛いショーケース。突き当りの扉の向こうはすぐに工房へと繋がっています。
お店のコンセプトはDIY。優しくって温もりに溢れています。
頭の中にある「街のお菓子屋さん」ってこんな感じ!女の子が幼いころに憧れる「ケーキ屋さん」「パン屋さん」を形にしたらきっとこうなるのだろうと言う気がします。ナチュラルで女の子っぽい私好みのお店です。
ショーケースを覗いてみると・・・。
お店の看板メニューの「マフィン」は4種類。タルトも美味しそうでしたけれど、このお店はやっぱりマフィンが一番。この日は「バナナとブルーベリーのマフィン」をチョイスしました。
土曜日の午後一。お店は満席です。ご近所のシニアの方々は楽しそうに家族自慢の会話に花を咲かせ、カウンターに座った女子はのんびりと読書に耽っています。窓から見える通りには時折通る車だけ。心落ち着く閑静な街並み、居心地は最高です。
待つこと5分。少し温められてお目当てのマフィンが運ばてきました。バナナとブルーベリー・・・喧嘩しそうな組み合わせですよね。どんな味わいなのか興味津々でフォークを入れてみます。意外とはっきり伝わるモチッと感。合わせて絶妙に火が通ったバナナの香りがふんわり。
お口に入れると控えめですがほのかな酸味のブルーベリーソースが生地の自然な甘さを引き立たたせます。そして特筆はバナナ!それだけ食べてもかなり美味しい!ドライ過ぎず生ではないこの感じは表現できない美味しさです。
今まで食べたマフィンの中でも3本の指に入るのではないかと思うクオリティー。合わせて頼んだアイスチャイはシナモンが効いてとてもスパイシー!マフィンとの相性ばっちりで大満足でした。敢えて食べに行く価値のあるスイーツ、「マフィン好き」ならぜひ訪ねてみて下さい。
<カフェ情報>
名称:Gateaukoko (ガトーココ)
住所:東京都北区神谷2-48-17 101
電話:03-6325-1007
交通手段:JR赤羽駅東口から徒歩10分 東京メトロ南北線志茂駅から徒歩10分
志茂駅から554m
営業時間:火曜日~木曜日11:00〜17:30 金曜日・土曜日 11:00~19:00
定休日:日曜日・月曜日
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1323/A132305/13179874/
カフェ ミルク
「Gateaukoko (ガトーココ)」さんからJRの線路方面に歩く事約3分。全面コンクリート打ちっ放しのおしゃれな建物が現れます。
一瞬カフェとは思えない佇まい。高級イタリアンのお店みたいに見えますね。こちらが
「カフェ ミルク」さん。スタイリッシュな外観と可愛らしい店名とのギャップもまた魅力的です。
天井はスケルトン、尚且つ壁に沿って小さな窓があるので店内は圧迫感が無くとても明るい作りです。また自然光が入って程良くナチュラル感がプラスされ、居心地の良いお店です。
この日も広い店内はほぼ満席。ご近所のママさんや近隣のDNP工場スタッフ、北運動公園でテニスを楽しんだアフターの利用と幅広い客層の方々に愛されています。
生パスタ押しの口コミと合わせて、スイーツ部的に気になったのは「ティラミス」。クリーミーでボリューム感もあるとなかなかの高評価。それではとエスプレッソと合わせてオーダーです。
いかがですか?このボリューム感!マスカルポーネの存在感が感動的です。口に含むと滑らかでとろける様な食感はまさに王道の「ティラミス」。
けれんみのない直球の味わいに思わず微笑んでしまいそう。最近忘れていた「美味しいスイーツ食べたい!」と言うピュアな気持ちを改めて思い出させてくれます。
スポンジが薄めなのでこれだけの量でも割とパクパクとイケてしまう・・・ヤバっ・・・太る・・・。そんな風に思いつつももちろん美味しく完食させて頂きました。
<カフェ情報>
名称:カフェ ミルク
住所:東京都北区赤羽南2-20-5
電話:03-5939-7844
交通手段:JR赤羽駅東口から徒歩8分 赤羽駅から514m
営業時間:11:00〜19:00(L.O.18:30)
定休日:月曜日・その他月2回日曜日(不定)
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1323/A132305/13142824/
豆電COFFEE
JR赤羽駅から線路沿いを赤羽岩淵駅へ真っ直ぐ進むとT字路の向かいにちょっとレトロな雑居ビル。
このビルの一階にある「豆電COFFEE」さんは赤羽でかなり人気のあるカフェです。入り口が判りづらいので通り過ぎないように注意です。
ねっ!わかりづらいでしょ?(笑)この扉を開けると、最初にフワッと複雑で深みのある珈琲の香りがします。店内のカウンター前には無造作に珈琲豆を詰めたラフィアの袋が置いてあり結構オシャレ。
壁には一面ポップアートの絵が飾られてみていて飽きません。雑貨やムック本のコーナーもあれば、珈琲豆を紹介しているコーナーなど、本当に自由な発想でできている不思議なお店です。
席は主に2、4人掛けのテーブル席ですが可愛い小物がディスプレイされたカウンターも注目です。女子一人の来店でも落ち着いて自分の時間を楽しむことができますね。
アンティークなライティングもいい感じ!全体的に漂う詰め込み感がおもちゃ箱のようでとっても楽しいお店です。そんな「豆電COFFEE」さんの看板メニューはなぜか「プリン」。来店したらほとんどの方がオーダーすると言う逸品。早速オーダーしてみましょう。
こちらが赤羽で最も旬なスイーツ「豆電プリン」。
シルバーのレトロな器と山盛りのホイップクリームが印象的ですよね。プリンはしっかりとした固めの食べごたえ、クリーム感はあまりなくどこか懐かしい食感です。タマゴの香りは抑えめで至ってシンプル。
けれどこのシンプルなプリンを包み込むようにたっぷりとからまったカラメルソース・・・これが凄い!
苦い・・・きちんとビター!
今どきの柔らかさ×甘さを追及するスタイルとは一線を期した大人のプリン。固さと苦さの上質なハーモニーに「これってスイーツだよ!」と言うアクセントを添えているのがホイップクリーム。良い仕事しています!
他でもありそうだけど出会えない味。だから何度も通いたくなる。そして「やっぱりビターだよねー」と確認して満足できる。稀有のポジションに立つ「豆電プリン」、気になったなら今すぐお店にダッシュです!
<カフェ情報>
名称:豆電COFFEE
住所:東京都北区赤羽3-3-3
電話:
交通手段:JR赤羽駅から徒歩5分 東京メトロ南北線赤羽岩淵駅から266m
営業時間:11:00〜16:00(L.O.)日曜日営業
定休日:月曜日・水曜日・土曜日
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1323/A132305/13201059/