インターネット航空雑誌 ヒコーキジャーナル第188号

次は1988年4月9日に伊丹空港で撮影したA310-222(B-2302)で、中国東方航空や中国西方航空で運航された後、現在はミャンマーのバガン航空の所有(XY-AGE)となっていますが、たぶん放置状態かスクラップになっているでしょうね。

次は1986年2月20日に伊丹空港で撮影したB-767-2J6ER(B-2551)で、現在はタイのアジアンエア(HS-DCM)で運航されており、2015年頃までは成田空港に度々飛来していたようです。

まずは1991年11月10日に仙台空港で撮影したパイパーPA-42-720(JA8872)で、1990年5月2日に所有者全日本空輸、定置場は全日本空輸熊本乗員訓練所で登録され、1999年9月30日に抹消登録されデンマークの会社に売却されました。
全日本空輸熊本乗員訓練所では1990年頃から5機のパイパーPA-42-720シャイアン(JA8724・JA8871~JA8874)を導入し、1999年頃までて操縦士訓練を実施していました。
以前JALとANAは国内外に操縦士訓練所を自前で持っていたのですが、自前で持つには経費がかかりすぎるのか、現在ではJAL・ANA共に操縦士訓練所を持っていないと思います。
現在この機体は所有者Wells Fargo Bank NorthwestでN121LHという登録番号になっているようで、アメリカで飛んでいるのかな?

今回行くとこのような懐かしい3輪自動車(中国製とのこと)を売っていました。 珍しい自動車以外にも大型の重機やトラックも売っていますので、これらの車両が必要とされる方は三重県鈴鹿市の横山商店へお問い合わせください。


当日はここに掲載した3か所の取材を終えて、ヒコーキジャーナル187号に掲載したかかみがはら航空宇宙科学博物館に向かったのでありました。

公道から無料で見られる博物館状態だったのですが、もう見られなくなり残念です。

以下のR-2800の写真は2015年10月23日撮影です。

このように公道横にコンベア240のエンジン(プラット&ホイットニーR-2800-CB-17)が置かれていましたが・・・

コンベア240のパイロットだった方が見ていれば懐かしいでしょうね。

コックピット部

社長さんに「この状態で修了ですか」と聞くと、「次に門型のクレーンの上に2機を載せる」とのこと。

社長さんによるとこの機体は自衛隊機を模して塗装をしたとのことで、陸上自衛隊機を模したのでしょうね。

この機体は社長さんによると政府専用機を模したとのことです。 エンジンも再装着したとのことで、素人の社長さんがよくここまで復元できたことに驚いてしまいます。

この機体は1964年6月25日に所有者東亜航空で新規登録され、1971年7月2日に抹消登録されています。

コンベア240-3(JA5130)                               (2016年9月23日撮影)

三重県鈴鹿市にある横山商店で、ここも約1年ぶりの訪問です。 今まで紹介した3か所の場所は比較的近くにあり、かつ、大阪から東日本に向かう時に名阪国道を通ると通り道付近にあるので、時間がある場合は撮影するようにしています。

貴重なセスナ170ですがいつ撤去されてもおかしくないと思うので、撮影したい方はお早めに。 なお撮影したい方は数段の脚立があった方がいいでしょう。

窓や風防に穴が開き雨風が入り放題で、塗装も相当劣化しています。

前号でリポートしたかかみがはら航空宇宙科学博物館に行く前に三重県内の退役展示機を数か所見てきましたので、今号ではそのリポートをお送りいたします。

次は1991年12月7日に仙台空港で撮影されたMARK AIRのB-737-2T4C(N676MA)で、MARK AIRはアメリカのアラスカ(アンカレッジ)を拠点にした航空会社だったようで、1996年に運航停止しています。
この時の飛来はMARK AIRへのデリバリーフライトでのテクニカルランディングだったそうで、その前は中国南方航空(B-2505)で運航されていたので、中国からアメリカへのフライト途中に仙台空港で給油したのでしょう。
この機体は現在アメリカのtrans airの所有で、N306ALという登録番号で2015年6月にホノルルで飛んでいる写真がネットにありましたので、現在も飛んでいる可能性があります。
日本ではとっくの昔にB-737-200型は退役したのに、騒音にうるさいアメリカで現在も飛んでいることに驚いています。
伊丹空港で轟音を響かせながら離陸していくB-737-200型を懐かしく思いだしてしまいました。

セスナ170B(JA3015)                                 (2016年9月23日撮影)

◎ 2016年三重県内退役展示機巡り

最後は1988年8月8日に名古屋空港で撮影したロッキードL-100-30(B-3004)で、見ればわかると思いますが航空自衛隊や海上自衛隊が使用しているC-130の民間機型です。
この機体は貨物機として名古屋や福岡や伊丹に頻繁に飛来していたようで、中国東方航空や中国国際航空の塗装でも日本に飛来していたようです。
その後はアメリカのサザンエアトランスポート(N904SJ)で運航されていたようですが、1998年10月1日に倒産しており現在の状態はわかりません。

1985年11月27日に伊丹空港で撮影した中国民航のMD-80(B-2103)で、後に中国東方航空で運航されました。
ネットには出ているのですが全部英語で私でははっきりわからないのですが、1993年10月26日に中国での事故により大破した模様です。
英語がわかればネットにより事故の詳細がわかったでしょうが、英検4級の私ではどうしようもありません(汗)。
英語に堪能な方はご自分で事故の詳細をネットで調べてください。

最後はこの機体で、1993年8月3日に仙台空港に飛来したアエロフロートのイリューシンIL-18(RA-75442)で、7月8日から8月3日まで仙台空港を拠点として気象観測をしていたそうです。
この機体は気象観測機だそうで、アエロフロートが気象観測をしていてこのような機体を所有していたことに驚きますが、今もアエロフロートが気象観測機を所有しているのかな?
IL-18は電子情報支援機や対潜哨戒機に改造された機体をソビエト軍(ロシア軍)やインド軍が使用しており、日本で気象観測との名目で飛来し、他の情報も収集していたのではないかと疑い深い私は思っています。
私としてはIL-18という航空機は見たことがなく、読者の方々もほとんど見たことはないと思うのでとても貴重な写真だと思います。
KUMAGOROUさん、貴重な写真を提供していただきありがとうございました.
今は以前撮影したポジフィルムのスキャンに精をだしているとのことなので、何かいい写真が出てきましたら再度投稿よろしくお願いします。


仙台の方から投稿いただいたので、中学生の頃から伊丹空港に通っていた私としては対抗しなければなりません(笑)。
若い方々にはわからないかもわかりませんが、今は中国国際航空や中国東方航空・中国南方航空等々色々な中国の航空会社が日本に飛来していますが、以前は中国からは中国民航という会社しか日本へ就航していませんでした。
そこで以前私が撮影した中国民航機を投稿という形で掲載させていただきます。
以前にB-707やトライデント機はヒコーキジャーナルに掲載したと思うので、その後に日本に飛来した機種を掲載したいと思います。

次は見たことがない変わった形状の機体で、1992年5月30日に仙台空港で撮影されたビーチ2000スターシップ1(N14VP)で、5月30日に名古屋空港を飛び立ち仙台空港で給油、6月8日にアラスカを経由してアメリカに向かったそうです。
この機体は1986年から1995年までに53機だけ製造されたビジネス機で、2010年1月現在で9機のみ飛行可能状態にあるとネットにあり、この機体は2005年2月14日にアメリカで抹消登録されており、この機体ももう飛んでいないでしょうね。

2015年に行った時はこのようなボンネット型のトレーラーを売っていて・・・

再搭載されたためなくなってこのような状態になっていました。

2015年10月23日の時点では・・・

次はライアン205の2015年10月23日の姿を掲載しようと思っていたのですが、よく考えてみるとコンベア240の写真掲載は社長さんから了解を得ましたが、ライアン205の掲載は了解を得ることを忘れていたので、次回行った時に聞いてみたいと思います。 よって今回は掲載を見送ります。

翼も撮影していました。

ここは無線機器を設置する棚かな?

拡大して見てみると操縦桿の上の部分のすぐ下にJA5130と書かれたラジオコールプレートがあり、この機体はJA5130号機で間違いありません。

YS-11のコックピット部はコンベア240を参考にしたといわれているそうです。

そのまた後部  コンベア240は与圧機と思うので、この奥に圧力隔壁があるのかな?

後部

機首部から後部を撮影  以前喫茶店となっていたためか、換気扇?や壊れた照明?などがあります。

2015年10月23日に機内を撮影させてもらっており、現在は台車の上に載せて高い位置にあり子供が入ることはできなくなり、危険はなくなり掲載許可が降りたのでここで掲載したいと思います。

現在このようになっているのですが・・・

以前コンベア240やライアン205が解体されて置かれていた場所は・・・      (2015年10月23日撮影)

2機がこの後どうなるか、近くにお住いの方は時々見に行ってくださいね。

搭載するには大型の高所作業車が必要だそうで、入手するため車両を今探しているとのこと。

「このクレーンの上に2機載せることは無理じゃないですか」と聞いたところ、「載せられる」とのことでした。

実はこの日望遠レンズを持っていくのを忘れ、標準ズームの105mmが最高だったので小さいこの機体はこれらの画像が限界でした。 プロカメラマンであれば失職してしまいますが、CEO兼カメラマン兼記者兼編集者の私はおとがめなしです(笑)。

ライアン205(JA3057)

次は遠くに見えている小さな機体です。

この写真を見ると離陸時の姿に見え、フォトショップを操れる方は台座を消せば懐かしい写真になると思うので、チャレンジしたいと思う方はメールをいただければ元画像を送りますよ(笑)。

この写真を見ると車輪が装着されていないことがわかります。

私はコンベア240の現役時代の姿は見たことがなく、とても美しい姿だったのですね。

以前は横山商店に行くのに道がわからず通行人に道を聞いたりして苦労したのですが、今回行くと台座の上に上げたことにより国道を走行中に車から見えすぐに場所がわかりました。

社長さんに会って撮影させていただいたのですが、1年前に訪れたことを覚えていてくださりました。

この機体は1年前までバラバラになっていたのに、組み立てられた姿に驚いてしまいました。

三重県亀山市にある亀山公園ますみじどうえんで、ここも約1年ぶりの訪問です。

日本で唯一登録された機種の機体ですので、これからも展示を継続していただきたいです。

よって今は前輪に荷重はかかっておらず、ロープで引っ張って姿勢を保っている状態ですね。

今回行くと外れてはいますが、見た目はくっついているように見えるように地面と前輪を固定していました。

このように下に置かれていたのですが・・・

2015年10月23日に行った時は前輪が外れて・・・

三重県亀山市にあるあんぜん文化村で、ここは約1年ぶりの訪問です。

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前号で読者投稿写真を募集したところ、KUMAGOROUさんが投稿してくれました。 KUMAGOROUさんありがとうございます。
以前GO!NAVYで行っていたようにテーマ(機種)を決めて投稿を募集すればみなさんは投稿しやすいとは思いますが、読者の少ないヒコーキジャーナルですので投稿が少ない(あるいは無い)と思われ、ヒコーキジャーナルではこれは成り立たないでしょう。
読者の方が増えればそういう形の投稿募集を行うかもわかりませんが、今のところはジャンルを問わず募集しますので、お気軽に皆様投稿お願いします。

◎ 読者投稿写真

後部から機首部を撮影  座席はすべて取り外されていますが、カーテンが残っていることがわかります。

どういう風に載せるかはわかりませんが、搭載後クレーンは使えるのかな? なお、このクレーンは線路式ではなくタイヤ式なので、下の物を動かせば敷地内はどこでも動くことができるそうです。

この機体も日本で1機しか登録されておらず、貴重な機体です。

〇 鈴鹿市横山商店

〇 亀山公園ますみじどうえん

窓にはいたずら書きがありました。

ロッキードLASA60(JA3190)                             (2016年9月23日撮影)

〇 あんぜん文化村