dlitの殴り書き

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kindleの6周年セールで開拓社の言語・文化選書が50%オフ(10/25(木)まで)

 kindleの6周年記念キャンペーンで大規模なセール(50%以上オフ)が行われているのですが,言語学関連では開拓社の言語・文化選書が対象になっています。

www.amazon.co.jp

 開拓社は言語研究に関わっている方だと英語学のイメージがけっこうあるのではないでしょうか。この言語・文化選書も英語関係のものが多いですね。ただ言語学とその関連領域一般への入口となっているものもあります。

各分野の入門書

 私もこのシリーズすべてに目を通しているわけではありませんので,中身を確認したことがあるやつだけ挙げておきます。一般向けというよりは「○○入門」という趣で専門の入口として考えた方が良いと個人的には思いますが,ことばについて興味がある方は取り扱われている表現だけでも楽しめるのではないかと思います。

 ちなみにこの中では『ネーミングの言語学』がもっとも一般向けだと思いますが,いずれも学部の専門の授業,ものによっては大学院の授業でも十分テキストとして使えるでしょう。学部生,大学院生や近接領域の研究者,自身の専門でない分野の授業を担当することになっ(てしまっ)た教員の方などにおすすめです。

音韻論・形態論

音韻理論(最適性理論)

日常言語に潜む音法則の世界 (開拓社 言語・文化選書)

日常言語に潜む音法則の世界 (開拓社 言語・文化選書)

語彙意味論

日本語文法・統語論

文法現象から捉える日本語 (開拓社 言語・文化選書)

文法現象から捉える日本語 (開拓社 言語・文化選書)

そのほか

 「人文」のカテゴリー内をざっと見てみましたが,専門的に見て確実におすすめというものはあまり見つかりませんでした。

 アカデミックライティング関係のもので実際に大学の授業で使われているものもいくつか対象になっていて何冊か購入しました。その中では,下記のものなどはおすすめできます(文献情報の書き方の具体例が分かりやすく載っていて,web上の情報を参照する場合などもカバーしているとか)。ただ,こういうテキストは私のように業務上何冊も必要という方でなければ(特に学習者の方は)高くても自身に合ったものを購入するのがおすすめなので,できれば他のものと比べてから購入を検討してみてください。