今回は、ベンチャーウイスキーのイチローズモルトから、ワインウッドリザーブを飲んでみます。
羽生蒸溜所は、2004年に東亜酒造がキング醸造の傘下に入った際に閉鎖となり、熟成されていた原酒も廃棄される運命にありました。
しかし、東亜酒造の創業家の一人であった肥土(あくと)伊知郎氏がベンチャーウイスキーを設立し、それら原酒を買い上げ、福島県にある笹の川酒造で引き取ってもらったことで存続できました。
ワインウッドリザーブでは、複数のモルト原酒をブレンドした後で赤ワイン樽で後熟したものとなっています。
このほかに、ブレンデッドのみを行ったダブルディスティラリーと、ミズナラ樽で後熟を行ったミズナラウッドリザーブ(MWR)があります。
今回、行きつけのお店に定価で販売されていたので、早速飛びつきました。
グラスに注ぐと、液色は少々濃厚な琥珀色、香りはゴムとブドウの香りが鼻を突き抜けます。
口に含むと、グラスから香っていたゴム、その後はレーズン、ピート、ライムが広がります。
味わいは、アルコールからの辛みは少なく、ほのかな酸味と甘さが感じられます。かなり飲みやすいです。
ロックにすると、栗、柿の香りが先立ち、ブドウや黒こしょう、シナモンへ繋がり、後からバニラも追いかけてきます。
味わいは、甘みが強く、フルーツ由来の酸味が下支えしている感じです。
ハイボールにすると、柿とブドウの香りがほのかに漂い、あとからシナモン、バニラと続きます。
味わいは少々酸味が強くなり、さっぱりした印象です。
MWRやダブルディスティラリーと比べると、ピートからのスモーキーさは抑えられて、ワイン樽によるマリッジでブドウ、柿、栗と言った香りがプラスされたように思われます。
ノンエイジながら、マリッジによる所もあって、アルコールのとげも丸められたように思われます。
700mL、アルコール度数46度、価格は6000円。
ただし通販などではプレミアが付いて倍以上になっているので気をつけましょう。
なお、小容量200mLのボトルもラインナップされています。
幻の原酒をブレンド、ワイン樽でマリッジ
イチローズモルトのボトルの中で、葉っぱのラベルが貼られたラベルのシリーズは、かつて東亜酒造が所有していた羽生蒸溜所で作られた原酒と、ベンチャーウイスキー所有の秩父蒸溜所で新たに造られた原酒などをブレンドしたものを使用しているのが特徴です。羽生蒸溜所は、2004年に東亜酒造がキング醸造の傘下に入った際に閉鎖となり、熟成されていた原酒も廃棄される運命にありました。
しかし、東亜酒造の創業家の一人であった肥土(あくと)伊知郎氏がベンチャーウイスキーを設立し、それら原酒を買い上げ、福島県にある笹の川酒造で引き取ってもらったことで存続できました。
ワインウッドリザーブでは、複数のモルト原酒をブレンドした後で赤ワイン樽で後熟したものとなっています。
このほかに、ブレンデッドのみを行ったダブルディスティラリーと、ミズナラ樽で後熟を行ったミズナラウッドリザーブ(MWR)があります。
今回、行きつけのお店に定価で販売されていたので、早速飛びつきました。
ワイン樽がもたらす豊かな香り
では、ストレートから飲んでみます。グラスに注ぐと、液色は少々濃厚な琥珀色、香りはゴムとブドウの香りが鼻を突き抜けます。
口に含むと、グラスから香っていたゴム、その後はレーズン、ピート、ライムが広がります。
味わいは、アルコールからの辛みは少なく、ほのかな酸味と甘さが感じられます。かなり飲みやすいです。
ロックにすると、栗、柿の香りが先立ち、ブドウや黒こしょう、シナモンへ繋がり、後からバニラも追いかけてきます。
味わいは、甘みが強く、フルーツ由来の酸味が下支えしている感じです。
ハイボールにすると、柿とブドウの香りがほのかに漂い、あとからシナモン、バニラと続きます。
味わいは少々酸味が強くなり、さっぱりした印象です。
MWRやダブルディスティラリーと比べると、ピートからのスモーキーさは抑えられて、ワイン樽によるマリッジでブドウ、柿、栗と言った香りがプラスされたように思われます。
ノンエイジながら、マリッジによる所もあって、アルコールのとげも丸められたように思われます。
700mL、アルコール度数46度、価格は6000円。
ただし通販などではプレミアが付いて倍以上になっているので気をつけましょう。
なお、小容量200mLのボトルもラインナップされています。
<個人的評価>
- 香り A: ストレートでゴム、ブドウ、ライム、ピート。加水で栗、柿、スパイスが広がる。
- 味わい A: 甘みが中心的。ハイボールだと酸味が前に。
- 総評 AA: ワイン樽熟成でまろやかで香り豊か、飲みやすいボトル。
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