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【スポーツ】

[トライアスロン]きょう号砲!レジェンド継承! 古谷が2代目「お台場男」宣言

2018年10月14日 紙面から

記者会見を終え、笑顔を見せる(左から)北條巧、古谷純平、細田雄一、佐藤優香、高橋侑子、岸本新菜=東京・台場のヒルトン東京お台場で(河口貞史撮影)

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◆第24回日本トライアスロン選手権(2018/東京・台場)

 兼2018NTTトライアスロンジャパンランキング最終戦▽14日▽お台場海浜公園(スイム1・5キロ)、臨海副都心特設会場(バイク40キロ、ラン10キロ)▽男子50人、女子55人▽日本トライアスロン連合、東京中日スポーツ・東京新聞主催

 大会前日の13日、東京・台場のホテルで男女トップ6選手が会見、今夏のアジア大会(インドネシア)でアベック優勝した男子の古谷純平(27)=三井住友海上=と女子の高橋侑子(27)=富士通=らが抱負を語った。古谷は3年ぶり2度目の優勝を、高橋は悲願の初優勝を目指す。2020年東京五輪では同じ台場エリアにコースが設営されるが、今回とは違うコースになる。

 古谷が、2代目「お台場男」に名乗りを上げた。「この2週間はしっかり調整してきた。この日本選手権で『お台場男』になるのは私だ」と気合十分だ。

 昨年まで日本選手権には「お台場男」の元祖がいた。前人未到の大会通算11度の優勝、アテネ五輪から4大会連続の五輪代表として日本男子をけん引した田山寛豪(ひろかつ)だ。昨年の大会で有終の美を飾ったレジェンドが退いた今年は、後継者が誰になるかも注目される。

 「リオ五輪後、自分が日本男子を引っ張っていくんだと思ってやってきた。田山さんからも『純平! 次は任せたぞ』と託されたと思っているので、名実ともに『お台場男』になるためには勝ってなんぼなので結果で示したい」と意気込む。

 今年は「コーナーが多いテクニカルなコース」に変更され、レース展開のポイントは2種目目のバイクになるという。バイクスキルがある古谷は「コーナーを得意としているので、バイクでアドバンテージを取ってラン勝負で競り勝ちたい」と語った。

 昨年12月から専門コーチから指導を受けて課題のランを強化。今季もここまで着実に成長してきた27歳は、「(15年の)初優勝からこの2年間は、2位と5位。今年はベストパフォーマンスを発揮して必ず優勝したい」。3年ぶりの日本選手権タイトルと、3年連続の日本ランキング王者の2冠達成を目指す。 (辛仁夏)

 

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