『若おかみ』で思い出したが、この作品は温泉旅館の一番いいところがちゃんと描かれていない。
そう、温泉だ。

尺が相当足りなかったのだろうしドラマパートもとっ散らかってるけど、結局温泉街の「情緒」を描いていないのが、一番の不満だ。
水領の入浴は描かれているが、どうも雑で、露天風呂の情緒が出ていない。
あと、僕ならエロくなろうがなるまいが、おっこの入浴シーンを付け加えただろう。やらなきゃ失礼であります!


最近は箱根にビジネスホテルより安い旅館を見付けたので、そこに月一くらいで通っている。
湯治をしないと体調的に持たないのだ。
来週も行ってくる。

山の中で頭を空っぽにして、木々のざわめきが聞こえる露天の湯に浸かって、マッサージをしまくって、やっと心身デトックスして生きて帰れる。
温泉とは贅沢ではない、昔から「治療」の一環なのだ。


そういう描写がもっとあれば、『若おかみ』の評価はガラッと変わったであろう。
なんか、惜しいなぁ。