必ずしも大好きな脚本家ではないが、『いつ恋』で完全にやられてしまった。
あれは素晴らしかった。

その『いつ恋』を「リアリティがない!」と偉そうに批判していた某「新章」脚本家が、リアリティどころか隅々まで支離滅裂で被災地をも侮辱したゴミ脚本を書き散らして今や業界探しても見つからない状態なのはいい思い出。
日本語も書けないただのヒステリークソババアだったっていう女性脚本家、どうしてこんなに多いんだろ?

まぁ、それはさておき。


普段から脚本家を「中学国語を勉強してから来い!」と散々バカにしているが、それはアニメというくだらない、バカと白痴しかいない業界に限っての話。
実写やドラマには天才・巨匠がいくらでもいる。

僕の脚本の「教科書」になってくれた倉本聰、『金八先生』で文字通り「先生」として戦った小山内美江子、『女王の教室』で震えた遊川和彦、『リーガル・ハイ』に痺れた古沢良太、そして『いつ恋』の坂元裕二。
あと、『私の優しくない先輩』でお世話になった大野俊哉さんも入れたいが、彼の最近の仕事観てないので、まぁいいや。


しかし坂元さんのこのインタビュー、職人だね。
謙虚以前に、我を殺して登場人物と一体化して、ドラマを紡ぎ出す。
自分が「カメラ」となって、世界を覗き込む。
言ってしまえば当たり前のことだけど、現場でふんぞり返ることしか能のないアニメの脚本家にはできないだろうね。
「我」しかないから、キャラが作れない。


このインタビュー、アニメ脚本家には決して理解できないだろう。バカだから。