運転中の安全性と快適性を追求した“未来のバイクヘルメット”「CrossHelmet(クロスヘルメット) X1」は、株式会社Borderlessでヤマハ、ニコン、ソニー、ノキアなどの大手企業で経験を積んだエンジニアやデザイナーたちがチームとして開発したヘルメットだ。
ヘッドアップディスプレイにさまざまな情報を投影し、運転中の安全性を向上!
前面のシールド部分の内側にはヘッドアップディスプレイが設置されており、後頭部にあるカメラにより背後の映像が映る仕組みになっている。オートバイのミラーは通常ハンドル部分に付いているため、運転の状況によっては角度や視界が悪く、十分に後方を確認することができない。しかし、後方の映像が表示されることによって周囲360°を安全に確認することができるのだ。
前面のシールド部分にヘッドアップディスプレイが設置されている。
ヘルメット後方に内蔵されたカメラ。
このヘッドアップディスプレイは、スマートフォンの専用アプリ(iOS・Android対応)とBluetoothで連携することによって、GPSナビゲーションや天気予報などの情報を表示させることも可能だ。
また、ヘルメット側面にあるタッチパネルからスマートフォンやヘッドアップディスプレイの機能を操作できる。
そのほかの機能もさらにすごい! 着用したまま色々なことが楽しめる
このCrossHelmetは、ライダーのニーズに応じて環境音を調整する独自のサウンドコントロールシステム「CrossSound Control(クロスサウンドコントロール)」によって、運転中にライダーを疲労させる風切り音などのロードノイズやエンジンノイズを軽減。
またCrossHelmetユーザーのグループメンバーと会話することができるグループトーク機能を搭載していて、この機能はCrossHelmetを着用していないメンバーともスマートフォンやBluetoothによって接続し、音声通話が可能だ。
CrossSound Controlはスマートフォンによって特定の音域を増幅するなどの調整もできるので、ツーリング中にヘルメットをかぶった状態でコミュニケーションを取る際にも困らない。
そのほかにも、ヘルメット内蔵スピーカーから音楽、ラジオ、ポッドキャストなどを聞くことができたり、SiriやGoogleアシスタントの音声制御もできるなど、ヘルメットを被った状態でさまざまなことを楽しむことができそうだ。
多くの安全基準もクリアし公道の走行もOK!
CrossHelmetはポリカーボネート製で、豊富な知識や経験、先進的な設備を備えた製造パートナーとの協力によって開発されているため、「DOT」「ECE」「JIS」などさまざまな規格を満たしており、日本の公道でも使用可能。また、両サイドに取り付けられたLEDライトが夜間運転時の視認性を高めてくれる。