老害
出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
- 「甘ったれるな若者!」
お金の若者離れについて、~高須克弥(2018年5月)
- 「日本の場合、みんな平等に、緩やかに貧しくなっていけばいい。」
少子高齢化におけるこの国の形について、~上野千鶴子(2017年2月)
老害(ろうがい)とは、組織において、死に損ないどもが引退できずにいつまでも居座ってしまい腐敗を招くという災害、またはそれを起こす人物や危険物のことである。
また、老害によって労働環境が悪化した場合は労害、冤罪なのに牢屋に入れられた場合は牢害、人の人生をおもちゃのように遊ぶ場合は弄害とも呼ばれている。
目次
[非表示]概要[編集]
日本では太古より年功序列を重んじてきたため、老害現象が起こりやすい。政治・文化・企業等々あらゆる世界で発生し、近年社会問題となっている。この現象が進行すると、若手が育たず、スムーズに世代交代が行われなくなり、組織全体が老人集団と化してしまう。さらに、自浄作用の無い老人組織が増えてくると今度は業界単位における老害現象へと拡大する。
原因[編集]
- 過去の栄光にしがみつく
- 老害はかつてその業界で何らかの功績を挙げたものが多い。しかしながら功績はその一発限りだったりして、それをネタにいつまでも消化試合を続けて居座り続ける。
例:政治家(特に閣僚経験者)、スポーツ選手(特に五輪メダリスト·名球会加盟者等)
- 引退の機会を逃す
- 上記とは逆に、大して実績があるわけでもない普通な人達が運良くリストラなどに巻き込まれずに生き残り続けるもの。このような要領の良い連中は大抵コネを持っていて、それを利用して良い仕事やポストを回して貰いさらに長く居座る。
例:公務員(特に部長相当職以上)
- 有力な後継者が現れない
- こうなった場合、頼みの綱になるのは知名度だけは一人前のかつての王者である。老人側が全盛期のクオリティを維持しているのであれば問題ないのだが、逆に中途半端に劣化していることが多いので、状況は悪くなる一方である。この傾向は連載漫画雑誌にありがちで、人気作の引き際を見誤ると、なまじ人気があるので劣化しても終わるに終われない。作家にとっても次世代の新人にとっても不幸な状況である しかしこのような意見もあるものの、あらゆる業種・業界において有能な後継者たり得る若者は早い段階でこいつらに潰されていくため、「現れない」と言うよりは「育てる気が無い」と言った方が正しいと考えられる。
例:近藤喜文亡き後のスタジオジブリ、岩田聡入社前&亡き後の任天堂
- 同年代の人物同士で馴れ合う
- 別の業界で頑張っている高齢者(別に老害でなくてもよい)がいると、老害も負けていられないと自分の限界も知らず一線を張ろうとする。しかしたいてい能力が無いのに張り切るため、傍目から見れば馴れ合い以外の何者でもない。
対策[編集]
- 更なる腐敗を呼ぶ恐れがあるため近年では非合理的であると考えられている方法。
- 殿堂入りにするなど高い地位に祭り上げる。
- 若者に老害よりも強い権限を与える。
- 老害の多くは家庭に問題がある場合がある。「自分は家族のためにやってきたんだ」と自負しているため離婚の事実を突きつければ自分の人生を見つめ直すことができる。ただし、それによって悪化する場合も否定できない。素人にはお勧めできない。
生息しやすい場所[編集]
老害はそもそも「なる」モノであるためその生息域は多岐に渡るが、中でも個体数が極めて多い場所は以下の通りとなる。
- 政界
- 元首相などが屯するスペースでは老害たちのお昼寝がよく見られる。国会は高齢者サロンじゃねえんだぞ。
- 「五十六十青二才」とさえ言われる高齢化空間であり、その老害率は極めて高い。
- スポーツ界
- 実年齢はまだしも、「過去の栄光」にすがる老害の巣窟。半世紀も前の記録を後生大事に語ってくる老害が山ほどいる。
- また張本勲をはじめスポーツ経験者が他所で老害化することも多く、スポーツが脳に与える悪影響が指摘されている。
- 教育界
- 「日教組」という三文字が全てである。
- 彼ら教育界の老害が如何に迷惑かが知りたければ、近所の学校で「君が代」でも歌ってくるといい。老害教師が飛んできて大騒ぎするから。
歴史上の老害たち[編集]
- 西園寺公望
- 最後の最後まで生き残った元老。こいつが近衛文麿を出さなければ戦争は無かった。モザイク(刑法175条)が消えないのもこいつのせいである。将に、鬼籍に入っても呪いを掛ける最悪の老害。
- 東郷平八郎
- 伝説の軍人も晩年は百害あって一利なしの邪魔者であった。
- 尾崎行雄
- 当選25回を持つ衆議院議員。1890年(明治23年)の第1回衆議院総選挙から、戦時中を経て戦後まで途切れることなく三重県の選挙区から25期63年間当選し続けた。おそらく三重県では、衆議院総選挙において尾崎以外に投票したことがないまま生涯を終えた人も十分いるだろうと考えられる。尾崎は自由民権運動や大正デモクラシーで活躍した「憲政の神様」であり、戦時中は不敬罪で逮捕(でも最終的には無罪判決)されるなど気骨がある所を見せたが、戦後になれば年齢はとうに90を超えており、有権者にもやっと飽きられたのか1953年(昭和28年)の総選挙で初めて落選し、翌年病死した。
補足[編集]
既得権を持つ高齢者が不況にあえぐ若年層または貧困層に対して冷淡な態度を取るというのは昔からよくあるパターンである。例えば、昭和初期の不況期にも既得権を持つ高齢者が本記事冒頭に挙げたものと同様の説教を若年層に対して垂れていたんだとか。詳しくは管賀江留郎の著書『戦前の少年犯罪』(築地書館、2007年)を参照されたい。
真理[編集]
「人間というものは年齢の段階が違うと確かに別の人間にはなるが、前より立派な人間になるとは必ずしも言い得ないのだ。」
〜 老害 について、ゲーテ
〜 老害 について、ゲーテ
なお、ゲーテ自身も晩年にはエッカーマン相手に延々と講釈を垂れる立派な老害だった。
関連項目[編集]
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