ホンダ談：ロレンソ獲得、ストーナー復帰、ヤマハ不調…etc

『アルベルト・プーチインタビュー』

★アルベルト・プーチ氏（ホンダHRCチームマネージャー）が『La Gazzetta dello Sport』のインタビューで、次のように話した。

【ホンダはホルヘ・ロレンソのマシン開発能力をフル活用できるのでは…】
「（ロレンソとマルケスの）ライディングスタイルはかなり異なるものだろうし、マルクはスタイルを変えるつもりはないだろうし、ホルヘはホンダ機に合わせていくよう努力するでしょう。ホンダも手を貸して行きますよ。」

【ロレンソ獲得のアプローチは、元ライダーとして挑んでいったの？】
「そうですね。本人にこう言ったんですよ…ホンダと話してみる気があるなら、直接話し合った方が良いんじゃないかいって。
ホルヘに『君はライダーだし、僕もそうだった。こっちはマシンを提供することができるし、君には力がある。会って、話してみないかい』と言ったんです。
まぁ、話し合いに長くはかからなかったってことは明言できますよ。」

【今年一番の衝撃契約を実現させたわけで…】
「私はそうは思いませんがね。他のメーカーがやらなかったことを実現させただけですよ。
ホンダに（ロレンソ獲得に）乗り出してみてもいいかと伺いを立て、乗り出して行って、獲得したと言うわけです。
ただ、私が決定を下したわけではないんでね。私流のやり方ではないから。
日本人スタッフとは常に然るべき関係を保ってきてますから。常に伺いを立て、相談しながらやってました。」

【ロレンソ選手によれば、プーチ氏とは似た者同士で、はっきり物を言うキツいタイプなのだと…】
「この『キツいタイプ』って言うのは、正直なところ、ずっと理解できずにいるんですがね。
私はスポーツという観点で物事を進めていこうとしてるわけで…2輪レース業界35年、超ハイレベルのライダーらと組んできた経験を活かしてね。」

【ケーシー・ストーナーはホンダのテストライダーに復帰しそう？】
「私はケーシーと、実に良好関係なんですよ。私がヨーロッパに連れてきて、当初、私の家に居たんですからね。
ホンダに居た頃、何があったかは知らないが、とにかく、マシンに乗せたら速攻で速い走りができますからね。
現在、テストライダーは（ステファン）ブラドルがいるが、将来的に門戸は開かれてますよ。ケーシーみたいなライダーがもう1人入る分にはね。」

【ヤマハがシーズン中のエンジン開発を希望しているようだが…】
「色々と言われているほど、ヤマハが酷い状態だとは思えないんですがねぇ。
常にマシンのせいにするってのが、正しいことだとは思いませんね。」

【現在、ドゥカティがベストマシンだと思う？】
「一番バランスの取れているマシンだとは言えるでしょう。ただ、バランスの取れてないメーカーが複数あるわけだから。」

【それは、どのメーカー？】
「当ててみて下さいよ。」

（2018年10月10日『Corse di moto』記事参照）

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