社会鳥羽国際ホテルを書類送検 違法残業、労基法違反容疑三重県鳥羽市の鳥羽国際ホテルで社員を違法に長時間労働させたとして、伊勢労働基準監督署は11日、労働基準法違反の疑いで運営会社の伊勢志摩リゾートマネジメント(同県志摩市)と代表取締役の男性(64)を津地検に書類送検した。 送検容疑では、会社と社員が残業に関して取り決めておく有効な36(さぶろく)協定を結ばないまま、社員4人に3月だけで80時間以上の残業をさせたとされる。労基法では無効な36協定だと1日8時間以上の労働が禁止されている。労基署によると、代表取締役の男性は「長時間労働させたのは間違いない」と認めている。 鳥羽国際ホテルは、7~8月に全国高校総体開会式出席のため皇太子さまが宿泊されるなど、皇室も利用する格式の高いホテルとして知られる。伊勢志摩リゾートマネジメントは三井不動産の子会社で、担当者は「事態を真摯(しんし)に受け止め、抜本的な対策を図る。労働環境の改善に努めていく」と話した。 (中日新聞) 今、あなたにオススメ Recommended by
|
|