COOLSのサブリーダーである岩城滉一さんや、女優の多岐川裕美さん
数年前から何かと懇意にさせて頂いている元レーサーの桑島正美さんが
出演されている1976年(昭和51年)公開の東映映画「爆発 暴走遊戯」を観ました
爆発 暴走遊戯は岩城滉一さん主演でシリーズ化された「暴走族シリーズ」の第2弾
まあ内容的には1970年代の邦画にありがちなツッコミどころ満載の内容でしたが(笑)
1970年代の若者の世相が垣間見れ個人的には十分楽しめましたよ
<あらすじ>
風間(岩城滉一)が率いる下町の暴走族“ブラックパンサー”と花田率いる
山の手の“レッドバロン”は、鈴鹿のGPレースを見学に行く途中、山道で激突した
だがGPレースのスタート時間が近づいたため決着は後日に、という事で双方別れた
レース後、ブラックパンサーの真一、風間の妹・ユキ(多岐川裕美)、風間の恋人・あけみは
ヨーロッパで優勝した花形レーサー、桑島正美にサインをもらって大喜びする
しかしレッドバロンの花田と魔子は、真一たちを
「隅田川のドブネズミ」とののしって桑島を連れて行った
下町の貧乏人で構成されるブラックパンサーと、山の手のボンボンで構成されるレッドバロンは
以前から対立関係にあり、当然のように小競り合いが勃発するのだが
モタモタしているとレースを見逃しかねないってんで一時休戦な雰囲気に・・・
まあこの「下町の不良VS山の手のボンボン」という図式は邦画・洋画を問わず
当時の若者の青春映画でよく見かけるパターンで必ずと言っていい程
下町の貧乏な不良連中の方が主役で美化される(笑)
翌日、花田が風間を訪ね、鈴鹿の決着を、三日後に駒形橋インターでつけると伝えた
それを聞いたユキは、争いを中止させるため、桑島を訪ねて喧嘩の仲裁を依頼した
ユキの真心に感動した桑島は、花田を力で説きふせて、ユキとの約束を守った
決着の当日、指定場所に、ブラックパンサーと応援のバイク集団・行田連合が集結した
だが、花田はこの場所を警察に密告、風間ほか数名のメンバーが逮捕された
決戦に挑むブラックパンサーの面々はなぜか出撃前に全員で指パッチンをしながらの
ダンスシーンを披露するのだが、これはたぶん1961年(昭和36年)に公開された
アメリカ映画「ウエストサイド物語」のオマージュ?リスペクト?パクリ?だろう(笑)
しかしそのクサい演出のおかげで何とも言えないノリが全編に染み渡る結果になり
作品のカテゴライズを珍作へと追い込んでいます(笑)
卑劣な罠にブチ切れた真一は復讐を決意し、風間の恋人アケミやユキが止めるのも聞かず
仲間のサブと共にレッドバロンのメンバーや桑島の車に対する破壊工作を開始するのだが
花田らに待ち伏せされて軽々と捕まってしまい、真一は凄惨なリンチを受けるハメに
逃げのびた真一は花田に復讐すべく花田をナイフで斬りかかるが返り討ちにあい
深傷を負って、ユキのアパートへ逃げのびた
だが数時間後、真一は風間たちに見とられて息を引きとった
そんな状況の中、桑島とユキは何故かイイ雰囲気になりつつあったのだが
ブラックパンサーとレッドバロンの対立関係は、何とか事態を収めようとする
2人の思惑を無視して悪化の度を深めてゆく
てか、劇中に登場する写真の桑島さんの愛車って何?
英国車のような気はするのだが?
怒りに燃える風間は桑島とユキの仲を引き離そうとする
風間は真一の復讐を決意し、レッドバロンが鴨川へ遠乗りに行った事を知るや
ブラックパンサーを集合させ追走した
一方、ユキとあけみは桑島の車で後を追った
やがて、ガソリンスタンドで追いついたブラックパンサーは
レッドバロンを襲撃し、やがて風間と花田の対決
風間は花田の腹めがけてナイフを突き刺した
そこに桑島たちが追いつき、桑島が乱闘の中に入ったのだが
風間は桑島めがけて突進した
足を刺された桑島は、そのナイフを取り上げ逆に風間を刺した
風間、桑島の両者が死んだのかどうかは定かではないが
倒れ込んだ二人の前で、なぜかユキはウエディングドレス姿を披露する
そして、わけわからず、このまま物語は終了する(笑)
と、まあこんな内容の映画だが僕としては若き日の桑島さんを
垣間見れた事は大変興味深い作品と言える
当時、レーサーとして飛ぶ鳥を落とす勢いだった桑島さんは
クールスの面々とも親しかったそうだ
そう言った時代背景や縁があり映画出演と相成ったんだろう
今度、桑島さんに会ったら映画出演時の裏話を是非聞かせてもらおう!
ジャンジャン!!
「黒い稲妻」レーサー桑島正美の記事
爆発 暴走遊戯 予告編 1976 東映
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やっぱ、この頃の多岐川裕美さんは絶品!(^^♪←いや、そのコメントおかしくないかお前( 一一)
今時、暴走族=格好悪いの図式だけど、あのころは暴走族ってそれなりの社会的ポジションをもっていたなぁ。
でも、この映画のラストは・・・「?」だわ(笑)
脚本が「ウエストサイドストーリー」のパクリっってすぐわかるわ(^^ゞ
2018/9/21(金) 午後 8:15
返信する
> ゴルゴさん
多岐川裕美さんってデビューしたての頃はけっこうスケバン役とかも
やってらしたみたいでヌードにもなってるみたいですがあまり記憶にないですね~
僕の記憶では確か1980年頃に「酸っぱい経験」って曲がヒットしたという事です
それまではあまり歌手というイメージはなかったんですけどね
まあ歌はあまり上手じゃなかったですね 笑
1970年代の暴走族って時代を牽引してたし、それなりのポジションがありましたよね
個人的に暴走族がダサくなりだしたのは1980年代に入ってからだと思います
時代にそぐわなくなってきたという事もあるでしょうが竹の子族の流行もあって
どんどん奇妙な格好になっていきましたからね 笑
1970年代の邦画は今見たらクサいって作品が多いですね~
同じ東映系でも実録ヤクザ路線はリアリティーもあって今見ても完成度も高いと思うんですが
不良系の作品は観てる方が恥ずかしくなる演出の物が多いと感じます
ウエストサイド物語やグリースはミュージカル映画ですが個人的には
あのタイプの映画は欧米人が演じるから様になるんじゃないかと思いますよ
2018/9/21(金) 午後 10:47 [ プレインズ ] 返信する
確かに、お説のとおりですね。
そこに生まれ育った文化には、それを再現するとなると、
そこの地政学的なモノが色濃く出ますよね。
ご指摘のように、ウエスト・・・にしても、王様と私、あるいは南太平洋でしたっけ?等々、
ミュージカル自体が、バタ臭いところから発してますよね。
”蝶々さん!”もプリ・マドンナは、日本人の体格では、
ピンカートンの相手役は務まらないような気がしますから・・・。
2018/9/22(土) 午前 6:17 [ ben*ei*hi19** ] 返信する
> ben*ei*hi19**さん
昨今の日本人は生活様式や食べ物も変わり体格も良くなりました
コンピューターやメディアの発達で海外の情報も多くなり
欧米人と比べても遜色ないようになりましたが1970年代の日本は
あらゆる分野で欧米から遅れを取っており欧米を模範とし真似ばかりしていた
更に言うと欧米人とアジア人の特徴の差も大きかった
まあ有体に言えば猿が猿真似してたというニュアンスでしょう(笑)
でも、あの時代に比べると日本人もグローバルになったと思いますよ
今やどの分野でも世界を圧巻する日本人も多いですからね~
てか、師匠!本文の写真の黄色い2シーターのスポーツカーって何でしょうか?
2018/9/22(土) 午前 9:27 [ プレインズ ] 返信する