Anker(アンカー) モバイルバッテリー比較表で自分に最適なものを選ぼう!でモバイルバッテリーの比較をしましたがここではAnkerの充電器PowerPortを整理したいと思います。
Anker(アンカー) の充電器は大きく分けて以下の3種類あります。
- USB急速充電器(卓上式)
ポート数が5,6,10と多いので充電端末が多い人やリビングで家族と利用するのに最適 - USB急速充電器(壁挿し)
ポート数が1,2,3,4、躯体が小さいので持ち運びにも便利 - ワイヤレス充電器
ケーブルレスは楽だがiPhoneは5Wと充電速度が遅いのがネック
モバイルバッテリーと同様に種類が多いので比較することで選びやすくなるかと思います。Amazon、楽天、ヤフーの価格を載せていますがほぼAmazonの方が安いです。
まず初めに
- Anker(アンカー)とは?
- 30日間返品返金保証・18ヶ月保証と手続き方法
- iPhone純正の充電器・ケーブルとの充電速度比較
- アンカー製品はAmazonが安い!?偽物が流通している!?
について書いているので知っている人は目次で飛ばして下さい。
目次 [非表示]
Anker(アンカー)とは?
Anker(アンカー)は米Googleの検索エンジニアが2011年に設立した会社で現在ではアメリカ、日本、欧州など、世界のEC市場でトップクラスの販売実績と評価を獲得していますが公式サイトの採用ページに企業理念が載っていました。
Ankerの誕生は、今からおよそ6年前の2011年。米Google出身の若き検索エンジニアがPC部品を買おうとしたときに、いちユーザーとして抱いた疑問がきっかけでした。
品質には優れるが価格の高い純正品か、価格は安いが品質やサポートが劣るノンブランド品しかない限られた選択肢。―なぜ、手の届きやすい価格と、優れた機能性・品質・サポートを兼ね備えた製品がないのだろう?
この疑問に対して答えるべく、Ankerの事業と製品は設計されました。
手の届きやすい価格で機能性・品質・サポートを兼ね備えた、自分たちが本当に使いたいと思える製品を世に送り出す。
いつまでも変わらない、Ankerグループの基本的な考え方です。
Anker製品は低価格・高品質・良サポートで人気ですが正にそれらを目標に設立されていたのですね。
30日間返品返金保証・18ヶ月保証と手続き方法
Ankerの保証には以下の2種類あります。
- 30日間返品返金保証(Amazon、楽天、ヤフーの直営店Anker Directでの購入に限る)
不具合、未使用でのキズ・箱潰れなどがあった場合に30日以内に商品を送り返すと返金してもらえます。誤って購入した場合はこちらが送料を負担しなくてはいけません。 - 18ヶ月保証
18ヶ月以内に不具合があった場合は返金または同一新品製品と交換してくれます。
詳しくはAnkerの公式サイトの保証内容をご確認下さい。
保証の手続きは以下の3つのどれかから可能です。
- Anker公式サイトの保証フォーム
- メール:support@anker.com
- 電話:03-4455-7823 (月~金 9:00~17:00 祝日・お盆・年末年始を除く)
Anker PowerPortとiPhone純正充電器の充電速度比較
- Anker PowerPort Speed 5とiPhoneとiPad純正アダプタの充電速度比較
- Anker PowerPort Speed 5 Quick Charge 3.0とPowerPort 5の充電速度比較
下表はこれらの記事で測定した時の数値です。
iPhone7 Plus、ケーブルがiPhone純正という条件で10分間測定しています。
電流の値は微増減されていた中でもよく表示された値を載せています。
PowerPort 5 | iPhone純正 | |
電圧(V) | 5.15 | 5.03 |
電流(A) | 1.47 (1.71~1.47) | 0.95 (1.01~0.75) |
充電量 | 240mAh | 150mAh |
Ankerの充電器はiPhone純正の1.6倍の速度で充電されていることになります。
AnkerとiPhone純正ライトニングケーブルの充電速度比較
純正ケーブルをAnkerのケーブルに変えるとさらに充電速度が速くなります。
下表はこの記事で測定した時の数値です。
iPhone7 Plus、充電器はAnker PowerPort 5という条件で10分間測定しています。
Anker PowerLine+ | iPhone純正 | |
電圧(V) | 5.15 | 5.15〜5.13 |
電流(A) | 1.88 (2.00~1.82) | 1.30 (1.44~1.24) |
充電量 | 315mAh | 218mAh |
ですのでAnkerの充電器やモバイルバッテリーを購入する時は充電ケーブルも同時に購入することをおすすめします。以下の3つの中から選んでおけば大丈夫です。どう違うかはケーブル比較記事を読んで下さい。
コスパの良いPowerLine Ⅱ
長い目で見るとコスパ最強のPowerLine+Ⅱ
Andorid、MacBookなどのUSB-C対応機種ユーザーはPD対応PowerLine Ⅱ USB-C & USB-A 3.1(ホワイト・ブラック)
アンカー製品はAmazonが安い!?偽物が流通している!?
アンカーのモバイルバッテリー・充電器・ケーブルはAmazon、楽天市場、ヤフーショッピングの直営店で取り扱いがありますが全ての製品においてAmazonの方が安いです。
比較的新しい商品はAmazonでしか取り扱っていない場合もあります。
また、アンカーは人気ブランドのため多くの偽物が流通しているので直営店で購入するのが無難です。Amazon、楽天、ヤフー各最安値のリンクは直営店の直リンクにしています。
Anker(アンカー) PowerPort USB急速充電器(卓上式)
卓上式はポート数が5,6,10個あります。
ポート数別に分けるよりQuick Charge(高速充電)の有無で分けた方が選びやすいのでQuick Charge(高速充電)の有無で比較表を作ります。
PowerIQは最大12WですがQuick Charge3.0は最大18Wなので1.5倍速く充電が出来ます。
iPhone,iPadはQuick Chargeに対応していないのでiPhone,iPadユーザーはQuick Charge非対応のものを選んで下さい。
Quick Charge非対応USB急速充電器(卓上式)
PowerPort I PD | PowerPort 5 | PowerPort 6 Lite | PowerPort 6 | PowerPort 10 | |
画像 | |||||
ポート数 | PD×1 PowerIQ×4 | PowerIQ×5 | PowerIQ×3 USB×3 | PowerIQ×6 | PowerIQ×10 |
出力 | PD30W 5V/2.4A | 5V/2.4A | 5V/2.4A 5V/1A | 5V/2.4A | 5V/2.4A |
総ワット | 60W | 40W | 30W | 60W | 60W |
サイズ(mm) | 103x78x28 | 90x57x29 | 99×70×27 | 99×70×26 | 112x68x27 |
重さ | 213g | 235g | 155g | 190 g | 390g |
色 | 黒 | 白・黒 | 白 | 白・黒 | 白・黒 |
Amazon | 3499 | 2599 | 2099 | 3299 | 3799 |
楽天 | – | 2980 | 2374 | 3599 | 3998 |
ヤフー | – | – |
- PowerPort I PD
Anker PowerPort+ 5 USB-C Power Deliveryの後継機改良モデルです。
+シリーズではなくなっているので素材が変わり軽くかつ安くなっています。
PD対応なのでMacbookなども充電できます。別途高速充電ケーブルが必要ですが高速充電対応のiPhone8/Plus/Xも高速で充電出来ます。 - PowerPort 5
私も使用していますが5つで足りるならこれで良いでしょう。 - PowerPort 6 Lite
3ポートだけPowerIQです。6ポートで30Wしかないので充電端末によっては 6台同時充電できない場合があるので注意が必要です。 - PowerPort 6
これかPowerPort5を選べば間違いないかと思います。 - PowerPort 10
家族で同時に充電したり充電端末が多い人向けです。
これらの中では以下の4つのどれかを選べば間違いはないかと思います。
コスパの良いPowerPort 5またはPowerPort 6
同時に充電する端末が多い人向けのPowerPort 10
ノートパソコンも充電できるPD対応のPowerPort I PD
Quick Charge対応USB急速充電器(卓上式)
PowerPort Speed 5 Quick Charge 3.0 | PowerPort+ 6 Quick Charge 3.0 | |
画像 | ||
ポート数 | QC×2 PowerIQ×3 | QC×1 PowerIQ×5 |
出力 | QC18W 5V/2.4A | QC18W 5V/2.4A |
総ワット | 63W | 60W |
サイズ(mm) | 102×75×28 | 103×78×28 |
重さ | 205g | 223g |
色 | 白・黒 | 黒 |
Amazon | 3299 | 3999 |
楽天 | 3699 | – |
ヤフー | – |
- PowerPort Speed 5 Quick Charge 3.0
QCポートが2つ付いているのでQC対応端末を2台持っている人には良いでしょう。 - PowerPort+ 6 Quick Charge 3.0
QCポートが1つです。+シリーズなので躯体がアルミ素材です。
5ポート(QC2ポート、PowerIQ3ポート)、6ポート(QC1ポート、PowerIQ5ポート)の2択なので選ぶのは簡単ですね。
Anker(アンカー) PowerPort USB急速充電器(壁挿し)
壁挿しはポート数が1,2,3,4個あります。
卓上式と同じくポート数別に分けるよりQuick Charge(高速充電)の有無で分けた方が選びやすいのでQuick Charge(高速充電)の有無で比較表を作ります。
Quick Charge非対応USB急速充電器(壁挿し)
モバイルバッテリーと充電器が1つになったPowerCore Fusion 5000も選択肢に入るので表に入れています。
PowerPort ll PD | PowerPort PD30 | Wall Charger | PowerPort mini | PowerPort 2 Eco | 2-Port USB Charger | PowerPort 2 Elite | PowerPort II | PowerCore Fusion5000 | PowerPort 4 | |
画像 | ||||||||||
ポート数 | PD×1 PowerIQ2.0×1 | PD×1 | USB×1 | PowerIQ×2 | PowerIQ×2 | PowerIQ×2 | PowerIQ×2 | PowerIQ×2 | PowerIQ×2 | PowerIQ×4 |
出力 | PD30W IQ2.0 18W | PD30W | 5V/2A | 5V/2.4A | 5V/2.4A | 5V/2.4A | 5V/2.4A | 5V/2.4A | AC5V/2.1A MB5V/3A | 5V/2.4A |
総W | 49.5W | 30W | 10W | 12W | 12W | 24W | 24W | 24W | 30W | 40W |
サイズ (mm) | 68x70x28 | 61×58×28 | 50x41x29 | 30×33×38 | 55x47x26 | 55×47×26 | 61x58x29 | 54x54x28 | 72x70x31 | 65×65×29 |
重さ | 130g | 101g | 50g | 38g | 55g | 76g | 95g | 83g | 189g | 145g |
色 | 白 | 黒 | 白・黒 | 白 | 白・黒 | 白・黒 | 白・黒 | 白・黒 | 白・黒 | 白・黒 |
Amazon | 3799 | 2299 | 999 | 1299 | 1099 | 1699 | 1899 | 2099 | 2599 | 2499 |
楽天 | 3899 | 2980 | 1480 | 1280 | – | – | 2099 | 2999 | 2880 | |
ヤフー | – | – | – | – | – |
- PowerPort ll PD
iPhone8/XなどのPD対応機器とノートパソコンを同時に充電する人向け - PowerPort Speed 1 PD30
iPhone8/XなどのPD対応機器やノートパソコンを充電する人向け - 10W 1-Port USB Wall Charger
PowerIQが開発される前の商品で最大10Wで最小・最軽量ですがPowerPort 2 Ecoと料金含めてあまり変わらないので微妙です。 - PowerPort mini
最小最軽量の充電器です。 - PowerPort 2 Eco
2ポートだが最大12Wなので2台同時で高速充電はできません。 - 24W 2-Port USB Charger
PowerPort 2 Ecoの24Wバージョンです。 - PowerPort 2 Elite
2018年1月に+200円だけのPowerPort IIが発売されたことで存在価値が微妙になっています。 - PowerPort II – 2 PowerIQ
充電性能は変わりないですがより安全性が向上し、小さく、軽くなっているので2ポートはこれを選べば間違いないでしょう。 - PowerCore Fusion 5000
5000mAhのモバイルバッテリー付きなので大きく重いですがモバイルバッテリーも検討している人は候補に入るでしょう。
充電するためかAC出力の方が2.1Aと少し弱く、モバイルバッテリー出力が3Aとなっています。 - PowerPort 4
2ポートより重いですがサイズ感は同じくらいです。
これらの中では以下の7つのどれかを選べば間違いはないかと思います。
最小最軽量のPowerPort mini
コスパの良いPowerPort 2 Eco
最新で安全性が向上したPowerPort II – 2 PowerIQ
充電機能とモバイルバッテリー機能付きのPowerCore Fusion 5000
4ポートでも2ポートと変わらないサイズ感のPowerPort 4
ノートパソコンも充電できるPD対応のPowerPort Speed 1 PD30
PD対応のノートパソコンとスマホも同時に充電できる PowerPort ll PD
Quick Charge対応USB急速充電器(壁挿し)
PowerPort+ 1 USB-C | PowerPort+ 1 | PowerPort 2 QC3.0 | PowerPort Speed2QC3.0 | PowerPort+ 3 QC3.0 | PowerPort Speed 4 | |
画像 | ||||||
ポート数 | QC×1 | QC&PowerIQ ×1 | QC×1 PowerIQ×1 | QC×2 | QC×1 PowerIQ×2 | QC×1 PowerIQ×3 |
出力 | QC18W | QC18W | QC18W 5V/2.4A | QC18W | QC18W 5V/2.4A | QC18W 5V/2.4A |
総ワット | 18W | 18W | 31.5W | 39.5W | 42W | 43.5W |
サイズ(mm) | 56×53×28 | 56×53×28 | 65x65x29 | 66x65x28 | 74×71×28 | 68x68x29 |
重さ | 68g | 70g | 134g | 120g | 165g | 142g |
色 | 黒 | 白・黒 | 黒 | 黒 | 黒 | 黒 |
Amazon | 1699 | 1699 | 2299 | 2299 | 2399 | 2999 |
楽天 | – | – | 2698 | 2698 | – | 2899 |
ヤフー | – | – | – | – |
- PowerPort+ 1 USB-C Quick Charge 3.0【改善版】
旧機種で火花が出る不具合が多発していましたが改善されました。 - PowerPort+ 1 Quick Charge 3.0 & PowerIQ
QCとPowerIQ両方に対応しているのでQC対応機器とiPhoneなどの非対応機の両方を持っている人にも最適です。 - PowerPort 2 Quick Charge 3.0
QC1ポート、PowerIQ1ポートなので先ほどのPowerPort+ 1を2ポートに分けた感じです。 - PowerPort Speed 2 Quick Charge 3.0
QC2ポートなのでQC対応機器しか持っていない人向けです。 - PowerPort+ 3 Quick Charge 3.0
QC1ポート、PowerIQ2ポート。+シリーズなのでアルミ躯体で重めです。 - PowerPort Speed 4
QC1ポート、PowerIQ3ポート。先ほどのPowerPort+ 3よりポートは1つ多いですが小さく、軽いです。
PowerPort+ 1 USB-C Quick Charge 3.0以外を選んでおけば大丈夫そうですね。
Anker(アンカー) ワイヤレス充電器
現在アンカーのワイヤレス充電器には上画像のように8種類あります。
5、7.5、10という数字は出力のW数で、PowerPort Wireless 10は10Wの急速充電が出来ますがiPhone8/Plus/Xの最大7.5Wには対応していません。
逆に7.5W対応のものは10Wにも対応しています。
2018年1月16日発売の
- PowerPort Wireless 5 Stand(2399円)
- PowerPort Wireless 5 Pad(2299円)
は第2世代となっており、通常の5Wのものより10%充電スピードが速くなっていますし過電圧保護や異物探知などの機能追加により安全性も上っているのでこの2択で良いかと思います。
iPhone8/Plus/Xで7.5Wの高速充電をしたい場合は2018年5月10日発売の以下の2択です。
- PowerWave 7.5 Stand(4999円)
- PowerWave 7.5 Pad(4499円)
発熱防止のための冷却ファンとQuick Charge 3.0対応充電器付きなので少し高めです。
ちなみに5Wと7.5Wの充電時間の差は30分ほど(iPhone X:20%→60%)です。
高速充電が必要な人だけで良いかと思います。
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