オススメ度:★★★★☆
こんにちわ、Zelです。
事情があり自宅のWi-Fi環境を強化しようと思い立ちました。
戸建て2階建ての環境で高速かつ、自宅の隅々まで安定して電波が飛ぶようにと考えると、やはりメッシュネットワーク化するのがBestという結論に至りました。
色々検討した結果Googleから発売されてるメッシュルーター「Google Wifi 3Set」を購入。
今回は実際に使用した感想と設定方法、メリットとコストなどを紹介します。
Wi-Fi環境を見直す理由
パソコン、スマホ、タブレット、ゲーム、セットトップボックス…
現代人の住まいでは様々なデバイスでWi-Fiを使いネット接続しています。
それはもちろん我が家も同じであり、Wi-Fiが無い生活など考えられないどころか1時間止まるだけでもかなり不便になってしまいます。
ここ最近、長年愛用していたWi-FiルーターのApple製AirMacの通信速度が少し落ちてきました。
調べてみるとWi-Fiルーターの経年劣化による寿命の目安は4~5年との事。
我が家のAirMacも5年くらい使用してたので恐らく交換が必要な時期に差し掛かったのでしょう。
以前から我が家では1階部分でWi-Fiが届かない場所がいくつかあったので、Wi-Fiルーターを買い替えるこのタイミングで自宅全体をカバーできる強力なWi-Fi環境を構築しようと考えました。
メッシュネットワークとは
自宅全域をカバーし、尚且つ高速で安定したWi-Fiを飛ばすにはメッシュネットワークというWi-Fiシステムの導入がBestという答えに行きつきました。
メッシュ ネットワークとは、デバイスのグループが 1 つの Wi-Fi ネットワークとして動作する仕組みです。
従来のWi-Fiルーターには通信範囲に制限があります。
そのため通信範囲が届かない広い敷地全体でWifiを飛ばしたければ中継器を設置する事になります。
Wi-Fi中継器を設置すると、ルーターの電波を介する事により通信範囲は広がりますが、通信速度は低下してしまいます。
Wifiをキャッチしてまた飛ばす、という仕組みなのでどうしても速度低下は免れません。
2ヶ所の別方向への同時中継はできませんので、ルーターから1方向へしか通信範囲は伸ばせません。
中継の中継という数珠繋ぎで通信範囲を更に延長する事は可能ですが、2個も中継器を介するので通信速度はかなり低下します。
それに対しメッシュWi-Fiルーターの場合、複数のWi-Fiポイント( Wi-Fi の配信元)を配置できます。
Wi-Fiは1台のルーターからだけでなく、各Wifi ポイントからも配信されるため、広範囲に強い電波を送信できます。
Wifi ポイントの数が多いほど、家庭でのWi-Fi の受信可能範囲が広がります。
すべての Wifi ポイントは、相互に無線で接続されるので、Wifi ポイントがお互いの電波を受信できる範囲にあれば、中継器を通すことなく相互に通信できます。
そのため、データをより高速かつ効率的に転送できます。
メッシュWi-Fiルーター
メッシュネットワークを構築するためにはメッシュWi-Fiルーターが必要です。
メッシュWi-Fiルーターが日本で販売が開始されたのはまだまだ最近の話です。
Google Wifiなどは2018年4月に販売開始なったばかりです。
まずは知識を得るため、ネットで調べたり実際にヨドバシカメラなどに出かけて実物を見ながら店員さんに質問してみたりしました。
その結果以下の3社の製品が良さそうだと感じました。
※参考価格は2018年10月現在の価格
Google Wifi
TP-Link Deco M5
TP-LinkのDeco M5は、最大で10台のルーターが相互通信可能なメッシュWiFiルーター。
白く平べったい円形の本体はシンプルで場所を取りにくく、部屋の雰囲気を壊さない柔らかいデザイン。
参考価格:10,000円
ASUS Lyra Mini
ASUSのLyra Miniは永年無料のセキュリティソフトを搭載したメッシュWiFiルーター。
掌に乗る円形のデザインには、従来のルーター特有のアンテナなどは一切なくシンプルな仕上がり。
参考価格:10,000円
性能に差は殆ど見られず
各社メッシュWi-Fiルーターの基本性能に大きな差はありませんでした。
これは各社の技術が拮抗していると言うよりはWi-Fiルータという製品の特質でしょう。
規格は全てIEEE802.11ac対応で周波数帯は5GHz/2.4GHzのデュアルバンド同時接続です。
通信範囲の広さはルーターの性能で大きく変わるものではないので、あとは各メーカーが他社製品との差別化で付けたウィルスソフトの種類や、最大接続台数の違い、アプリのUIくらいの違いしかありません。
上記で紹介した製品であればメイン機能であるWi-Fi機能に関しては一般家庭で使用する分にはどれを使っても問題ないと思いますので、あとは価格、デザイン、付属機能などを比較し、自分の好きな物を選びましょう。
Google Wifiを購入
筆者はGoogle Wifiを購入しました。
選んだ理由は「Googleのファン」「デザインが気に入った」「アプリ機能が豊富かつ簡単」の3つです。
さっそく開封の儀です。
シンプルで可愛いデザインですね!
価格は1番高く、3つセットでの購入だと他の2社の製品より9,000円ほど高かったGoogle Wifiですが、やっぱり一番欲しい物を購入してよかったです(笑)
めちゃくちゃ簡単な接続設定
ひとつはゲートウェイとLAN配線で優先接続し、もう1本コンセントを接続し電源供給します。
正常に稼働しているという信号のブルーのライトが点灯しています。
Google WifiアプリをスマホにDLします。
アプリを立ち上げ、ルーターの底面にあるQRコードを撮影すると機器登録されます。
ルーターに名前を付け(書斎、寝室、リビングなど)個別認識を可能にし、あとはSSID名とパスワードを自分で決めて登録するだけでもう終わり!
あとは全部自動で設定完了し、Wi-Fiを飛ばしてくれます。
残りの2機もそれぞれ設置したい部屋でコンセントを繋ぎ、QRコードを撮影するだけで自動設定登録が行われ、あっという間に自宅全域をカバーする高速メッシュネットワークが構築されます。本当に簡単でしょう?
Google Wifiアプリで出来る事
このGoogle Wifiアプリはとても便利で接続設定以外にも下記のようなたくさんの事がアプリから操作できます。
しかもこれらの操作は外出先からでも全て行えます。
筆者の場合自宅のネットワーク管理を行えるのが自分だけなので、たまに仕事中に家族から「Wi-Fiが使えないよ」などとLINEがきたりする事がありますが、その際は帰宅してチェック、修正するまで家族はネットが使えていませんでした。
しかしこれからは物理的な断線などではない限り再起動を含めた修正が出先から行えるのでとても便利です。
ネットワークチェック
メッシュネットワークが正常に機能しているかの確認やインターネット速度測定などを行えます。
その他にも各Wi-Fiポイントへの接続を計測するメッシュテストやネットワークに接続されている全ての端末でのWi-Fiテストなども行えます。
ファミリーWi-Fi
ネットワークに繋がっている全ての端末に対して個別でWi-Fi停止や成人向けサイトのブロックなどが設定できます。
子供のスマホやパソコンなどを指定して、就寝時刻以降のWi-Fi停止タイマーなども可能です。
ゲストWi-Fi
ゲスト専用のWi-Fiネットワークの作成ができます。
ゲストは、ゲスト専用のネットワークに接続して、管理者が許可したメインネットワーク上の端末にコンテンツをストリーミングできます。
まとめ
メッシュネットワーク化した感想としては素晴らしいの一言です。
今までも決して不便なネットワーク環境では無かったのですが、通常の中継器を使ったWi-Fiとは比べ物にならない通信速度と家中どこでも最強の通信強度を手に入れる事がきました。
メッシュWi-Fiルーターの値段は約30,000~40,000円と決して安くはありませんが、それ以上にもたらされる恩恵は大きいと感じました。
筆者の場合、自宅が戸建てで二階建ての為、特にメッシュネットワークの必要性が大きかったのもあります。
平屋やマンションの場合は縦の空間幅が少ないので、通信範囲に関しては従来の中継器で自宅の隅々までカバーできるかも知れません。
それでもメッシュネットワーク化すればゲートウェイから離れた部屋の通信強度アップや設定の簡略化などのメリットはあります。
まだ使用して数日ですが、筆者はもう手放せません。
興味と機会があれば是非メッシュネットワークを構築してみてください。
貴方の想像以上に快適なネット環境が手に入りますよ!
今回は「メッシュネットワークとGoogle Wifi」の紹介でした。