私の叔母は、東京の山手線沿線の、とある駅南のマンションに住んでいます。
それも、12階という高層階です。
さすが「高層階」とあって、見晴らしは最高!。
私は、定期的に足しげく遊びに行ったものです。
そんな中、「夏」真っ只中に叔母の住むマンションに行ったときに気づいたのですが、都会のごみごみとした土地柄にも関わらず、ハエや蚊などの「虫」がいないことに気が付きました。
一応、高層階でしたが「網戸」はありました。けれど、窓を開けっ放しで寝ていても虫に刺されることがなかったんです。
しかし、ここで疑問が…。
「叔母の部屋には、どうして虫がいないの?」
そこで、今回は、「高層階は虫が出ないって本当?網戸は必要ない?」をテーマにまとめてみました。
スポンサーリンク
目次 [非表示]
蚊やハエなどの虫は 何階まで侵入するの?
たとえば「蚊」は、ご存じのように、水のあるところに産卵して成長します。
そして通常は、建物の壁に休んでいて、壁面に添って上がっていきます。
それでも、上に行くにつれてだんだんと少なくなるようで、7階の高層階に住んでいる友人の親の話によると、ほとんど見ないそうです。
と、いう事は、どうも垂直飛行には限界があるようなんです。
実際、虫の研究者の方々も、「種類によっても違うが、例えば下水道などで発生する【チカイエカ】の場合、通常、マンションの3階ぐらいまでが限界」と言っています。
ただ近年は、「屋上緑化」なるものを作っているビルなどもありますので、水のあるところで成長する蚊などの虫にとっては、恰好の繁殖地となり得るようですね。
この場合は、上から下へ?降りてくることになるでしょうかね?。
高層階になればなるほど 虫侵入の可能性は低下傾向にある?!
確かに、蚊やハエなどの虫は、もともと「高所で生息すること」には適していません。
高層階になると強い風が吹くため、お世辞にも力強く飛べるとは言えない虫の場合は、高層階に行くことには無理があるように見えます。
前にも述べたように、蚊の場合、自力で飛行できる高さはマンションの3階程度が限界ということを考えると、ハエなどの多くの小さな虫たちも同様と思われます。
実際に、私の叔母のマンション管理会社に聞いてみたところ、おおよそ5階以上ならば、虫と出会う機会はかなり減るそうです。
ですから、それ以上の高層階であれば、よりその傾向が強くなるとのことでした。
つまり、人間が住む場所が高くなれば高くなるほど、虫の侵入する確率は低くなると考えられます。
私のマンションライフの経験談
私は、ある年の7~8月に、職場の研修で40日間、東京に行くことになりました。
それで、叔母のマンションのある駅から3駅離れたところのウィークリーマンションの3階を宿としたのです。
初めてのマンションライフ…
狭い部屋でしたが、心はウキウキです(笑)。
何事にも縛られたくない気持ちと、叔母には迷惑をかけたくない気持ちで、
より研修所に近いところのマンションを選びました。
しかし、そこは「夏まっさかり」。初日の夜中に、蚊が数匹飛んできて、体中「ボコボコ」に刺されてしまったのです。
私は冷房が苦手なこともあって、「三階だから大丈夫」と思い、窓を開けて寝ていたところやられました…。
そんな研修中の合間に、叔母のマンションに行ったら・・・
なんと!蚊などの虫がいないのです。
これには驚きました!
叔母は、「12階だからかな?虫が寄ってこないようだよ。」と言っていました。
なんだか、うらやましかったです(苦笑)。
スポンサーリンク
でも注意!周辺の環境によっては 虫が侵入する可能性も!
しかし、いくら高層階でも、まわりの環境によっては、虫が入ってきてしまうこともあるんです。
例えば、屋上緑化をしている建物や、緑の多い公園や河川敷、池や水路などが近くにある環境では、多くの種類の虫が生息する可能性が高くなります。
それゆえに、たとえ6階以上の高層階に住んでいても、絶対に侵入しないとは言い切れないのです。
そして虫たちは、実は、これらだけではない「侵入場所」からも入ってくることもあるんです。
盲点その1:空気孔や給排水管
盲点の一つに、「建物内部の空気孔や給排水管」があります。
ここは、彼らにとって格好の住み家です。
そして、そこを使って、下の階から上の階へ侵入する虫がいないとも限りません。
盲点その2:エレベーター
エレベーターは、人の出入りの激しいところです。
さらに必ず「明かり」が付いているので、とても虫が集まりやすい場所でもあるのです。
そして、人の体にくっついて、そのまま、エレベーターで自宅のある高層階まで運ばれることも十分ありえます。
とくに蚊などは、二酸化炭素に引き寄せられる習性がありますから、エレベーターを利用する人に引き寄せられて運ばれることも考えられます。
高層階でも対策は必要!
このように考えると、いくら高層階だからと言って「絶対に虫が来ない」とは断言できないようなんですね。
ですから、高層階に住んでいる虫嫌いな皆さんにも、「虫よけ対策」は必要と考えます。
虫よけ対策その1:網戸をつけよう!
とくに、虫嫌いな皆さんには、オーソドックスではありますが、高層階が居住空間の場合でも「網戸」があると安心でしょう。
いくら虫たちが、マンションの高層階まで自力で来れる可能性は低いとはいっても、気流などに乗って、部屋に乱入?してくるかもしれません。
網戸は、虫よけ対策の第一歩。
強い味方となりますので、ぜひ設置することをおススメします。
そして、網戸があれば、高層階では窓を開けはなして、大の字に寝ても安心?でしょう。
虫よけ対策その2:高層階でも 玄関の扉はすぐに閉める!
マンションの高層階にも、虫が入り込む可能性があるのはお話ししたとおり。
網戸の設置も大切ですが、それと同時に注意が必要なのが「玄関」です。
玄関は、人の出入りがあるところなので、玄関の扉はすぐに閉めておくことがいいでしょうね。
そうすれば、虫たちの乱入?も防ぐことができます。
まとめ
いかがですか。
こうみてくると、なんか虫たちって、とてもたくましいような気がしてきました(笑)
私たちを悩ます、虫はどこにでもいます。
とくに蚊などは、人間にとって命の危険にさらされる原因の上位を占めている虫ですから油断できません!。
「高層階だから虫は大丈夫」と安易に考えないで、しっかり「虫対策」されることをおススメします。
スポンサーリンク