缶詰は、今や私達の生活になくてはならない食品アイテムですね。
特に私の場合、東日本大震災の経験から、常備品として缶詰をストックし始めて7年が経ちました。
ところが…うっかりしてました!。
当時お安くなっていたイワシの缶詰を大量買いしていたのですが、3月11日に(チェック日をこの日にしています)チェックしたら2年近くも賞味期限切れになっていたのです!(恥っ)。
「さあ困ったぞ~!この缶詰どうしたものか?」
そこで今回は、「賞味期限切れの缶詰は食べられないのか?」。また、食べられなくなった場合の、「中身の入った缶詰の捨て方」について考えてみました。
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缶詰は保存期間が長~い「スーパー食品」!!
ご存知のように、缶詰は保存期間が長い食品ですね。
食品を缶に詰めて、密封した後に加熱殺菌をする方法が確立してから、長期の保存が可能になったのです。
また、缶に詰める前に殺菌を行って、そのあとに充てんして密封する方法もこの「缶詰」として認められています。
そして、季節や場所など関係がなく、通常の生活はもちろんのこと、災害時でも大活躍をするんですね。
缶詰の賞味期限はどのくらい??
缶詰の賞味期限は、通常「製造してから常温でおよそ3年間」と言われています。
「賞味期限」とは、その食品が「おいしく食べられる期間」をさしており、各メーカーさんがそれを保証してくれる期間でもあります。
この常温が1つのポイントとなっており、通常は室温(約15~25℃)で貯蔵した場合をさします。
缶詰は賞味期限が切れても元気ですが…。
ほとんどの場合、缶詰は、加熱殺菌を行って封印するため、貯蔵中に、細菌の発育による腐敗などの変化はみられません。
でも、やはり「完全無欠」ではなく、賞味期限以降、保存環境などによっては、味や香りなどの品質が、かなりゆっくりですが、変化することは否定できません。
賞味期限が切れた缶詰は食べられるの?
結論から言うと、「缶詰は賞味期限が切れたからといって、すぐに食べられなくなる」という事はありません。
繰り返しになりますが、缶詰は、製造工程で、食品の腐敗の原因となる微生物を殺滅する加熱殺菌をしています。
ですから、保管中に新たな細菌などが侵入しないかぎり、賞味期限切れとなっても、開封しなければ中身が腐ることはないのです。
そして、賞味期限切れ以降も、比較的長期間の保存ができ、安全性や衛生面では問題ないと言われています。
ただし、「おいしさ」からみてみるとどうでしょうか。
私的には、賞味期限切れから2年たった缶詰(サバの味噌煮)を食べてみましたが、なにも変わっていなかったです。
でもこれ以上に年月が過ぎると?(笑)、「おいしさ」にも変化が出るのではないかと感じています。
賞味期限切れの缶詰の状態がおかしいなと思ったら要注意!?
ところで、いくら賞味期限切れ缶詰でも安全とはいっても、高温多湿などの、不適切な場所で長期保存をした場合、品質が低下したり、食品としての安全性が損なわれることがあります。
それは、時に「缶詰自体に変化が起こる」ことでわかります。
正常な缶詰は、真空に近」い状態を保持していますので、ふたはややくぼみ気味で、指で押しても硬いものです。
しかし、缶詰に異変がおこると、いくつかの変化がおこり、「缶詰の状態がおかしい」と「SOS!」を知らせてくれるのです。
賞味期限切れ缶詰の変化 その1:缶詰のさび
缶詰の缶にさびがついた場合、缶自体が腐食してピンホールくらいの穴があき、そこから、空気や水分と一緒に微生物が侵入している場合があります。
賞味期限切れ缶詰の変化 その2:缶詰のふくらみ
缶詰の中に微生物が入ると、それによりガスが発生して缶詰自体が膨張することがあります。
また、缶詰の缶の内面が腐食すると、水素が発生して膨張する場合もあります。
賞味期限切れ缶詰の変化 その3:開けてびっくり!腐敗臭
何かの原因で、缶詰の中に微生物が入り込み増殖すると、開けると腐敗臭がしま
す。
これは、もうダメ。
賞味期限切れ缶詰の変化 その4:缶詰自体がへこむ?
普通なら硬い缶詰のふたですが、指で押すとペコペコとへこむようだったら・・・これも論外でしょうね。
万が一、賞味期限切れの缶詰がこのような状態になった場合は、十分注意して捨てましょう。
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賞味期限切れの缶詰の捨て方は?
たとえば、膨張した賞味期限切れの缶詰は、そのままにしておくとガスによって缶内の圧力が高まり、やがて破裂する危険性が高いです。
ですから、見つけたら早めに処分することが必要です。
ここでは、特に危険な「膨張缶詰」の捨て方についてまとめました。
賞味期限切れの缶詰の捨て方の手順は?
缶詰の中にガスが充満しているので、慎重にやりましょう。
1.まず、安全に作業できる場所を選びます。
2.膨らんだ賞味期限切れの缶詰に、ビニール袋やタオルなどをかぶせて、安全に作業ができる場所に運びます。
3.開けた時に中身が飛び散ることがありますので、ビニール袋や雑巾をかぶせたまま、静かに開けてガス抜きをします。
《 ポイント 》
1.缶切りを使って開けるタイプのふたは、缶切りなどで一度穴をあけてガス抜きをします。
2.プルタブのついているふたの場合は、時には、少しの衝撃でも破裂する場合がありますので慎重に。
3.ガスが抜けると破裂の心配はありませんので、開缶して、中身と缶容器を分別して捨てます。
まとめ
いかがですか。
賞味期限切れの缶詰とはいっても、その味はホントに変わりがないんです。
私の場合、購入当時、あまりにも安い缶詰だったため、賞味期限をチェックしないまま20個ほど購入して、途中のチェックも怠り、7年目にて「期限切れ」がわかりました(苦笑)。
さすがに「賞味期限切れ」と知ってしまったので、そのままにもできず…。
それから1ヶ月の間に全部「お・い・し・く!」いただきました(苦笑)。(正直飽きました…。)
「賞味期限切れの缶詰」に不安のある方も、即「食べられない!」と決めつけずに、異常がないかどうか確認してから判断されてはいかがでしょうか?
それでも、どうしても「不安な」場合は…適切に捨ててくださいね。
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