補足その2 以前話し合いをしたことについて

えっと、前ジャンルの人にもどうやら情報が回ってしまったようなのでその時の経緯から。そこがスタート地点になりますので。

前のジャンルでも全く同じ上がり方をしています。これ読んで『なんだ常習犯かよ』って思った方、否定はしません。今後も同じことしでかしかねませんので。その時は今とか一つ前みたいな騒ぎを起こさないようにしたいと思うけど。

 

前回のオタ抜け時、やっぱり何人かの方から「それはモラハラでは?」というご指摘を頂きました。子供が夏休み中だったこともあって私は実家に帰り、夫とは主にラインで「諸々の点について謝罪してほしい」というやり取りを始めました。

夫はラインのログを逐一法律相談所へ持ち込み、私は精神の病を抱えていたのでそちらの先生に法的手段に訴えることを勧められ、育児うつやモラハラ専門のカウンセラーに頼ったり、行政のサポートセンターに電話を掛けたり。シェルターも紹介されました。実家にいたことで両親にも夫婦間のトラブルがばれ、それ経由で義実家にも連絡がいき、騒ぎは大きくなりましたが、二人の問題にそのぶん第三者の目が入ることになりました。

 

話し合いの結果。新生児期のモラハラと、オタク関連のモラハラとでは異なる判断が出ました。

新生児期については、数年前の記憶なこともあり「言ってない」「記憶にない」「そっちが勝手に話を盛ってる」「法的なやりとりに嘘の証言を持ち込む時点で不利になるのはそっちだよ」等々圧の強い発言が飛び出しましたが、結果的に、「奥さんがそれを理由に怯えてしまい、家族生活に支障が出るならそれはモラハラです」という結論が出ました。

いっぽうオタク趣味に関しては、ハラスメントとの判断は出ませんでした。

あくまで趣味です。やっていて辛いと感じたら辞めればいい。

オタク活動は本を作るのから買うのから、私は手を出しませんでしたがグッズや遠征など、お金のかかる趣味です。一般の感覚をもつ弁護士さん、カウンセラーさんにはそれは行きすぎな趣味と捉えられ「まあ旦那さんの言い分もわかりますね…」と認識される。言い方はきついけど内容は不当じゃないってことです。

この記事を読んでいる方は、ライトにしろがっつりにしろなんらかのオタクである人が多いと思うのですが、私達の感覚が一般人のそれとはかなり離れている事は認識したほうがいいです。「好きなことを否定するなんて最低」という旨のコメントを頂くたび、嬉しい半面(いやー物事には限度ってものがあるんだよ…そして私達はとっくにそれを超えちゃってるんだよ…)という経験に基づく心の声が聞こえてしまい、素直に憤ることはできませんし、オタク抑圧を理由に距離を置こうという気も起きません。なんせ非常識な趣味のためにワガママこねて旦那から逃げてきたってのが世間の見方になるので…なんというか、私のプライドの問題でそれはできませんでした。で、結果的に前回のジャンルを衝動的に上がったまま、距離を取ったつもりでいたのです。まあこうして戻ってきちゃってる時点で私も馬鹿なんですが。

 

 

今回はめちゃくちゃ衝動的に休止を決めたわけですが、その決め手になったのは「お前が働かないなら、自分が副業でさらに稼いでもいい。でもその時は俺は昔に戻るぞ」と言われたことでした。

「そうなったら、子供共々実家に帰ります」と伝えたら「それは違うでしょ。子供は置いて、一人で出て行きなさい」というやり取りが続き、あ、これ夫の攻撃のネタになるようなことはなるべく排除しないといけないやつ。って直感した。

夫の希望する収入額は一年で150万。小さい子供の幼稚園予定と折り合いをつけながら、両方の両親によるサポートもなく、ましてブランク持ち。ちょっと現実的な数字じゃないと私は思いました。保育園への転園も考えましたが、それだってタダじゃない。

現実の自分には到底無理な目標を設定されて、この数字をちらつかせながら昔のようなモラハラが返ってくるのかなー、と思ったら、夫の不機嫌の種になることをなるべく減らして自衛しようってなったのです。

 

話し合いを持った時の経緯はそんな感じです。それを踏まえ夫から逃げるのはちょっと現実的じゃないこと、それだったら趣味を切ろうか…ってなったことが伝わったら嬉しいです。

補足:夫について

 

 

前回の記事を読んでくださった方、ありがとうございます。

今回は各方面で袋叩きに合っているうちの夫がどんな人物なのか、ちょっと補足します。

 

夫は普通の会社員です。仕事は忙しく、平日子供が起きる前に出勤し、寝たあとで帰ってくることも珍しくありません。趣味はゲーム。家に帰って真っ先にスイッチを入れます。子供達のことは大好きで、遊んで欲しいと言われれば積極的に相手をしてくれますし、休日は外に遊びに連れ出してくれる。家事はてんでできませんし、私がいると更に丸投げ状態になりますが、正直子供の相手をしてくれる方が助かります。

概ね平均点?ド落第ものの父親ではないと思います。

 

そんな彼には超のつく地雷が存在します。それがTwitter、同人、グッズ。これらが関わる話になると態度は豹変し、前回の投稿のような発言が飛び出します。

彼に言わせればTwitterは「負け組の掃き溜め」ですし、同人活動は「なんのメリットがあるかわからない」し、グッズは「ゴミ」。正直普段とのギャップにぎょっとします。

夫はそれらオタク活動に自分の収入が充てられるのが我慢なりません。正確には趣味のものは自分の貯金から買っていたのですが「その貯金は誰の稼ぎのお陰で自由に使えると思ってるんだ?」と言われれば言い返す言葉もなく。

多くの方が危惧している、娘への虐待や、趣味を捨てても何かの理由で私を責める…と言ったことははおそらく起きないだろうと考えています。たぶん。結構な高確率で。

 

ようは、私がオタクだったばっかりに起きた事態だったりするのです。自分が出会ったのが違う趣味だったらどんなに良かったか、何度もそう思いました。でもハマってしまったものはしょうがない…私はpixivを中心に創作をしていましたが、その理由はお金がかからないから、でした。

 

夫の人物像はだいたいこんな感じです。今回私がオタクから離れたことで、夫は穏やかな、子供思いの夫に落ち着くと信じたいです。でなければ本当に辞めた意味がないので。

パートナーのためにおたくをやめました。

夫と私、二児の子供を持つ四人家族です。

同人活動はしておらず、web上で二次創作をしていましたが、このたび一旦創作活動から離れることになりました。

突然のことにジャンルの方を驚かせてしまったこと、また、同じような境遇を抱えるオタママさんが他にもいらっしゃるのではないかということ、そしてなにより自分の気持ちに整理をつけたくてこれを書いています。

以下、暗い内容が続きますのでご了承ください。

 

夫が私の創作活動を良く思っていなかった理由は、大きくいうと二本柱でした。

ひとつは、そもそもオタク、同人、そしてTwitterに対して強い偏見を持っていたこと。

もうひとつは出産後の度重なる言動から、私に発言権がない状態が出来上がってしまっていたことです。

 

私は元々創作をしてはいませんでした。それが産後、とあるジャンルをきっかけに二次創作、そして同人という世界に出会った。そのきっかけとしてTwitterがありました。夫はそれを良く思ってはいませんでしたが、最初は「それが励みになって日々の家事育児への活力になるなら」と容認してくれました。

しかし、その容認は次第に変容していきました。部屋が散らかっている。子供の寝かしつけが遅い。外出先に忘れ物をする。そういった失敗や手抜かりがすべて「オタク活動にうつつを抜かしているからだ」「Twitterに魂を取られているからだ」と責められるようになりました。グッズや同人活動に積極的なフォロワーさんのことを「キ〇ガイ」「ただの紙に金を落とすバカ」「ゴミを買ってる」などと言われるのも、友達を貶められてるみたいでキツかった。

私が専業主婦で、自分の稼ぎがないことも大きかったと思います。よく「夫婦のお金」と言いますが、夫からしたら自分の稼ぎが不本意な使い方をされるのは我慢がならなかったのでしょう。はっきりと口には出されずとも私の心には常に後ろめたさが付きまといました。

家事育児に完璧を求められ(とはいえ私の主婦としての能力はとても低く、完璧などとても言えない有様でしたが)、金銭を理由に圧力をかけられる。

大好きなはずの創作、オタク活動に、息苦しさが伴うようになっていきました。

 

もうひとつの理由はまだ私がオタクに目覚めるまえ、子供が生まれて間もない頃にさかのぼります。当時はこちらも初めての育児で手一杯(双子だったので、二児の母ですがそれが初産でした)、夫も転職したばかりでストレスが溜まっていたのでしょう。

ここで言うのも憚られるほど心をえぐる言葉を何度も言われました。とりとめもない愚痴をただ聞いて欲しくて隣で話していたところ、「そんなに嫌ならお前は実家に帰れ。俺は仕事があるから子供は施設に預ければいい」と言われたことは今でも忘れられません。

度重なる発言に怯えるようになった私は、オタク云々以前に、夫に反論したり、説得を試みることが出来なくなっていたのです。

 

そんな折です。

諸事情でまとまった出費を捻出しようという話が出ました。

「俺は社員だから、急に年収を増やすことは出来ない。お前はTwitterとゲームをやめればその時間に働けるだろ?」

その言い分にがっくり来ました。

なかなか説明が難しいのですが主婦の仕事は二十四時間営業です。子どもの機嫌次第で暇なときと忙しいときはランダムですし、労働時間的にも一日中根詰めて働いていれば体力が持ちません。

そんなとき、Twitterを眺めることはまるで、溺れる人間が息継ぎをするような感じでした。皆様から頂いた感想が私に勇気をくれました。

けれど彼から見ればそれは無駄な時間だったのです。どうせちんたら遊んでるんだろう、それなら働いて金を稼げと、そう言われたのです。

「そんなんじゃない」という言葉が喉まで出かかりました。これが励みで私は頑張れてるんだって言えたらどんなに良かったか。けれど、それまでに積み上げてきた上下関係がそれを許さなかった。

自分の「好き」と、夫の圧力の板挟みになった私は限界を感じ、自分から創作をやめる決断をしました。

夫にそのことを報告すると「熱意が伝わったよ!」と嬉しそうなラインが返ってきました。

 

あくまで衝動的なことです。ひょっとしたら一カ月もしないうちに「戻ってきちゃった♡」とか言ってるかもしれません。けれど創作をやめようとまで思わされたその気持ちは間違いなく本物で、今まさに感じている生の感情です。

 

そんなこんなで今に至ります。重ねてになりますがジャンルの皆様、突然の休止宣言でびっくりさせてすみません。個人的にははやく自分の中で折り合いをつけて「戻ってきちゃった♡」って言えるようになりたいって思っています。ご心配お掛けした皆様、この文章を読んで少しでもことの顛末を知って頂き、納得は難しいかもですが「そういう経緯だったんだな」って思って頂ければ幸いです。