2018年10月12日 16:12
ジュピターテレコム(J:COM)は12日、'18年度下期の事業説明会を開催。この中で、12月1日より開始される新4K8K衛星放送の再送信サービスを、従来と同じ月額4,980円(J:COM TVスタンダードの場合)で提供すると発表した。なお、STBのレンタル料を含む別途約300円の料金が必要。
既報のとおり、J:COMでは新4K8K衛星放送のうちBS4Kと110度CS4Kの再送信サービスを同日より開始。放送に加え、オンデマンド視聴やYouTubeの4Kコンテンツも観られる。
再送信はHUMAX製STBを利用するトランスモジュレーション方式で、4Kチューナーが無くても視聴可能。別売USB HDDに録画もできる。アンテナ受信の方法と比べて、手持ちの4Kテレビの買い替えやアンテナ交換不要で観られる点を特徴とし、HDのテレビでも、4K放送の独自コンテンツを楽しめて、設定やサポートも含めたトータルのサービスとして提供する。
4K対応のSTBは、J:COM TVスタンダードプラス/スタンダード/セレクトのプラン加入者に共通のモデルをレンタル提供。4K放送開始に合わせて、すべてのTVサービスに4K再送信が含まれる形となる。なお、現在同社がCATVサービスを提供しているのは1,375万世帯。
NHK BS4Kや民放のBS/110度CS4Kが視聴可能で、J:COMグループが展開するJ SPORTSや、ショップチャンネルも観られる。オンデマンドサービスは、J:COMオンデマンド、見放題のメガパック、YouTubeの4Kコンテンツが楽しめる。
4Kタイトルの主な例は、「18/19イングランド・プレミアリーグ」、映画「ミッション:インポッシブル フォールアウト」(オンデマンド)、「ラ・ブーム」(ザ・シネマ4K)、「長岡まつり大花火大会2018」、「4Kで甦る世紀のご成婚パレード TOKYO1959」など。
今後の計画として、2019年のラグビーワールドカップや、2020年の東京オリンピック/パラリンピックに向けて、新たな第3世代STBも開発、'19年秋に提供開始予定。2020年夏をめどに、4K視聴可能世帯100万世帯を目指す。
事業説明会では、スマートフォンのリファービッシュなどモバイルへの取り組みのほか、J SPORTS、アスミックなどグループの映像制作力を活かしたデジタルマーケティングなどについても説明。詳細については追ってレポートする。