警視庁によると、逮捕された韓国籍の稲川会系暴力団組長・野々村永七こと金永七容疑者ら3人は、去年11月、調布市の中古車販売店で経営者の男性の腹を刃物で刺し、現金およそ50万円などを奪った疑いが持たれている。
この事件では、これまでに実行役の男ら3人が逮捕・起訴されていて、金容疑者らは指示役とみられている。
調べに対し、金容疑者らはいずれも容疑を否認しているという。
【AFP=時事】フランスのカキ養殖業界に十年来、多大な損害を与えてきたカキ大量死の謎をめぐり、原因はウイルスと細菌の2段階攻撃だったとする研究結果が11日、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)電子版に発表された。 市場規模4億5000万ユーロ(約590億円)のフランスのマガキ養殖業の現場では、2008年以降、幼殻が大量死する事例が相次いでいる。全滅した養殖場も複数ある。研究者たちが原因究明に乗り出したが、幾つかの大量死の原因としてそれぞれ異なる複数の病原菌を突き止めたにとどまり、一貫したパターンは特定できずにいた。 フランス国立海洋開発研究所(IFREMER)のヤニク・ゲゲン(Yannick Gueguen)氏と、仏ペルピニャン大学(University of Perpignan)のギヨーム・ミッタ(Guillaume Mitta)氏の率いる総勢30人の研究チームは、カキヘルペスウイルス1型(OsHV-1)がまずカキの幼殻の免疫系を弱体化させ、その後に複数の細菌が侵入して死に至らしめる過程を実験で確認した。 この複合病は養殖、天然を問わずマガキを襲っており、フランス全土の養殖場で定期的に流行しているほか、ミッタ氏によると欧州諸国や中国、オーストラリア、ニュージーランド、韓国でも一部で発生が確認されている。 カキの幼殻に侵入したウイルスは、たちまち増殖して24~48時間のうちに免疫系を弱らせる。その後、細菌がカキの命を奪うまでには1日もかからないことが、自然環境を再現した実験で示された。生き延びたカキは、OsHV-1の増殖を防ぐことができたものだけだった。 ただ、大量死を引き起こす大局的な原因は今もまだ分かっていない。海洋汚染や、気候変動による海水温の上昇も影響している可能性がある。OsHV-1は水温16~25℃で活性化する。「ウイルスの発生をいかに制限するか」が今後の重要課題だとミッタ氏は指摘した。また、抵抗力の強い種類のカキを見つけるという解決策も考えられるが、そのカキが、食用として世界で最も流通しているマガキと同程度に食通に受け入れられるかは分からないと研究チームは述べている。【翻訳編集】AFPBB News
中央アジア・カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から11日、国際宇宙ステーションに向けて打ち上げられたロシアの宇宙船ソユーズに異常が発生、宇宙飛行士2人が緊急脱出する事態となった。ソユーズからの脱出事故としては、1983年9月の打ち上げの際に火災が起き、宇宙飛行士2人が脱出して以来の重大事態。 ソユーズに全面的に依存している国際宇宙ステーションの運営や各国の有人宇宙飛行計画への影響は必至だが、事故の過程で、ソユーズを運航するロシア国営宇宙開発企業ロスコスモスが一時、打ち上げ成功を伝えていたことが分かった。ニュースサイト「メドゥーザ」が伝えた。...
安倍晋三首相は12日、沖縄県の玉城デニー知事と首相官邸で会談した。玉城氏は、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設について「今回の選挙で辺野古新基地反対の民意が示された」と述べ、反対を表明した。首相は「県民の気持ちに寄り添いながら、基地負担軽減に向け一つ一つ着実に結果を出す」と強調した。玉城氏の知事就任後、両氏による会談は初めてで、菅義偉官房長官も同席した。 玉城氏は4日に就任したばかり。翁長雄志前知事の際は、首相と官房長官が約4カ月にわたり会談を拒んだため、反発を浴びた。政府は早期の会談に応じることで、低姿勢で臨む方針をアピールする狙いがある。
【AFP=時事】米軍のステルス戦闘機「F35」が先月末、初の墜落事故を起こしたことを受け、米国防総省は11日、エンジン検査を行うためF35機の飛行を全世界で一時停止した。 海兵隊の保有する「F35B」1機は先月28日、サウスカロライナ州で訓練中に墜落、大破した。 F35プログラムの担当報道官ジョー・デラベドバ(Joe DellaVedova)氏によると、米国とパートナー国は、F35全機のエンジン内部の燃料管を一斉に検査するため、同機の飛行を一時停止した。 デラベドバ報道官は声明で、検査実施は「サウスカロライナ州ビューフォート(Beaufort)近郊で墜落したF35Bについて、現在も続いている調査から得られた初期データを受けたもの」と説明した。疑わしい燃料管は交換され、燃料管に問題がなければ機体の飛行は再開されるという。検査は24~48時間以内で完了する見通し。 国防総省の統計によると、F35は米国を中心にイスラエルや英国など全世界で320機配備されている。【翻訳編集】AFPBB News
12日朝、阪急宝塚線とJR福知山線でそれぞれ人身事故が発生した。両線は大阪市と兵庫県宝塚市を結ぶ主要路線。事故の影響でダイヤが大きく乱れ、通勤ラッシュを直撃した。 12日午前5時25分ごろ、大阪府豊中市刀根山の阪急宝塚線蛍池-豊中間の踏切付近で、高齢とみられる男性が宝塚発梅田行き普通電車にはねられ死亡した。大阪府警豊中署などによると、運転士は「線路内に男性が立っていた」と話しているといい、同署が男性の身元などを調べている。 兵庫県宝塚市星の荘のJR福知山線宝塚-中山寺間の踏切では同日午前6時5分ごろ、高齢男性が遮断機をくぐって線路内に侵入。新三田発京都行き普通電車の運転士が急ブレーキをかけたが接触。男性は腕などに軽傷を負った。 兵庫県警宝塚署によると、接触したのは75歳男性とみられ、「電車が来ていなかったので踏切を渡れると思った」などと話しているという。 JR西日本によると、塚口-宝塚間の上下線が約1時間にわたり運転を見合わせ、通勤客ら約2万4千人に影響があった。 ...
東京湾アクアライン(法定速度時速80キロ)を大型バイクに乗って時速239キロで走行したとして、千葉県警高速隊が道交法違反(速度超過)容疑で書類送検した柏市の男性会社員(34)について、千葉地検は11日、同法違反の罪で在宅起訴した。 起訴状などによると、昨年5月24日午前3時50分ごろ、木更津市のアクアライン上り線で、大型バイクを運転し、法定速度を159キロ上回る時速239キロで走行したとしている。 男性は小型カメラで速度メーターを撮影し、動画投稿サイトに映像を公開。県警の捜査段階では「動画の視聴回数を増やし高評価をもらいたかった」「横風がなく、やや下り坂になっている海底トンネル部分を選んだ」などと供述していた。 大型バイクは英国トライアンフ社の「デイトナ675SE」(約670cc)。違法改造はなく、もともと速度抑制装置(リミッター)は付いてなかった。動画を見た人からの匿名のメールで県警が捜査し、速度メーターの特徴や別の動画から車種と男性を特定した。
[ワシントン 11日 ロイター] - トランプ米大統領は11日、連邦準備理事会(FRB)の利上げは利払い負担を重くしているため「ばかげている」と一蹴、前日に続きFRBの政策を批判した。トランプ大統領はフォックス&フレンズとのインタビューで「FRBのせいで、高い金利を支払っている。FRBは大きな過ちを犯しており、これほどまでに積極的でないことを望む」と述べた。トランプ氏がFRBを重ねて批判する背景には連日の米株価急落がある。FRBの利上げ戦略が株安の一因となっており、特に安全資産とされる米国債の利回り上昇を招いていることが嫌気されている。国家経済会議(NEC)のカドロー委員長は米CNBCに対し、FRBの利上げは「経済が健全であることの証しで、恐れるよりも歓迎すべきことだ」と強調。「大統領はFRBに政策を指南することはしていない。FRBは独立しており、やりたいようにやるだろう」と述べてトランプ氏の発言を補足した。トランプ氏はその後、パウエルFRB議長について、解任する意向はなく、単に失望しているだけだと発言した。過去の歴代米大統領もFRBを批判したことはあるものの、これほど強烈な批判はトランプ大統領としても異例だ。10日に米株式市場が引けてから、トランプ大統領はFRBを「狂ってる」、「どうかしている」、「ばかげている」、「小ざかしい」と呼び、利上げが「過度に積極的」、「大きな過ち」と批判を重ねている。FRBは一連の利上げでフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を2.00─2.25%まで引き上げているが、金利水準は1990年から2007年のリセッション入りまでの期間の平均の半分にとどまっている。トランプ氏は10日夜にも、「FRBが必死になっていることを問題と感じている。利上げはばかげている」とした上で、「FRBはどうかしている。利上げをする理由はない。私は満足に感じていない」と述べていた。FRBのある当局者は、FRBが大統領の発言についてコメントすることはないと述べた。一方、国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事を含む海外の経済首脳はFRBの擁護に回った。ラガルド氏はパウエルFRB議長と「クレイジーさ(狂気)」は結びつかないとコメントした。FRBは前月利上げを決定し、12月も追加利上げを行う見通し。パウエル議長を含むFRBの当局者らはこれまで、政治家の発言には影響を受けずに経済指標に基づいて政策を決定する考えを明確にしている。*内容を追加しました。
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