ボクシングのWBAミドル級王者・村田諒太(32)=帝拳=が11日、東京都内の所属ジムで、米ネバダ州ラスベガスで20日(日本時間21日)に行われる2度目の防衛戦へ向けた練習を公開。軽く当てるマススパーリング2ラウンドやミット打ちなどで軽快な動きを見せ、滴るほどの汗もかいて体調の良さを見せつけた。
「体重もきょうの練習で渡米(13日)時の目標にしていた残り3キロまで落ちた。100%の準備ができている。期待してください」と、村田。ラスベガスでは初のメインでKO勝ちが期待されるが「狙っているが意識しすぎるとおかしくなることがある。平常心で」と、気を引き締めた。
試合を生中継するインターネット放送DAZN(ダゾーン)で解説する同門の元WBCバンタム級王者・山中慎介さんも練習を視察。「村田が挑戦者(同級1位ブラント)を追う展開になると思うが、十分対策している。KO勝ちでラスベガスのファンに強さをアピールしてくれるでしょう」と、KO決着を予言していた。 (藤本敏和)