以前から少し気になっていたWebサービスScrapboxを触ってみたところこれがなかなか良い感じで、色々と先人の記事を漁っています。ika621です。
とにかくこのScrapboxというやつは「タグ付け」という仕組みが天才的に良くできていて、とにかく「タグをつけまくる」ってことを上手いことやってやるだけで、すごくいい感じに「繋がって」「整理できる」仕組みでした。 引用元:Scrapboxがどんな感じかはヘルプを見るとすごくよくわかる | ごりゅご.com
触っていてここまでワクワクしたのはEvernote・WorkFlowy以来です。
Evernoteとの違い
- 専用アプリがないためブラウザ上で使用する
- 軽快に動作する
- 使用期間や使用容量を気にしなくて良い
- タグの使い方次第で使い方が広がる
- ページをリンクするという考え方
- サードパーティーのアプリが殆どない
- 画像アップロードやWebクリップが少し手間
- モバイルでは使いにくい
Evernoteとは違う路線だし、当然代替となるはずもないのですが情報を整理するという点においてはScrapboxは非常に強力なツールであることは間違いありません。
iPhoneでがっつり使いたい
さて、Scrapbox系の記事を見ているとPCをメインで使っている人がとても多く感じます。広い画面に情報カードがズラッと並ぶUIのせいか、PCが適しているのでしょう。 でもそんな中、自分はiPhoneでがっつりと使いたいと思いました。理由はとても単純でPCの前にいる時間が少ないから。でもiPhoneはいつても持ち歩きます。空いた時間にiPhoneでサクッと情報を整理できればいいなという願望。でも調べてみるとiPhoneからは使いにくいと感じている人が多く、実際に自分もその中の一人でした。 そこで今回はiPhoneでScrapboxを快適に使うための設定方法を自分なりに考えましたので紹介します。
設定1-スクリプト
Scrapboxはスクリプトを使うことで一層便利に使うことができます。使い方も簡単で、ユーザーページにコードを書き込む(コピペでOK)だけというシンプルなもの。 スクリプトを使用するために設定を変更する必要があります。 画面右上の設定ボタンをタップ後「Edit profile」をタップ。Extensionsタブの一番下の「User Script」のEnabledにチェックを入れて設定完了となります。 後はコードをユーザーページに貼り付ければスクリプトが機能するようになります。貼り付けた直後は何度かページをリロードすることで有効化されます。機能しないなと感じたらページをリロードしてください。
ここでは2つのオススメのスクリプトを紹介します。 1つ目はスワイプカーソルスクリプトです。カーソルを左右にヌルヌルと動かすことが可能になるスクリプトです。この動きはアプリと勘違いしてしまうほどのレベル。ブラウザ上でここまでスムーズに動くことに驚きました。 このスクリプトを導入するだけで文字入力がハンパないくらいに快適になります。他のメモやエディタにも欲しいくらいですね!コードに関しては、下記引用元をチェックしてください。
ネイティブアプリがなくとも、モバイルにおいてもScrapboxは現時点ですでに最強格のエディタと言っていいかもしれません。 引用元:モバイル環境のScrapboxにスワイプカーソルを導入する – Workflow for iOSの覚書
2つ目は2本指スワイプ削除スクリプトです。iPhoneだと作成したページを削除することができません。このスクリプトを入れると2本指でスワイプすることで簡単にページを削除することが可能になります。簡単に削除できるので、遠慮なくガシガシとページを作成することができるのです。コードに関しては下記引用元をチェックしてください。
Scrapboxを見ているとき、指二本で画面をスワイプするとノートを削除します。SafariでもTextwellでも有効です。ただ、感度がいいのか、ダイアログボックスが二度出るときがあります。どちらかにOKすれば削除されるので、ここは気にしないようにお願いします。 引用元:ScrapboxにiPhone用のページ削除ジェスチャーを付けてみました – W&R : Jazzと読書の日々
この2つのスクリプトを導入するだけで、Scrapboxは格段に使いやすくなります。
設定2-ブックマークレット
iPhoneで見ているWebページをScrapboxへ転送してくれるブックマークレットがあります。 Amazonの欲しい物のページで使用してScrapboxに送り、タグをつければ欲しい物リストが瞬時に出来上がります。読んだ本や読みたい本を集めるのにも活用できますね。もちろんYouTubeやウィキペディアもお手の物。 上図は欲しいCDをScrapboxに送ってみたものです。ちょこっと編集をしてタグを付ければページが瞬時に完成。 詳細は下記引用元をチェックしてください。
iPhoneで見ているページをどんどんScrapboxに転送していく。通常のブログでも、そこから写真を見つけ出しリンク付きに変換します。カードとなって溜まり、カード同士がリンクし始め、情報体に変容します。これが面白い。 引用元:Scrapboxに画像付きでWebクリップしたいと思いませんか ScrapClip – W&R : Jazzと読書の日々
設定3-アプリ
ここではオススメのアプリを3つ紹介します。 1つ目はScrapbox入力専用アプリ91958です。ページを簡単に作成することが可能。キーボードの上に記法入力サポートしてくれる機能が用意されているのも◎。しかも無料アプリです。 入力専用になるため編集はできませんが、送信後にアプリ内のブラウザでScrapboxが立ち上がるのが便利。すぐに作成したページを確認することが可能。複数プロジェクトの切替もできるし後述するGyazoとの連携もバッチリ。
2つ目は写真やスクリーンショットを簡単に共有することができるGyazoのアプリです。カメラロールから選んでアップロード。できたリンクをコピーしてScrapboxに貼り付ければ画像付きのページの完成です。 とてつもなくシンプルで迷わず使えるところが素敵です。URLさえ教えなければ自分しか見ることができないので安心です。
そして最後の3つ目がWordBoard Keyboardというアプリです。タップするだけで定型文を簡単入力できるキーボード拡張アプリで、これがタグを入力するのに凄く便利でした。アイコンの挿入にも使えるしScrapboxと相性抜群だと個人的に感じています。 あと副産物でなぜか文字を連続で削除することができました(笑)。普通のキーボードだと文字を消すのに何度もタップしなければいけないのですが、押しっぱなしで文字を消してくれます。 過去にも記事を書いていますのでよかったら見てみてください。ちなみに現在はアプリのアイコンが変わっています。 参考:タップするだけで定型文を簡単入力できるキーボードアプリ「WordBoard」が超便利 – Punksteady
まとめ
いかがだったでしょうか。上記のツールを導入すれば間違いなくiPhoneでのScrapboxの使いやすさは向上するはずです。 自分と同じようにiPhoneをメインで使いたいという人も多いと思うので、この記事が少しでも参考になれば幸いです。 レッツエンジョイScrapboxライフ!以上a621でした。
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