2018-10-12

やっとはてなーAIに疑問を持ってくれたよ

AmazonAI人材採用システム女性差別的だったというニュースを見て、ようやく。

http://b.hatena.ne.jp/entry/s/jp.reuters.com/article/idJPKCN1ML0DN

私のイメージでははてな村民AIに対する認識というのは、

AIすげえ。超すげえ。

AIこそが社会を救う。

AI活用こそが最もイケてる

AI理解しない奴は老害。滅べ。

AI仕事を奪うかもしれんがその分BIが捗る

・俺もAI勉強して勝ち組に勝つる!AI王に俺はなる!!ドン

・でもAI勉強難しくてよくわからいかいつかきっとやる(やるとは言ってない)

というような感じで、当然はてなーにもいろいろいるが、基本AIは称賛メインだったと言っても主語はさほどデカくはなかろう。

とにかくAIに対して楽観的で無邪気で、AIさえ発展すれば将来バラ色くらいの単純な発想の人が多くて見ててハラハラしてた。

ところが、AIが思ったような結果を出さないどころか、自分たちにとって不愉快挙動を示すこともあるという現実にぶち当たったようだ。

しかもその気づきを得るきっかけがポリティカル・コレクトネスだったというところでいかにもはてなーっぽいなと苦笑した。

データ差別的」って言葉、なかなかはてな的でいいわー。

これを機に、もっとAIに対する疑問をはてなーは持った方がいいよ。

AIの仕組み自体人間能力を遥かに超えたものかもしれないし、それによって社会利便性を更に向上させるものであるかもしれないけれど、そのAIを設定するのは人間だということ。

その人間男性優位社会で育ってくれば当然男性優位AI爆誕するんだし、

AIを扱う人間競争を勝ち抜いた一握りのエリートばかりだったら、

当然AIは一握りのエリートに偏ったエリート優位AIになるのだから

AI資本家権力者資本権力集中・独占を更に加速させる悪魔装置になる可能性の方が遥かに高いでしょ。

ラッダイト運動しろとまでは言わないけれど、AIはむしろ弱者にとって超危険存在になる、という危惧はしっかりと持った上でAI希望を託さなきゃ。

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