熱海版 2018年09月08日
■利用業者の懇話会も
熱海市は本年度、JR熱海駅前広場の利用実態調査を実施する。市が整備したロータリー、路線バスとタクシーの乗降場などから成る駅前広場の利便性を調べ、ソフト面を中心とした今後の整備に役立てる。
同広場は面積約1万1470平方メートル。市が約12億円を投じて2011~16年度に行った整備事業では、広場が市道で分断され、一般車の駐車スペースがなく混雑していた広場全体のレイアウトを見直し、一般車と旅館・ホテルの送迎車、路線バスとタクシー乗降場とに分けて整理した。足湯も設置した。
利用実態調査は約300人を対象に聞き取り形式で年内に実施。広場各所の利便性や、改善要望もある仮設の公衆便所、喫煙所などについて意見や要望を聞く。
一方で市は近く、JR、バス、タクシー、駅周辺ビル、送迎車がロータリーを利用している旅館・ホテルの関係者らが駅前広場の利用や整備について意見交換する懇話会を立ち上げる方針。調査結果を踏まえ、公衆便所と喫煙所の在り方も含めて関係者の意見を聞き、来年度以降の整備事業を検討したいとしている。担当者は「利用者の満足度向上を図り、さらに使い勝手の良い駅前広場にしたい」と話した。
【写説】熱海市が近く、使い勝手などの利用実態調査を行う熱海駅前広場=熱海市田原本町