在留邦人の方々はよくご存知ですが、カンボジア人のバイク運転者の9割以上は無免許運転です(笑)
この現実から、カンボジア人バイク運転者が違反をした場合には、警察官は免許証の提示を求めず、いきなり罰金の告知です。
免許証の提示を求められるのは、ほとんど自動車というところでしょう。
さて、その自動車運転免許証ですが、これはこのようなものです。
有効期限は、10年です。日本のゴールド免許でも5年更新ですから、その倍の有効期限があります。長いですね(^^)
カンボジアには、道路交通法はあり違反者には罰金制度もありますが、行政処分はありません。
交通違反には、正規の罰金額は2500リエルなどですが(違反内容により異なる)、正規の違反キップが出なかったり、正規の金額で済まないのはこの国の常識です。
右折禁止やUターン禁止場所での違反は、カンボジア人で5000リエルや1ドルとか罰金額を言われまして、外国人ですと3ドルからの罰金額というところでしょうか。もちろん、その大部分のお金は国庫に入らず警察官同士での分配です。
もっとも、この罰金制度も極めて不公平な制度でして、こんな車なら警察官は停止を求めません。
ロールスロイス!
緑の多い綺麗な写真ですが、この写真は芦屋のカフェの前で撮影したのではなく、プノンペンのカフェの前ですから。まあ、こんな車がカンボジアのカフェの前に停まってるのも驚きですが(^^)
何故、こんな車が捕まらないかといいますと、警察官の給料が100ドル程度の国で何千万円(自動車の価格は、関税の関係で優に日本の2倍以上の価格です)もの自動車に乗っている人物は、それ相応の地位と権力を有する大物が乗っている可能性が高いわけです!
そんな車を停止させようものなら、「俺様の車を木っ端警察官に止められた!」と後でその大物から警察に苦情を入れられることになります。
そんなことで車を停止させた警察官は「何であんな大物のヤツの車を止めたんだ!」と上司にお目玉を食らうということに。
こんな馬鹿げたことが繰り返されて、高級車はどんな大物が乗っているか分らず怖いので高級車は止めないというのが暗黙のルールとなったということです。触らぬ神に祟りなしというところでしょうか??
しかし、まー酷い国ですね(≧∇≦)
あとですね。警察関係者の運転する車も止めませんね。
実は、私は日本から持って来たBMWをカンボジアで所有し、コネがあって現役警察官を運転手としているのですが、彼は警察の制服のまま運転するか、制服でない場合には警察関係者であることを示す物品をダッシュボードに置いております。
このため警察関係という身内びいきで、やはり一度も止められたことはありません。
さて、話題が脱線してしまいましたので、本題に戻します。
カンボジアの運転免許ですが、試験があります。学科試験と実技試験です。試験前に健康診断書の提出も必要です。
学科試験は、3択試験。教科を受講することなくいきなり学科試験も可能のようです。
日本の免許からカンボジアの国内免許を取得することも可能ですが、この場合は1年が有効期限になります。このためカンボジアに長期滞在している方は、カンボジアで試験を受けて10年免許を取得するというのも選択枝に入りますね。
あと、こちらが自動車登録証。
ナンバーを取得する費用は、カンボジア人が120ドルで外国人が170ドルが公式価格です。
非公式にナンバーを選ぶことが出来ますが、これは非公式に有料です(笑)
私の事務所の電話番号が「5678」なので、その番号でお願いしますと頼みますと5678番はフンセン首相と同じ良い番号だから「5000ドルから!」と言われ諦めました(笑)
あっ!この5000ドルというのは非公式のチップ要求金額ということですね。
何でもお金のカンボジアですね。でも、刑事事件でさえも金の力でもみ消すことが出来るのですから、お金さえあればなんとでもなるカンボジアとも言えるかも知れません。
本当は、非公式のお金ばかりとっていると経済の活力を削ぐことになり経済成長が遅れるし、国庫の収入も減るのに。早くカンボジア政府の偉いさんから末端までが、このことに気づいてほしいところですね。
なるほどね!
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