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「お好み村」は24軒が屋台スタイルで同居。広島でお好み焼を食べるならここじゃ!

2018.10.09 更新

広島グルメの殿堂「お好み村」。屋台スタイルで24軒のお好み焼店が同居(2018年9月現在)する、広島観光には欠かせない人気スポットですが、実は地元民も足繁く通う熱愛スポットです。生地に具を重ねる独特の焼き方から美味しさの秘密まで、地元ライターが実食レポートじゃ~。

ルーツは昭和20年代。誕生から半世紀以上!

お好み村があるのは広島県広島市のど真ん中にある繁華街。JR広島駅からは路面電車で約7分の「八丁堀」電停から徒歩5分ほどの場所です。
▲現在のお好み村は8階建ての飲食ビルの中。ゲート状の大きな看板が目印

このビルの2~4階の全フロアがお好み村です。では、さっそく中に……、と言いたいところですが、まずはお好み村の歴史をちょっとだけ。
▲昭和30年代のお好み焼屋台群のスケッチ

第二次世界大戦後、復興を目指す広島市の中心部にお好み焼の屋台が集まるようになりました。その数は次第に増え、昭和32(1957)年には西新天地広場(現在のアリスガーデン)に50もの屋台が軒を連ね、お好み村と呼ばれるようになりました。
▲初代のお好み村は木造2階建て(写真は昭和50年頃)

昭和40(1965)年には、都市整備に合わせて西新天地広場の目の前に14店が入るお好み村が完成し、お好み焼の殿堂としての地位は不動のものに。観光客も多く訪れるようになり、2015年には「開村50周年」を迎えました。
ちなみに筆者の生家はお好み村の近所だったので、この木造時代にもよく通っていました。いや~、懐かしいなぁ。
▲現在のビルになったのは平成4(1992)年

初代のお好み村が老朽化したため、現在は建て替えられてこの姿に。以前に比べるとモダンな外観になりましたが、活気と親しみやすい雰囲気は当時のままです。
▲フロアマップもインターナショナル

広島は海外からの観光客も多いため、フロアマップも英語で。よく見るとお好み焼のつくり方や食べ方も書かれています。調理や食べるときに使うヘラは「Hera」って、英語には訳せないんですね。
▲エレベーター内の店舗一覧

観光で来た人は、まずエントランス正面の階段で2階に上がる場合が多いのですが、ビルは8階建てなのでちゃんとエレベーターもあります。3フロアに8軒ずつの計24軒が営業しています。
▲各フロアにお好み焼店がズラリ

店舗は1枚の薄い壁で仕切られているだけで、ドアはありません。そして、どこも鉄板カウンターを囲む広島のお好み焼店のスタンダードなスタイルで、広さもほぼ同じ。では、さっそくその中の1軒に。

定番の「肉玉そば」はどこで食べても同じ値段

▲鉄板を囲んでたくさんのお客さん。店の外にも活気が伝わる

初めて来た人は24軒のどこに入ればいいのか迷いそうですが、お好み村ではお好み焼の値段は全店共通。使っているソースも全店共通の専用で、焼き方やトッピングに多少の違いありますが、基本的にどこの店でも大きな差はないので迷わなくても大丈夫。
▲注文したのは「肉玉そば」

広島のお好み焼でもっともスタンダードなメニューは「肉玉そば」。肉は豚バラ肉、玉は玉子で、そば(麺)が入っています。
▲生地の上にキャベツをドサッ

広島のお好み焼は目の前でつくるところを見ることができるのも醍醐味。まずは鉄板で丸くのばした生地に大量のキャベツを。
▲立て続けに具材を山盛りに

さらにもやし、天かすなどの具材を重ねていきます。ひっくり返したときに火が通りやすいように、豚バラ肉は具の一番上。
▲生地の上に積み重なった具材

ひと通りの具材を重ねると、かなりのボリューム感です。そして、これを見ただけで栄養バランスの良さを感じますよね。それもお好み焼が広島でソウルフードとして定着した理由の一つ。
▲鉄板の空いているスペースにそば登場

お好み焼をひっくり返して焼いている間にそばを炒め、ソースなどで下味を。ちなみに、そばの替わりにうどんを入れるのも定番です。
▲そばとドッキング

お好み焼に程よく火が通ったら、炒めたそばの上にお好み焼をオン!
▲ヘラで形を整えて真ん丸に

はみ出した具材を生地の下に戻して、真ん丸のドーム状に。キャベツなどの野菜は適度に水分が飛んで、そばが入ったのに最初の山盛りだった状態に比べると厚みは半分以下にまでなっています。
▲玉子も薄くのばして丸く

お好み焼の横で玉子を薄くのばし、焦げないうちにお好み焼をのせれば、もう完成は間近。
▲もう一度ひっくり返せばこの状態

ジャ~ン!お好み焼きが焼き上がりました。ここまで約10分。どの店でもつくり置きはしないので、この時間が待ちきれない人はビールなどで繋いでおくのも手。でも、焼いている手際の良さはちょっとしたエンターテインメント。しっかり見ておきましょうね。
▲お好みソースをたっぷり

お好み焼にハケでソースをペタペタ。これはお店の人がやってくれます。ソースは甘すぎず辛すぎずコクがあって、とても好評。
「う~、旨そうじゃぁ、早く食べたい~~!」
▲お好み焼(肉玉そば)税込810円

ソースの上から青のりをふって、でき上がりです。筆者が入った店では仕上げにゴマもふっていますが、これは店によって様々。
▲鉄板で焦げるソースが香ばしい

断面を見ると、重なり合った具材が一目瞭然。混ぜ焼きの関西風とは違った「これぞ広島のお好み焼!」といったビジュアルです。じゅうじゅう焼けるソースの香りも食欲をそそります。
▲ヘラで一口大に切って口に

野菜、肉、玉子、それにソース。様々な味が渾然一体となって口の中に広がります。
「うまいっ!」もう、この一言。ご当地グルメは全国に数あれど、やっぱり広島人にはお好み焼が一番じゃ!
▲鉄板の上で食べる熱々がたまらないっ!

広島のお好み焼は皿にのせず鉄板の上でヘラを使って食べるのが一般的ですが、ヘラの使い方に不慣れな人は取り皿や割り箸が用意されているのでご安心を。
「お好み村」は今も昔も鉄板を囲んで地元の常連さんと観光客が楽しく過ごせるのが魅力。いろんなお店で食べ歩きを楽しむのもおすすめです。広島に来たら、ぜひ「お好み村」でお好み焼を食べてくださいね。
廣段武

廣段武

企画から取材、撮影、製作、編集までこなすフリーランス集団「エディトリアルワークス」主宰。グルメレポートの翌日に大学病院の最先端治療を取材する振り幅の大きさと「NO!」と言わ(え?)ないフレキシブルな対応力に定評。広島を拠点に山陽・山陰・四国をフィールドとして東奔西走。クラシックカメラを語ると熱い。

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