7型の超小型ノートPC「GPD Pocket 2」が10月3日、筆者の手元に届いた。クラウドファンディングサイト「Indiegogo」で、8月に始まった先行予約販売の1800台の枠の最後に滑り込んだ形だったが、予想外に早く着弾した。
予約注文の際、スペックシートとモックアップ画像から分かる本機の魅力と懸念点を筆者は紹介していた。開封からの外観レビュー、ファーストインプレッションとともに、実機を触って分かったことをお伝えしていく。
かの「VAIO type P」よりもフットプリントが小さいGPD Pocket 2。まず気になるのは、「ポケットに入るかどうか」だ。早速試してみた。
結論:3分の2程度だが入った。
化粧箱に入っているのは、GPD Pocket 2本体、Type-C to Type-Cケーブル、ACアダプター(Type-Cポート)、説明書とシンプルだ。さらに専用ケースも同梱されていた。
ACアダプターは出力が5V3A、9V2.67A、12V2Aに対応している。また、本体底面を見ると技適マークもあり、「R210-123296」と印字されている。技適(技術基準適合証明等)があるから安心……と言いたいところだが、実は10月10日時点でまだ総務省のデータベースにはこの番号が反映されていない。
GPDは一度、「GPD Pocket」(初代)の展示機に偽の技適を印刷していたことがあった。しかしその前には「GPD WIN」の技適を通しており、GPD Pocketの技適も現在は総務省のデータベースに記載されている。
国内で7月から販売している「GPD WIN 2」もデータベース上に見当たらないことから、海外の認証機関を用いて技適を取得した関係で、総務省の反映が遅くなっているものと思われる。
GPDの正規代理店である天空に確認したところ、「技適番号は総務省から発行を受けたものだと聞いている。来週めどに総務省のデータベースにも記載されるようだ」とのことだった。
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