Photoshopでダイヤモンドのキラキラで
ゴージャスな文字エフェクトの作り方
今回はPhotoshopをつかって、キラキラと輝くダイヤモンドの文字エフェクトの作り方をご紹介します。
特定のフォントを利用することで、テキストエフェクトをより手軽に作成することができます。このチュートリアルでは、ダイヤモンドをドット状に並べたようなフォントを使用し、複数のレイヤースタイルを設定するだけで、キラキラ感たっぷりなエフェクトを完成させます。
手順にそって設定するだけで完成のお手軽チュートリアルで、Photoshopがはじめてのひとでも本格的なエフェクトを作成できます。
このテクニックは、YouTubeで公開されているこちらのPhotoshopチュートリアル動画を参考にしています。
Photoshop
Design Lesson
“How to Create a Sparkling Diamonds Text Effect in Adobe Photoshop ”
Tutorial Assets
チュートリアルに必要な無料素材
このチュートリアルでは、いくつかの無料素材を利用し、デザインを進めていきます。あらかじめ以下の素材をダウンロードし、インストールしておきましょう。
- Fortuna Dot フォント
- PS6 PATTERNS - DP + Grilles 2 パターン by Ninja-Ryo
- Metal Mesh Patterns - Pack 1 パターン by Axertion
- Crystal Pattern by Vladimir Golovin
- Double Lined パターン by Adam Anlauf
- Stars and Flares ブラシセット by MysticEmma
ステップ1 背景を作成しよう
まず新しいドキュメントを作成しましょう。今回は、1920x1280pxの72ppiとしています。描画色を#161819
、背景色を#010101
に設定し、ツールバーより「グラデーションツール」を選び、「描画色から背景色へ」の「円形グラデーション」を指定します。画面中央から外側に向かって、クリック&ドラッグしていきましょう。
ここでは、作成したレイヤーを複製コピーしておきましょう。(ショートカット: Command/Ctrl + J<)
複製したレイヤーをダブルクリックし、「パターンオーバーレイ」を以下のように設定しましょう。
- 描画モード: オーバーレイ
- 不透明度: 100%
- パターン: DP1-E
利用パターン素材: PS6 PATTERNS - DP + Grilles 2
ステップ2 文字テキストにレイヤースタイルを適用しよう その1
ツールバーより「文字ツール」を選び、ダウンロードしておいた「Fortuna Dot」フォントを使い、サイズ「80pt」の描画色「薄灰色
#a7a59f
」でお好みの文字を入力しましょう。
入力が完了したら、文字レイヤーを複製し、レイヤーの塗りを「0%」に変更しておきましょう。
利用フォント素材: Fortuna Dot Font
では、先ほど同様にレイヤースタイルを順番に設定していきましょう。まずは「ベベルとエンボス」。
- スタイル: ベベル(内側)
- テクニック: シゼルハード
- サイズ: 6px
- 角度: 120° 高度: 30°
- ハイライトのモード: リニアライト
- シャドウのモード「不透明度」: 0%
ベベルとエンボス「輪郭」の設定はこちら。
- 「アンチエイリアス」にチェックを入れる
- 範囲: 25%
次に「パターンオーバーレイ」の設定はこちら。
- 描画モード: 通常
- 不透明度: 100%
- パターン: Crystal Pattern
- 比率: 10%
利用パターン素材: Crystal PS Pattern
さいごに「ドロップシャドウ」の設定はこちら。
- 不透明度: 50%
- 距離: 10px
- スプレッド: 15%
- サイズ: 5px
ここまでレイヤースタイルを適用した様子がこちら。宝石っぽい質感は表現できていますが、ダイヤモンド特有のキラキラとした輝きが足りないようです。複製した文字レイヤーのコピーを選択し、次のレイヤースタイルを設定していきましょう。
ステップ3 文字テキストにレイヤースタイルを適用しよう その2
では、先ほど同様にレイヤースタイルを順番に設定していきましょう。まずは「ベベルとエンボス」。
- スタイル: ベベル(内側)
- テクニック: 滑らかに
- サイズ: 10px
- 角度: 120° 高度: 30°
- ハイライトのモード: リニアライト
- シャドウのモード「色」: 乗算 |
#a6a6a6
ベベルとエンボス「輪郭」の設定はこちら。
- 「アンチエイリアス」にチェックを入れる
- 範囲: 50%
「光彩(内側)」の設定はこちら。
- 描画モード: スクリーン
- 色:
#b3b694
- テクニック: さらにソフトに
- サイズ: 16px
- 描画モード: スクリーン
さいごに「パターンオーバーレイ」の設定はこちら。
- 描画モード: ソフトライト
- 不透明度: 63%
- パターン: 星雲
- 比率: 100%
パターンが見つからないときは、パターン一覧パネルの右上にある「歯車アイコン」をクリックし、「パターン」を選択。「現在のパターンを パターン のパターンで置き換えますか?」というポップアップが表示されるので、「追加」を選択すると「星雲」パターンが表示されます。
レイヤースタイルを適用し、二つの文字レイヤーを重ねた様子がこちら。見事にダイヤモンドのようなキラキラ感を表現することができました。より、キラキラ度をアップさせるために、光の反射をブラシで表現していきます。
ステップ4 キラキラ感をアップしよう
ツールバーより「ブラシツール」を選び、描画色「クリーム色
f4f1e3
」にしておきましょう。ダウンロードしておいた星ブラシの中から、お好みの素材を選択したら、「ブラシ設定」パネル上で設定を行いましょう。パネルが見つからないときは、メインメニュー「ウィンドウ」>「ブラシ設定」より表示できます。
利用ブラシ素材: Stars and Flares Brush Set
ブラシ「シェイプ」の設定がこちら。よりサイズや傾きなどがランダムに表示されるようにします。
- サイズのジッター: 30
- 角度のジッター: 100%
- パターン: 星雲
- 比率: 100%
新しいレイヤーをレイヤーパネルの一番上に作成し、「キラキラエフェクト」にレイヤー名を変更し、描画モードを「リニアライト」に設定します。
あとはお好みのサイズ、ここでは70pxサイズのブラシで、部分的にクリックすることで、リアルな光の反射を表現することができます。
完成 仕上がりはこちら
完成がこちら。レイヤースタイルを調整するだけで、見事に本物そっくりな高級感のある、ダイヤモンド文字テキストを作成することができました。今回文字テキスト用に設定した2つのレイヤースタイルを保存しておくことで、次回からボタンクリックひとつで表現できます。
レイヤースタイルの保存は、パネル上で設定終了後に、「新規レイヤー」をクリックすれば完了。これで現在の設定を新規プリセットとして保存でき、必要なときに「レイヤースタイル」パネルより呼び出すことが可能となります。
無料フォント Fortuna Dot という特殊なスタイルを選択するのが、このテクニックのポイント。レイヤースタイルを重ねることで、より複雑な質感を表現でき、まるで本物そっくりで高級感たっぷりなデザインに仕上げることができます。