作曲って20歳からじゃ遅いですか？

ある意味、無理かも。

ピアノ12年も習っていて、
作曲したいという意欲があるなら、
J ~POP系の歌ものなら弾き語りレベルで、
既に作曲しているはずでしょう。

そんな恵まれた環境にいて、
自然と出来ないなら、
作曲のセンスがないのかもしれません。

明日、ピアノだけ使って、
１時間程度で１曲作れれば、
20歳からでも遅いとは思いませんし、
それが出来なければ遅いのでしょう。

作曲が出来る人間＝
作曲することに迷いや躊躇いのない人間
だと、僕は思っています。

『作曲って20歳からじゃ遅いですか？』
作曲をすること自体に遅いというのはありませんが、
ゴールがどこなのかによっては答えが変わりますね。

例えば、これから大学生ということですから
後4年は自由な時間があると考えられます。

多少の楽器演奏の経験があるので
1年から2年あればDTM、DAW（編集ソフト）に慣れ、
もう1年から2年あれば
ある程度曲を形にすることが出来ると思います。

作曲自体は、やれば出来るようになるもの、です。
4年もやれば少なからずは形になると思います。

じゃあプロを目指すのか、とか
ボカロPをやりたいんだ、とか
社会人になっても趣味で続けたい、とか
そこらへんを記載されてないので、
その先は何とも言えませんが…


『自分で作曲して1アーティストとして音楽を出している人は』
『私よりもっと若い頃から音楽を作っている人が多い印象』
まぁ間違いではないでしょう。
インタビュー等を見ても、
幼少期からの楽器経験、バンドや曲のコピーの経験、
機材を弄り倒した、みたいな話は間違いなくあります。

なんにしてもそうですが、
結局の所はアウトプットをしてきた経験というのが求められます。
素人に100時間ピアノの演奏を聞かせてインプットさせても、
いきなり演奏（アウトプット）はできませんし、
野球中継をいくら見ても、バットを振ったことがない人が
いきなりHRなんて打てません。

作曲でも同じように
曲を作る、（もしくはコピーでも良いのでバラして完成させる）
ようなアウトプットの練習をしなきゃできません。
（逆に言えば練習をすれば出来るようにはなる）
バンドマンが作曲とか出来たりするのは、
コピー等をして目の前にいる数人の演奏で曲そのものを作るような
経験が割と作曲のアウトプットに近いからです。

吹奏楽は、ある意味では編成として大きすぎたり、
（少なからず楽器特有の知識は身につくけれども）
ピアノ単体だとそれで完結してたりするので、あれですが、
楽譜が読めることや調、スケール、コードあたりを
大枠で理解できてることは役に立つと思います。

自分の中で少しでも「遅いかな」と思うことは、遅いのではなくて、あらゆる手段で時間を巻き戻すことができたとしても取り戻すことができないほど「歴史的な遅れ」を抱えているといえます。

音楽をするに当たって、必要なのは若い心です。
心が老化してしまっていると、特に作曲のようなクリエイティビティが要求される分野は手の出しようがなくなります。

遅いという言葉は、20やそこらで使う言葉でしょうか。
人間の寿命はそれほども短いものでしょうか。

もしあなたが70歳に近づいているならば、遅いという言葉を使ってもおかしくないかもしれません。
しかし、70歳でも作曲をしようと思えば可能です。
そんな人の心の中には「遅い」なんて言う言葉はなく、「今からでもできる」というような言葉が満ちあふれているでしょう。

あなたは心が50年以上老化していませんか。
人生の最もみずみずしい時期ではないでしょうか、今のあなたは。

よく考えてみてください。