日本酒にはさまざまな楽しみ方がある。 家飲み外飲みだけでなく、試飲会や田植えの参加、蔵開き、音楽とのコラボなど多種多様なイベントのあり方など、挙げだしたらキリがない。 でもそこで出会った開催する人も参加者もみんな共通して「日本酒が、この雰囲気が好き」ということがよく分かった。
-
-
Show this thread
-
でも飲み始めて1年経った頃、日本酒に飽き始めた。 一年で何件の飲食店で、どれだけの種類を飲んだかは見当もつかないし、数え切れないほどイベントにも参加した。 その結果「新たな刺激」や「知的好奇心」をなかなか満たせない自分がいた。
Show this thread -
と同時に、しがらみがあり気軽に新しい楽しみを発信しづらい雰囲気を16年の僕は感じていた。 そうか、プロはこの狭い業界の中にしがらみを感じて動けないのか。 素人が遊び半分で沢山の未開の扉をこじ開けることに価値があるかもしれない。 そうして、最強の素人を志す「好き酒師」は生まれた。
Show this thread -
-
もともと、僕は子供の頃からなぜか沢山の友達に相談される事が多かった。 僕のアドバイスがとても役に立つらしく、話した事のない子が「ひろしに相談すればいいって聞いたんだけど…」とわざわざ相談しに来た事もあった。 僕は求められる事が嬉しくて、そういう相談には全力で向き合ってきた。
Show this thread -
自分にとって経験のない事も、彼らの悩みや解決する姿がどんどん経験値として積み上がり、僕の手元には沢山の「同世代の人間が歩んだ道の地図」みたいなものが溜まっていった。 その結果、自分の経験の範疇を超えた相談にも「地図」で補い、より満足してもらえるようになった。
Show this thread -
その後、自身に興味がなくても「これは○○君に役立つ」と思える情報をどんどん集めて、それを伝えるという事も日常的に行うようになっていた。 友人たちはその情報に喜び、さらに僕への相談は増えていった。 いつしか僕は「人生の地図屋」のような立場になり、多くの人の水先案内人となっていた。
Show this thread -
その土台があるから、日本酒にハマりたいという人が僕をたずねた時に、その人に「刺さる」楽しみ方を提案する事が自然に出来るんだと思うし、そういう事に全くストレスがない。 以前「個人の楽しみ」を強要されるのは好きじゃないと話す人に会った事があるが、その人は「楽しみ」を理解していない。
Show this thread -
無から「興味」は生まれない。でも誰もが「興味の種」を持っていて適切な肥料と水を与えれば芽がでる。 強要される、あるいはそう思われるアプローチしかできない人間はただ想像力が不足しているだけだ。 僕だって買う気だった家電をゴリ押しする店員さんのせいで買う気が失せて帰った事が何度もある。
Show this thread -
僕は好き酒師として掲げているミッションは「日本酒好きを増やす事」。 世界や業界を変えるとかそういう大きな事は他のプロにお任せして、僕はただ皆が日本酒を楽しめる未来を想像する事が楽しくてしょうがなくて、僕の経験はそれに少しでも役立ったらいいなと思っているだけだ。
Show this thread -
つまり大事なのは「興味の種」を芽吹かせる様々な要素があり、かつもっと種に水を撒いてくれる存在を増やす必要があるという事。 そのために、僕は「イベント」と「コミュニティ」の存在が不可欠だと思う。
Show this thread -
-
最近、娯楽において「体験」と「関与」という側面が重要視されている。 蕎麦が好きでそば打ち体験をしたり、お祭り好きが高じてボランティアで運営側に回ったりする事がそれに当たる。 WEB環境が発達した今、ただサービスを受けるだけでは物足りず、自ら関わるリアルに価値が見出されてきている。
Show this thread -
日本酒の楽しみ方もまさにそれ。田植えを手伝う事で酒に愛着が湧き、自分にとって「特別」になる。 同様に、仮に試飲イベントで好きな日本酒の蔵元スタッフとして手伝える事があればきっと嬉しいはずだ。役に立ったり、価値を提供できた事実に喜びを見出すし、そこの酒はますます「特別」になる。
Show this thread -
例えば、僕はゲーム好きなので【FINAL FANTASY】の制作にほんの少しでも関われて、エンディングのスタッフロールに自分の名前も入ります、とかになったらとても嬉しいし興奮するし多分そのゲームの魅力を多くの人にタダで伝えまくる営業マンと化すと思う。それだけ「関与」の生み出す力は大きい。
Show this thread -
だからこそ、僕は日本酒好きを増やすためにもリアルの集合体であるイベントにこだわる。 そこで見て・感じて・楽しんだ経験が、自分にとって付加価値になると脳に強い刺激として残る。なぜ過酷な自然環境に晒されつつもフジロックに行きたくなるのか?並ぶのにディズニーランドに行きたくなるのか?
Show this thread -
それらはリアルな体験として「楽しかった」からに他ならない。そこに更に「関与」の要素が加わったらもっと「ハマれる」事は間違いない。 ここで一つ理解しておくべきなのは、その「楽しかった」理由はひとそれぞれだという事。 「楽しさ」を押し付けるような「リアル」には誰も共感しない。
Show this thread -
つまり結局のところ、無数の「楽しさ」のフックが用意されている場所(=イベント)に来てもらうことが一番大事で、来てもらった上でそれぞれの「興味の種」を芽吹かせる肥料と水(=コンテンツ)を提供できる事が大事なのだと思うし、そこでの「関与」を継続させるものが「コミュニティ」となる。
Show this thread -
例えば蔵元さんと共にイベントを作り上げる事で一体感を持ちながら、蔵元も営業としてではなく飲み手として共に酒を交わして一緒に盛り上がったり、それがキッカケで酒蔵見学を兼ねた国内旅行に行くようになったり、同じような日本酒好きに出会えたりする、そんな場所があったら素敵じゃないかな?
Show this thread -
今まではただの日本酒好きだった人たちも「飲み手」として集まれば大きな力になる。そんな「飲み手」が自分たち個人個人の楽しみ方を人に伝えられる場所を作り上げて、大きな共感のうねりを作り上げる。 そしてついに、ようやくそれを体現出来るようなイベントが実現できる事になったんです。
Show this thread -
「コミュニティ」と「イベント」が共存した、日本酒を楽しむ空間。 まだ詳細は言えないけれど、実はすでに「コミュニティ」は始動している。 そしてまだまだ仲間を求めています。 これは日本酒好きがイベントも、その後の日本酒ライフも120%楽しんでもらえるものだと胸を張って言える。
Show this thread -
New conversation -
Loading seems to be taking a while.
Twitter may be over capacity or experiencing a momentary hiccup. Try again or visit Twitter Status for more information.