インターネットの覇者、Googleがスマホに本気です。

今日発表されたのは、Googleが作る「Pixel 3」。一言でいうと、スマホの一線を越えてるスマホですね……。
何がすごいか? カメラがやばいんです。画質がいいとかそういう次元じゃありません。検索できるカメラです。
かざすだけで文字を検出、翻訳、検索までサポートしてくれます。その名もGoogle レンズ。未来か!!
カメラを起動して翻訳して欲しい文字を長押ししてると「Google翻訳」で日本語を教えてくれます。
これは、イタリア語で書かれた「Torta di nocciole」を「ヘーゼルナッツのケーキ」に翻訳している様子。
花もわかる。
植物、動物の種類を調べたり、カメラ内にあるテキストをコピーしたり……
気になったファッションアイテムや家具の検索まで対応します。
「あの服かわいいな、どこのブランドのだろう?」っていうのを一瞬で解決できるわけです。
このカメラ機能(Google レンズ)、完全にスカウターになるよね……。
一般的なカメラ機能も普通にすごいです。ボケ感の調整はもちろん……
被写体以外を白黒にしたりする加工も一瞬。
機械処理で被写体を検出して、それ以外の色を抜く機能もデフォルトで入ってます。
あと普通にカメラがめちゃくちゃ明るいです。
セルフィを撮るときに発生する「手の長さがもう少しあれば、みんな写るのに…」問題も解決します。
184%広く写るように撮影ができるので、自撮り棒がいらないのです。
なお、笑顔を検出して自動的にシャッターがおりる機能(フォトブースモード)もあります。ハンズフリーで写真が撮れるので、みんなで撮影するときに便利。
あと「端に写ったとき顔がゆがむ」問題ってあるじゃないですか。あれも機械処理で自動補正されます。最高!
Google アシスタント機能も「もっと自然」に使えるようになります。例えば、「OK Google」と言わなくても、ぎゅっと握るだけでアシスタントが立ち上がります。
BGMを自動的に検出してくれたり…

「周りの音楽を検出する」設定をオンにすれば、ロック画面でも「今、流れてるのはこの楽曲だよ」と教えてくれます。
アプリを立ち上げなくても自動で教えてくれるの、ありがたい……。
専用のワイヤレス充電器「Pixel Stand」を使うと、バッテリーチャージしながら音声アシスタントの機能が使えます。Google Home的な存在に、Pixel 3はなる。

充電しながらPixel 3に話しかけると、気温やニュース、今日のタスクを教えてくれたりします(Pixel Standは別売り)。
iPhone Xシリーズと同じでホームボタンはありません。操作感はこんな感じ。
なお、スクショはこうやって撮ります。
日常使いで気になるのは、大きさですよね。2サイズ展開です。

Google Pixel 3:68.2×145.6×7.9mm(5.5インチ)
Google Pixel 3 XL:76.7×158.0×7.9mm(6.3インチ)
小さい方は、iPhone XSと同じくらい。

※iPhone XSのディスプレイサイズは5.8インチです。
カラーは3色。クリアリーホワイト、ジャストブラック、ノットピンク。真ん中にあるのは、指紋認証です。

背面は、強度のあるガラス。
耐水、防水性能は◎。おサイフケータイも搭載してます。
発売は11月1日。価格は以下の通り。

Google Pixel 3
64GB:9万5000円
128GB:10万7000円
Google Pixel 3 XL
64GB:11万9000円
128GB:13万1000円
ちなみに、一番胸熱なのは同梱されているPixel USB-Cイヤフォンです。40ヶ国語のリアルタイム翻訳ができるらしい。
あれ、左のスマホ……これ完全にiPhoneだよね? 強気すぎる😂😂

カメラの画質がいいのは当たり前。自分たちの強み「検索」と「AI」を超自然に打ち出してきた感じだ……。