日本ボクシング連盟は9日、東京都内で元プロ世界主要4団体ミニマム級王者の高山勝成(35)=名古屋産大=のアマチュア登録に関する審査会を開いた。テストや面談の結果、ルールの理解などは十分と判断され、早ければ来週にも登録が認められる見通し。高山は「やっとアマチュア選手として、スタートラインに立つことができた。ここからが勝負」と話した。
高山は昨年4月、アマ転向して2020年東京五輪出場を目指すと表明。日本連盟は元プロ選手の登録を認めていなかったが、山根明前会長の辞任で新体制となった9月の理事会で、高山の登録を認める方針を示していた。高山の代理人を務める弁護士は、アマ登録が完了次第、連盟を相手取った日本スポーツ仲裁機構への申し立てを取り下げる考えを示した。