JR東、研修施設を拡充 脱線事故現場を再現、福島
更新 sty1810090021 JR東日本は、社内外の列車事故の教訓を学ぶ研修施設「事故の歴史展示館」(福島県白河市)を拡充し、9日に報道関係者に公開した。広さは約2倍になり、2014年に川崎駅(川崎市)構内で脱線、横転した列車の実物を新たに展示。社員に安全の大切さを心に刻んでほしいとしている。
展示では乗務員2人が軽傷を負った川崎駅での事故の状況を再現。運転席の窓ガラスが割れ、側面が大きくへこんだ車両が横たわっており、内部も見ることができる。
このほか計約2300平方メートルの館内では、東日本大震災の津波に流された常磐線の車両など、100以上の事故の関連資料や、事故対応に当たった担当者の証言映像が保管されている。一般には公開していない。